400 君の冒険は終わった!

 今日は有給が取れたので、世界樹のEND2を見ることに決めましたよ。超駆け込み乗車です。まったく計画性の欠片もないですな!
 ゲームを立ち上げてパーティを見てみると、もう本当に久しぶりだったもんで「うわぁぁぁ、本物のアリスベルガだよ!」みたいな驚き方をしてました。すいません、痛い子で。
 なんつーかアレですね、他人のROMを借りてきてプレイしてるような気分と言うか。実際一番最近のプレイが買い物なしプレイ(世界樹の王戦前で止まってるゲフガフ)だったので、本当にお話の中の人々みたいな認識になってたんですよ。
 まぁ、それにしてもじっくりと眺めてみると一年前のあの熱い日々を思い出して感慨深くもなろうってもんです。アリスベルガ、ルーノ、ウィバ、エバンス、ディミット…… って誰だお前!? つーかジャドはどこだ!?
 ギルドを覗いてみてもジャドの姿はまるっきり見つかりません。どうやら、人数の限界で削除されてしまった様子です。酷い扱いだ。
 ……で、ここで思い出したんですが、確か昔はこのディミットってソードマンを引退させてSTR+3のパーフェクトなジャドを作ろうと思ってたんですよ。その計画が半ばでほっぽり出されたのでこんな形になってる次第なんですが。ちなみにルーノもソードマン転向メディックとして育成中でした。現在レベル65。


 まぁ、ジャドの未来については後で考えるとして、今はまずEND2の達成です。執政院に飛び込んでみると、意外とアイテムやら敵やらは埋まっています。未取得だったと思ってた甲羅や竜皮なんかもキッチリとってあって、残すアイテムはあと2つだけです。なんか知らないうちに小人さんがアイテムを集めてくれたんでしょうか……!? 昔の自分グッジョブ!
 さて、これで残す問題はフォレストセルとそのアイテム、あとはクエストで戦えるバインドスレッドと謎のアイテム一つです。この謎のアイテムがどーもよくわからなくて、『蠢く樹材』の次にあるんで『乾いた胡桃』か何かかなーと思いながらWikiで調べてみたら『水晶のツル』でした。あー、これかー。
 第5層は採掘は結構やるけど伐採って忘れがちじゃないですか? ちゃんとクエストやる人は拾ってるのかもしれないけど、クエストをあんまりやらない自分の盲点ではありました。買い物なしプレイでも確か『水晶のツル』どこだー? って探し回ってた記憶が。


 とまぁ、そんな感じで目的を明確にしたところで改めてパーティを組みなおして迷宮探索に出発です。で、第5層を回ってたんですが、やべぇ、このゲームなんか面白くね? なんか操作の触感が良い上に、歩いているとスクロールする画面に迫力があるんですよ。で、音楽はいいし、テンポは軽快だし、戦闘は爽快だし。
 みんなこんな面白いゲームを黙ってやってたなんてズルいぜ! みたいな気持ちで緩々とプレイしたり。さすがに何度も周回プレイをやっているので新鮮味はないんですが、それでももう一回ニューゲームから遊べる気がする辺りこのゲームは恐ろしいなと思ったりもして。
 てな感じでクエストと採集を終えて、あとはフォレストセルを残すのみです。で、今回は時間が限られているってこともあるので攻略情報に頼りまくりで行こうかと。まぁ、エクスプロウド全滅とかはもう既に経験してるんでいいや、みたいなね。


 と、思ったんですが、装備が貧弱だったので急遽カリナン掘りを始めたりとなんやかんやで本題に行き着きません。世界樹ってコンプ寸前になってもなんだかんだで色々とやることがあるゲームなんですよね。
 なんか手持ちに沢山あったソーマプライムを売り払ってまでしてカリナン掘りに没頭。結局アダマースを2個ばかり作ったところで飽きて、もうどうでもいいからさっさとセルを倒しに行こうと決めました。


 とは言え、早速セルの前のクローン竜戦で雷竜の『古竜の呪撃』をガスガス食らってあわや全滅直前まで追い込まれたりもして。なかなか準備が整いません。
 で、なんとか準備を整えたところで戦略の確認。パーティは、パラディン、メディック、レンジャー、バードの4人編成。バフを2種使って『王の威厳』を回避する戦法です。薬も沢山買いこんであとは乱数の神様に祈るだけの状況になりました。


 ということでセル戦。三色ガードを有効に活用しつつ、ブースト『医術防御』『猛き戦いの舞曲』で戦力を底上げして、あとは殴る蹴るの暴行を加えるだけ。レンジャーのサジ矢は3000ダメージ超も入るし、向こうの『ランドスラッシュ』だかは一発辺りのダメージが20程度と全く以って脅威を感じません。
 こんなにラクに戦えていいんだろうかー、みたいな気持ちでセルのHPを7割ばかり削った頃、ふとした拍子で『医術防御』をブーストなしで使ってしまいます。それに気づかず鼻歌交じりで『ランドスラッシュ』を受けたところ1発200超のダメージに愕然。ヤバい、と思う間もなくメディック撃沈。一転ピンチが訪れます。


 うーむ、ここからの体勢の立て直しは非常に難しい。なにせ面子が一人足りないので、普段よりも攻撃の的が集中します。このターン中になんとかメディックを復活させて次のターンに繋げないと即全滅ムードです。これはヤバい。
 幸い、このターンのセルの行動は属性攻撃で確定だったので、こちらはパラディンにガードさせながら、メディックを復活させることができます。が、問題はレンジャーとバード、誰に『ネクタル2』と『アクセラ3』を使わせるかです。
 で、冷静に考えれば速度がレンジャー>バードだってのは自明の理ではあるんですが、やっぱり初めてのセル戦ってことで焦ってたんでしょうね、バードより先に動いたレンジャーの『アクセラ3』がミスりました。あああああ!


 『ネクタル2』で復活するもののHPは100と頼りないメディック。そして次のターンのセルの攻撃はランダムです。
 ヤバい、ここでなんか貰ったら確実に死ぬ。メディックを守りつつ『アクセラ3』でブーストを溜めて、次のターンでアザステ医術防御を掛けるしかない。決死の覚悟でコマンド選択すると、セルの攻撃は『ランドスラッシュ』。お前本当にそればっかだな!
 で、レンジャーがパッタリ死亡。今度はそっちかァァァァ! なんとかメディックのブーストを溜めることには成功したのですが、なかなかミスを挽回することができません。
 次のターンは属性攻撃だったので、これをパラディンが凌ぐと、バードがレンジャーを復活させてメディックがブースト『医術防御』。これでなんとか体勢を立て直すことができました。
 ここからはTPを回復させるために『アムリタ2』なんかを使い始めて長期戦の様相に。特にパラディンとメディックのTPには気をつけないといけません。打撃力のないバードがここで薬役として大活躍。その間、レンジャーはピシュピシュと矢を撃ちまくっています。
 セルのHPゲージはとっくに赤になってはいるものの、なかなか倒れてはくれません。ですが、20数ターン目のターン冒頭に落ちてきたサジ矢3000ダメージによってフォレストセルを撃破。遂に迷宮最強の敵を倒すことに成功しました。


 まぁ、人為的なミスのおかげでピンチを呼び込んでしまったものの、『ネクローシス』や『エンタングルレイ』と言ったヤバいスキルは全然使ってこなかったので、ある意味では拍子抜けの感がありました。なんかヤツは『ランドスラッシュ』を使ってた記憶しかない。『デモンズラッシュ』も混じってたのかもしれないけど。


 てなことでようやく図鑑を完成はさせたのですが、ここでEND2を見る前にパスを確保……する前にジャドをパーティに入れるためにペインカスメを使っての第6層レベリングが始まったのですが、その辺は割愛。
 ともかくティークラブ正メンバーによるパスを取得した後、執政院に完成を報告。無事END2を迎えることができました。400・君の冒険は終わった!


 エンディングもなんかさっぱりしてるみたいな話を聞いてたんですが、自分は結構感慨深く楽しめましたよ。ミニコミ誌に寄稿してるメンバーを見ると「あ、あの人だ!」ってワクワクしますし、何より新納さんや宇田さんの名前を見ると胸に来るものがあったりしてね。時折指摘のあるイメージエポックの人も確認しました。
 これだけ集中してスタッフロールを眺めたのは自分のゲーム人生の中でも初めてな気もしますが、それも開発者が少数だからなのかもしれません。このゲームを世に送り出してくれた人々には本当に感謝の念が絶えませんね。


 さて、END2を見終わってパスも取得。これでようやく世界樹2への準備が整いました。とは言え最後までハラハラドキドキさせてくれた世界樹の迷宮にはまだまだ遊ぶ余地が残っているようにも感じられます。買い物なしプレイもなんとかクリアまで漕ぎつけたいかなぁ。ど、どうだろう。