バード5人で放浪記・その7(B8F〜B10F)


 サソリを倒し続けることウン時間。前回は100%ドロップしてくれた『真鉄の殻』がなかなか集まらない。やっとの思いで3つ揃えた頃にはレベルが程よく上がってきて、そろそろ第2層を突破できそうな按配に。
 真鉄の殻を売って、前衛にレイテルパラッシュを配備。ついでに防具をアイアンブレストに取り替えて防御を固める。このパーティの基本は装備にお金を惜しむことなかれ、なんだけど、ゴソッと大金がすっ飛んでくのは辛い。せいぜい1個30enの素材を何個売ったら元が取れるんだろうか。その代わり薬代が余りかからないのがこのパーティのいいところではある。


 B9Fは特に詰まることもなくサラッと突破。途中で熊と対戦するもブーストなしで撃破。着実にパーティは強くなっている。
 B8Fに戻ってB9Fに戻って(略)ショートカットを開通させつつB10Fに到達。いよいよボスまであと一歩だ。
 B10Fで恐ろしいのは蜂*5とか、シャインバードとウーズの混合パーティ。バード戦隊は範囲攻撃がないので被害がどうしても大きくなる。ここに来て『猛き戦いの舞曲』と『癒しの子守唄』がデフォに。長期戦を基本に被害を回復しつつ戦うパターンに。
 ただ、防具を新調したこととレベルが上がったことで『危険な花びら』相手に子守唄チャージができるようになったので探索はかなりラク。花びらの殴るスピードよりこっちの回復するスピードの方が早いので、眠らされながら回復できる。なんだこの健康優良児集団。花びらが出てくると安心とか普通のパーティじゃ考えられんわぁ。
 同じように『邪悪な花びら』も全体攻撃の『舞い散る花びら』のダメージが『癒しの子守唄』の回復量と同程度なので、防御してるだけで段々HPが回復していく。この階に出現する『ニードルタイガー』が倒すのに確定3発が必要な上に、攻撃力も高いと、かなりの難敵振りを発揮してるにも関わらず、お供に連れてくる花びらのおかげで強敵感があんまり感じられなかった。友達は選ぼうぜ!


 FOE『災いの巨神』がわらわらいる象部屋を潜り抜け、長〜い通路を黙々と歩いてショートカットを開通させる。『警戒歩行』とかあると便利なんだろうけど、果たして取る余裕があるのかどうか。
 ちょっと話がズレるけど、バードは序曲に代表される「君はLV1だけ取ってもいいし、LV10まで育ててもいい」なスキルが多いので、ローエンド仕様で満足するならスキルポイントはダダ余りになる。その代わりハイエンド仕様に拘ろうとすると、全然ポイントが足りなくなるので、他の職業と比較して、パーティ全体のバランスに応じたスキル配分が必要とされる傾向が強い。バード戦隊に関しては幻想曲を取るかどうかで配分の要点が変わってきそうな気がする。


 地上からボス部屋までの最短経路を開拓したところで一端町に帰る。ロングボウとチェイングリーブを購入して装備を強化。メディカ2を購入して、セーブも完了。いよいよケルヌンノスに挑戦だ。道中はブーストを溜めつつ進軍。こまめに子守唄チャージを繰り返して●に突っ込む。


 ケルヌンノスは初手でヒーラーボールを召喚。そんなものには目もくれず、こちらは強化に没頭。ブースト『蛮族の行進曲』『癒しの子守唄』で防御を固め、ラテン娘と双子姉が『雷劇の序曲』で草の人とオレンジ君を強化。第1ターンは双方ともに下地を整えて終了。
 第2ターンはケルヌンノスのボーンラッシュで開幕。オレンジ君に170ダメージ。うはー、行進曲なかったら死んでたわ。ヒーラーボールが防御を上げてくるも、それに構わずケルヌンノスを攻撃。属性攻撃なら防御上昇の恩恵も薄いはずと推測。正しいのかどうかよくわからないけど、120点ほどダメージが通る。
 瀕死のオレンジ君は防御。双子妹にメディカ2を使わせると子守唄と併せてHPは全快。しめた、ボーンラッシュだけなら凌げるぞ。反撃に出るもヒーラーボールのキュアでかなり回復される。
 回復の手段が揃ってるのはどっちも同じで長期戦は必至。ただし、こちらのメディカは有限なので戦闘が長引けば先に根負けするのはこっちだ。ヤバい、ケチらずにもっと買ってくればよかった。
 ということで先にヒーラーボールを片付ける事にする。最初からそうすればよかったのにと思われるかもしれないけど、今までずっとヒーラーボールからキチンと倒してたのでキュアがあんなに回復するとは思わなかったんだよぉ、と言い訳。
 ところがここでケルヌンノスが連続攻撃のスマッシュコンボを浴びせてくる。運良くターゲットがバラけたけど、集中すると1発で落ちかねない。あぶなー。
 しかし攻撃がバラけたのは好都合。『癒しの子守唄』でダメージを回復すると今度は総攻撃を仕掛ける。しかし対するケルヌンノスはなんとここで伝家の宝刀カウンター!


 草の人の攻撃! カウンター発動!
 双子姉の攻撃! カウンター発動!
 オレンジ君の攻撃! カウンター発動!
 ラテン娘の攻撃! カウンター発動!
 双子妹の攻撃! カウンター発動!


 あっという間に窮地に立たされるバードメン。カウンターのダメージは200点に達してもはや全滅直前。
 いやー、カウンター使うのは覚えてたんだけど、まさかこんなにキレイに食らうとは思ってなかったよ。まったく縛りか錬金術でもあればと思わずにはいられない。
 『癒しの子守唄』でスズメの涙ばかりの回復を得たものの依然としてピンチには変わりない。しかしケルヌンノスのHPもレッドゾーンに突入。一吹きでどちらにも揺らぐ展開に。
 こうなったらあとは攻撃あるのみ。例えカウンターを食らったとしても押し切ってやる! 先制のケルヌンノスの通常攻撃でラテン娘バッタリ。しかし仲間の亡骸を踏み越えて突撃するバードメン。1発、2発、3発、4発……って倒れねぇぇぇ! なんか3竜とかでよく見る光景だぞ、これ! おまけにヒーラーボールがキュアなんか使うし! あー、ホント邪魔!
 でもさすがにもう1ターン特攻をかましたらケルヌンノスさんもバッタリ。ギリギリなんとか勝利を得ました。


 いやー、もうホント厳しいわー。敵ボスの打撃攻撃ってなんでこんなに強いの。とりあえず『蛮族の行進曲』バンザイ。これがなかったら絶対突破できなかった。普段なら『防御陣形』なり『医術防御』なりを使えば済むところをわざわざマイナーなスキルで乗り切るのが単職縛りプレイの醍醐味だなぁ。
 取りあえず戦術については出来る限りのことをしたかなと言う感じ。反省点……というか、改善点ってなんかあるだろうか。メディカを沢山持っていくべきだった、くらいか。あとカウンター対策にソーマを用意しとくとか。
 第2層のFOEと対戦して、ある程度手ごたえはあったんで、まぁ、行けるかなぁぐらいの気持ちで突っ込んだら手痛い反撃を食らったなぁという印象。第2層で迷いまくってレベル上がりまくり楽勝な1週目、カスメ縛りでパーフェクトゲームな2週目に比べると、相手の行動を封じられない分ケルヌンノス強しの感が強かったです。でもなんだかんだでレベル30で勝てるんだよなぁ。本当にバランス凄すぎ。


 ちなみにドロップは『森王のタテガミ』でした。弓を作れる牙の方がよかったんだけどなぁ。*1と考えたところで、ふと思いついてシリカ商店でアルカナワンドを調べてみる。


 バード装備できるぅぅぅぅ!


 そうだ、そうだよ! 確かバードって杖なら全部装備できたんだわ! 剣も使えるわ、弓も使えるわ、今度は杖だわで、何気に全職業のなかで一番装備幅の広い職業なのかもしれないな、バードって。
 ちなみにアルカナワンドの攻撃力は+100。これを越える剣は第4層に到達しないと手に入らない。
 ……これはアレですか。撲殺バード部隊を作り上げろとの神様のお言葉ですか。




 なんだかとんでもない打撃パーティの可能性を見つけてしまった感のあるバード戦隊。ホントはケルヌンノスと再戦できるのはB15Fに辿り着いてからなんだけど、なんか宿屋がちょっと魅力的に見えてきた。どうしよう。


チェトーザ(バードLV31)
HPブーストLV3 歌マスタリーLV7 聖なる守護の舞曲LV10 蛮族の行進曲LV7
リューハー(バードLV31)
HPブーストLV1 TPブーストLV5 歌マスタリーLV7 安らぎの子守唄LV10
フェオ(バードLV31)
HPブーストLV1 歌マスタリーLV5 猛き戦いの舞曲LV3 火劇の序曲LV5 氷劇の序曲LV1 雷劇の序曲LV1
サラスラーラ(バードLV31)
HPブーストLV1 歌マスタリーLV5 猛き戦いの舞曲LV10 火劇の序曲LV1 氷劇の序曲LV1 雷劇の序曲LV1
メオ(バードLV31)
HPブーストLV5 歌マスタリーLV7 癒しの子守唄LV10


 レベル上がったけどスキル振ってない。第3層のボス戦用に何を上げるべきだろうか。幻想曲?

*1:スノードリフトのドロップアイテムをこれと勘違いしていた。