FCのSLGって珍しいもんで

 その昔、友達が持ってた「プレジデントの選択」というゲームをふと思い出した。これは自動車業界をシミュレートしたSLGで、ファミコンらしいシンプルな内容で子供の時分にも呑み込み易い内容だったような記憶がある(同時期に「松本亨の株式必勝学」なんかを触った事があるけど、そっちは全然わからなかった)。とんでもなく面白いゲームではなかった物のプレイできる環境があるならもう一回ぐらいプレイしてみたいと思うようなそんなゲームです。
 さて、そこで連鎖反応的に思い出したのが、と言うか、思い出しかけたのが、タイトルがわからないんだけどFCのSF選挙ゲーム。なんかアンドロイドとかナントカ星人みたいなのが選挙を行うと言う……外面だけならアルファ・ケンタウリの外交部分だけ引っ張ってきたような感のある某ゲーム。これがタイトルを全然思い出せずに悔しい思いをしている。このゲーム、私自身が実際に持ってた訳でもなければ触った訳でもなく、当時のゲーム王国で紹介されてるのを偶々見ただけと言う、言ってみれば何の関係も思い出もないゲーム。見た目が凄く面白く見えたと言う訳でもなく、むしろ「誰が買うんだ、こんなの?」と子供心に思ってしまうくらい華のない画面ではあったんだけど、なんだかインパクトはそれなりにあったらしく、記憶の奥底に焼きついていた模様。しかしさっぱり正体はわからない。もどかしい。選挙とファミコンでググってみても「アメリカ大統領選挙」しか引っかからないし。一体なんだったんだろうなぁ、あれ。一応発売時期としては第二次スーパーロボット対戦の近辺だったハズ。その辺から探っていけば答えが出るのかも知れないけど……そもそも本当にそんなゲームがあったんだろうかと自問自答している。
 ところで膨大なデータを扱うSLGはコンシューマと相性が悪い、なんてのは昔よく言われた話。大量のデータをうまく持ち込んでも操作性や表示に難が出る事も多い。近年は大分そうした障害はなくなったけど、制約の多かったレゲー時代のSLGとして成功しているように思うのはエアマネジメント2とかかな。まぁ、それほど奥深い内容ではないにしても数値ゲームの面白さみたいなものを知ったのはこの辺りだったような気がする。あとはレゲーSLGと言えばシムシティは外せないところ。こっちは視覚的に町の発展の様子が分かるのがSLG入門作として上手く作用してたのかなとも思う。市長宅が犯罪の温床になりやすいので僻地に置いてたもんですよ。まぁ、当時は地価の概念がわかってなかったんだけど、そう言うプレイヤーでも十分に街づくりが楽しめるってのはこれは偉大なことではあるね。
 ちなみに私がレゲーで好きなSLG(除くSRPG)はシムアースかなぁ。今でもちょっとやりたい。ロードで陸地が消えるバグさえなければなぁ。あとは大航海時代2とか。あ、ダビスタも2の頃は好きだったし。考えてみれば制約下の中でも結構名作があったりするんだわな。