ガチャフォース祭り?
今になってなぜかガチャフォースの新品が古本市場の店頭に姿を現したそうで、なんだかガチャ界隈(ってどんなだ?)が騒然としております。
ちなみにガチャフォースって何? という方に説明しますと、ガチャフォースはカプコン発売のGC用3Dアクションゲーム。系譜としては同じカプコンの連邦vsジオンに連なるゲームで、連ジのガンダム部分をそっくりオリジナルなロボに置き換えたものと言えばゲーム内容的にはわかりやすいでしょうか。人によってはそこにバーチャロンのスピーディさを足して割ったゲーム、と言う人もいます。
ゲームには200体以上のロボ(作中ではボーグと呼ばれます)があって、個性溢れるボーグを使い分ける楽しさや、ボーグ集める楽しさもあいまって、ポケモン的な収拾要素を加味したいいとこ取りのゲームとも言えるでしょう。
で、このゲーム、ハードがGCかつターゲット層が見た目小学生向けということもあって、あんまり売れなかったんですが、発売後の口コミで評価が広がって、現在ではかなりのレアゲーになっております。ヤフオクだと新品は10000円ぐらい。アマゾンで見ても結構な値段がついてます。
なのでカプコンにガチャ再販を訴える声は根強くて、その声に答えて一回カプコンはビューティフルジョーと同時期に廉価版を再販しています(これを知らないで「再販しろ!」と言ってる人も結構いる……)。
で、今回の件はガチャ再販というよりは、どうやらどこかの倉庫にあったのがひょんなきっかけで店頭に出てきたらしくて、大規模にプレスし直したワケではないようです。なので分量にしてもそれほどの数はないらしく。まぁ、興味のある方はお近くの古本市場へ足を運んでみてください。
ただ、個人的な感想を述べると、それほど騒がれるゲームでもないようにも思うんです、ガチャって。
自分で始めて触ったときはそれほどインパクトがあったワケでもなくて、操作もガチャプレイでなんとなく遊んでた感じで、あんまり寝食を忘れるほど「ハマった!」って感じではなかったんですよね。クイックな操作感は確かに快適だなとは思ったけど、技術的にどうこうってのは当時は全然気にも留めなかったし。
でも次々に手に入るボーグを触って、自分好みのボーグ構成を考えていると、いつの間にかゲームを10周以上プレイしてました。
まぁ、1周が大体10時間くらいと考えると、最低100時間はゲームに費やしてるワケで(好きなステージをプレイするエキストラを加えるとプレイ時間は膨れ上がる)、それだけプレイしたゲームを面白くなかったとは言えないよなぁと。うーん、不思議なゲームだわぁ、ガチャって。空気みたいな感じ。
そう言えば当時、PSを持ってた友人が次にPS2とGC、どっちを買うか悩んでいたんですが、ガチャをプレイさせたら「とりあえずGCとガチャ買うわ。」と言い残してGCユーザーに変貌したことがあります。まぁ、その友人は無類の連ジ好きだったので、適性があったんだろうなぁとは思いますが、人によってはキラーソフト級な面白さを持つタイトルでもあるようです。考えたら自分もGCはスマブラとガチャとPSOばっかやってた気がするなぁ。
なんだかこれじゃガチャが面白いのか面白くないのか、なんか姿勢が不誠実なので、実際に久々に引っ張り出してみたところ、やっぱりスピーディかつ反応のいい戦闘が凄く気持ちイイです。戦場を飛び交う銃弾の合間を華麗なステップでヒット&アウェイしまくるのは脳汁出てきます。コマンドガール最高!
手持ちのボックスを広げるとブワーッと並ぶボーグ一覧画面もボーグを集めた実感を感じられて、かつ自分好みに整理する楽しさがあったりします。
ただ、後半の面が特に顕著なんですが、ワンプレイが結構長いステージもあって、一回終わると結構疲れるんですよね。「よし、もう1回!」というよりは「あー、終わったー。」って感じで。
もうちょっと1面辺りのボリュームがコンパクトに収まっててサクサク進むとよかったのになぁとは当時から思っています。そういう長い面が面倒だからって敵を全滅させるICBMを使うとそれはそれで味気ないし。
で、ちょこっとプレイしてたらクリスタルカラーのインペリアルナイト発見!
このゲームは低確率で普通のボーグとは違うレアカラーのボーグが出現するんです。ポケモンの色違いポケと似たような感じですな。で、倒すと運がよければ手に入るという算段。
というワケでパートナーに横取りされないように慎重にダメージを与えてって、最後にガトリングガンナーの一斉射で仕留めた! と思ったら見事にパートナーのエンジェルナース(回復専門で攻撃能力は皆無)のぺち格闘で横取りされてたというオチ。思わずそりゃないわー、と絶叫してしまいました。