ニンドリ買ってきた

 おそまきながらニンテンドードリーム8月号を買ってきました。お目当ては本誌より厚い別冊付録のDSオールカタログ。2007年6月までに発売されたDSソフトのタイトルや写真は元より、初週売り上げや売り上げ総数まで記載されてる辺り、データを読み込んでニヤニヤする自分みたいな人間には堪らないデータブックです。
 データ自体は別にネットでも調べる手段があるんですが、自分が興味のない分野のデータを気軽に調べられるってのがいい点ですね。わざわざ「手のひら学習絶対音感レーニングDS」の総売上とか調べるためにネット繋ぐのとか超面倒じゃないですか!


 で、実際読んでみると色々な発見があって面白いですね。「世界樹の迷宮86000本かよ!」とか「超操縦MGは50000本行ったのか。よかったー。」とか「のだめ爆死かと思ったら87000本も売れてるし! つーか店側はどんだけ強気に入荷したんだ!?」とか、「横山光輝三国志が瀕死なんだけど、最後まで続くんだろうか……」とか、「クッキングママの国内販売数27000本は妥当なのかどうか。」とか。


 まぁ、DSのゲームは採算分岐点は(低く見積もって)2万本ってのがコンセンサスになってますけど、カタログ見てるとそれに達してないソフトも結構多いですね。知育系は当たれば5万以上、外れると数千本という、かなり二極化した分野だったりします。


 全体的にも自分が知ってるソフトは売れてて、知らないソフトは売れていないという、知名度がそのまま売上に繋がることが多くて、全体的に二極化が進んでるなぁという印象がありました。
 これはキチンと内容が出来てるソフトも同様で、悪魔城ドラキュラとかカドゥケウスとかはマジ泣けます。きっちり売上を出すロックマンはなんだかんだ言って立派なんだなぁと思いましたよ。


 あと意外だったのが、ジャンル平均売上で1位だったのがレースゲームってことで。まぁ、これはマリオカートがムチャクチャジャンルを引っ張ってて、他のレースゲームはそもそも数が出てないってだけなんですけど。

 2位がRPGはなるほど納得です。ポケモン、FF3、DQMJとエース級のソフトが多いですし、なんだかんだでそこそこ売れてるんですよね、RPGって。DSはRPGが弱いと言われた時代は既に過去の話なんだなぁ。




 本誌も読んでみたんですが、妙にノリが合わない自分に気づいてショック。昔のファミマガもこんな雰囲気だったんだけどなぁ。
 情報自体はネットを回っていれば手に入るものばかりなので新味はないんですが、ネットだけだとどうしても行動範囲が偏ってしまうので(デイリーマイセルフってヤツですか)、雑多に情報を与えてくれるこの手の媒体とも適度に付き合ったほうが総体として立派なマニアになれるのかなぁと思いました。どんなゲームだかちっとも知らなかった「偽りの円舞曲」とかオッと思って記事見ちゃいましたよ。発売がサクセスって点でちょっと唸りましたが。
 それにしても「すばらしきこのせかい」とか「サモンナイト」とか「偽りの円舞曲」とか「FFCC」とか並んでると「これ任天堂ハードのラインナップだっけ?」と思わず首を傾げてしまいますよ。一昔前だとこの手のゲーマー向けゲームっての殆どなかったんだよなぁ。
 まぁ、いい意味でゲームの幅が広がっているのかなと。DSで初めてゲームに触れた層がこういうゲームにも食指を伸ばしてくれると先々に期待が持てるんですけどもね。