ギルド紹介

 今更ですが、世界樹の迷宮でのウチのギルドはティークラブという名前です。
 考えてみたら今までティークラブがどんなギルドなのかを記した記憶がありませんでした。大体、こういうのってファンサブ的な楽しみ方としては一番真っ先に挙げるような事柄ですよな。
 ……とか思いつつズルズルとタイミングを逸し続けて今に至った、というのが事実だったりするんですが。このタイミングも、まぁ、微妙と言えば微妙で。


 各々の設定については背景事情を凝ったところで、それがパッと見えるワケでもないので割と適当だったりしますし、話を進めていく上で不都合が出ると拙いので適当なんですが、名前についてはそれなりに苦労して考えてました。
 名前について言えば字面からキャラクター像が垣間見える名前で、かつ音的にキレイで簡潔なものが好きです。ロマサガ1のキャラはみんな名前から性格を類推できて秀逸ですね。普通っぽいアルベルト。かわいらしいアイシャ。派手なバーバラ。渋いグレイ。なので基本的に自分のつける名前もそんな感じのものを目指しています。


ティークラブ


 正式名称はティークラブ・アンド・エトリアン・ソサイエティ。まだるっこしい名前なのでティークラブで通しています。元ネタは学生時代にトールキンが所属していたティークラブ・アンド・バロウィアン・ソサイエティ。
 プレイヤー的には迷宮でお茶を楽しむタフな連中的なイメージで命名しましたが、設定的には茶葉を摘むだけの染みったれた連中の意。蔑称がそのまま名称として定着したような感じです。
 物凄く格調高い単語ではなく、できるだけ庶民的で、かつ集団であることを表現しなくてはならない。しかも6文字で! というのがなかなかにハードルが高かったです。あとひらがなだけだとカッコ悪いので、横文字で、と言う制約も課してたりして。
 そういう自分縛りがなければ多分「あかいつばさ」とかで妥協してたような気もします。


 ちなみにセカンドプレイのギルド名は「アカイワシ」。「赤い鷲」ではなく「赤鰯」で、本当はレッドヘリング(推理小説でミスリードを誘う小道具のこと)の直訳「赤い鰊」にするつもりが間違えて今に至っています。


・アリスベルガ(金髪パラ子)


 コンセプトは「女性っぽさと騎士っぽさの両立」です。
 女性名としては極めてポピュラーな名前の「アリス」と固いイメージのあるドイツ風の「ベルガ」の単純な合成です。
 アリスはまぁ、不思議の国のアリスから。メガテンでも御馴染みですね。ベルガはF1パイロットのゲルハルト・ベルガーから来ています。そうするとアリスベルガーが音的には正しいのかもしれませんが、世界樹の名前6文字制限と、長音を切るとなんとなくネイティブっぽいので、話の中でもアリスベルガと書いています。
 ルーノは彼女をアリスと呼びますが、それはルーノがアリスベルガの女性らしさを知悉しているからです。略称で呼んだときだけ女性らしさが垣間見えるのはこれはチラリズムでいいなと思っています。


 女性名については音を崩し難いので、普通の単語の組み合わせでオリジナル感を出すパターンが好きです。ステラマリー(眼帯レン子)とかツバキヒメ(姫子)とかサラスラーラ(褐色バド子)とかみんなそんなパターンです。ただ、サラスラーラはサラス+ラーラではなく、サラ+スラーラ(シリアかなんかの血族だかを現す単語)だったりします。


 背景設定についてはまぁ、使命を帯びた騎士の娘ってことで、それ以上は長くなるので。基本的にどのキャラも「なぜ迷宮に潜るのか?」さえ理由付けできれば、後の設定にはあんまり拘らなかったりします。


・ジャド(青ダクハン)


 コンセプトは「邪道」。
 名前の最初の文字は特にキャラのイメージに結びつく傾向が強いので、それを意識して考えた名前です。
 ダークハンターという明らかに怪しげな風体の職業なので、どこかダークな名前にしようと考えて、最初の文字はジャ行だな、という決まりごとが念頭にありました。
 呪縛するからジュバクでいいんじゃないか、ジェレミィとかどうよ、ジャミルだとニートっていうか都会の盗賊、みたいな考えもあったんですが、2音構成のスタイリッシュさが気に入って現在の名前に。
 聖剣伝説だったかでそんな地名があったような気がしたんですが、どうでしたっけ。


 ヘタレキャラで行こう、と当初は決めていたのですが、思ったよりヘタレ感が出なくて不甲斐ない思いをしました。ヘタレ道は険しい……


 背景設定に関しては白紙も同然で、冒険者の父母を持つ元孤児か、グレた貴族の3男か、どっちか決めかねていたのですが、まぁ、どっちでもいいやってことで今でも決まってません。


・ウィバ(金髪アルケ男)


 コンセプトは「もったりした水(水銀?)」。
 錬金術師は見た目はクールでありながら心の底は熱血漢、なイメージがあったので、表に出す部分についてはニュートラルな名前がいいのかなと思いました。
 水のイメージから始まって水の都ヴェネチアに着想を得てウィバへと変化していきました。間の過程は色々ありすぎてよく覚えてません。


 気質的には躁鬱が激しくて、かつ破滅的なタイプです。大きな失敗をすると置手紙を残して旅に出ちゃうような。察してくれるタイプなので、ダラダラと説明が必要な箇所では解説役の任を果たしてくれました。男塾で言えば雷電みたいな。


 背景設定に関して、世界樹を調査する錬金術師の家系みたいなのはその場のデッチ上げで、あんまりまともに考えてませんでした。パーティの中で一番がめつい、とかあったような気がします。学問的な錬金術が金食い虫なこともあるので。今じゃあんまり意識してないですが。


・ルーノ(メディ姉)


 コンセプトは「高貴な女性」。
 自動車会社のルノーから長音を入れ替えてルーノと命名しました。当時は色々なメーカーの名前をこねくり回すのがマイブームでした。ミツビシ→ツミビシとか。


 キャラ付けに関しては、医療フェチだったり怪力だったり元病弱だったり天然だったり、とにかく詰め込みすぎてイメージのブレの大きいキャラです。まぁ、あんまりキャラが固まらないうちに色々やらせたのが失敗というか。今読み返してみるとナンダコレみたいなのが多々あります。
 アリスベルガとルーノは相互にお姉さんであったり妹であったり。話の後半はお姉さん的な性格が色濃くでてきたせいで落ち着いてきたのかなという気がします。


 騎士ベルグレイの夫人がルーノの姉という設定で、義理の兄を探すためにアリスベルガに同伴してエトリアにやってきたという話だったように思います。


エバンス(葉っぱバード)


 コンセプトは「普通の人」。
 他の4人については取りあえず発売日当日に名前の案が固まったのですが、購入後まで名前が決まらなかったのが、リーダーでした。
 他の4人はアクの強いメンバーなので纏め役としては逆に普通の人がいいだろうと。
 で、普通っぽくイギリス風の名前。若々しさがあって、パン屋の次男みたいなのがいいな、とか考えた結果こんな名前に。
 エバンスという音自体は15少年漂流記のキャラの印象が強いです。無人島に漂着した少年達を助ける大人のイメージ。
 リーダーが不遇なのは多分名前をつけた段階で愛情が足りなかったせいだと思われます。


 ヤン・ウェンリーとか後藤隊長とか、昼行灯キャラが好きなのでその系統で行こうとしたんですが、なんかどうもビシッと決めたがるせいで役立たず感が薄くて困り者です。いや、それだけ緊迫した場面が多いってことなんですけど。
 他の4人からは雑用係的な扱いをされています。が、別に嫌われているワケではなく、弄られていると表現するのが近しいかなと思います。おだてられてパシられると。


 このキャラも背景設定が殆どないです。紅茶好き、くらいかな。すっかり忘れてたけど。



・その他
 レゼン(オドロキ君) ソードワールドのリザンから。知的素直。
 アーシュラ(デコソド子) デュエルファイター刃から。阿修羅っぽい。
 ミカヅキマル(若ブシ) 〜丸にしたかった。
 オブロム(爺カスメ) 三つ目が通るの呪文のイメージ。
 クリューネ(三つ編みカスメ) 伝説のオウガバトルのクリューヌ神殿から。神秘的。
 マヴィ(化粧カスメ) 中性的な魔法使いのイメージ。ルミナスアークに同名のキャラがいるらしい。
 リューハー(オレンジバード) PSOの移動魔法、リューカーから。麻雀パイの緑發をそう発音するらしい。
 チェトーザ(葉っぱバード) イタリア人的なイメージ。チェトはケルト語系で森の意味。
 フェオ(バド子) フェアリーっぽい感じ。
 メオ(バド子) フェオと双子なので。
 シノバス(レンジャー兄) 不忍池から。なんか野伏っぽい。
 パティ・スー(バド子) どこかの部族の子供みたいな。バド子多いな……
 シャスカ(メガネアルケ) ツンツンした感じ。中性っぽい。
 ネッド(オドロキ君) 海底2万マイルから。熱血。
 フラウラ(金髪アルケ) 満開の花っぽい感じ。ギリシャ語で花だったかな?