▼セブンスドラゴン・ファンサイトキットやら


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 今回の更新でセブンスドラゴンを応援するサイト用の画像詰め合わせ集が配布されました。キャラの画像なんか白背景で加工しやすそうな感じ。あ、でも加工とかしていいのかな?
 でまぁ、規約もざっと目を通してみたんですが、まぁ、内容はごく普通です。ただ、一点注意しなければならないのは、ファンサイトキットの画像を使用する際には(C) SEGA著作権表記をしなきゃならないってことですね。注意注意。いちいち面倒なので自分は画像に組み込んじゃいました。


 画像自体は割と既出のものが多くて、このセット自体は報道各社に提供されたのと同じ素材なのかな、という気がします。てか、一般のユーザがメディアに配られる素材と同じものを利用できるって、何気にとんでもないことをやっているような気が……


 このアイゼンの画像なんかは今週のファミ通で初めて公開された画像で、情報価値の非常に高い素材なんですよ。特にこの一枚は現状公式には明らかになっていないギルドスキルに関する情報なので、これを一般ユーザにも開放しちゃうってのは太っ腹以外のなにものでもないです。


 そう言えばTGSまとめだと、言語のスキルは古代アルゾ言語って書かれてるんですよね。アイゾ語? アルゾ語?
 アイゾだとアイヌ+エゾで北海道っぽい感じで、「新納さんはアイヌ好きだな!」と思ったもんですが、アルゾ語だと中国っぽい感じ。変わったのか記録ミスだったのか。うぉー、自分のチェックミスが憎い!
 文章は漢文風なので、ゲーム内に中国っぽい国があるんでしょうね。小物にも拘ってるとか以前言ってましたが、あー、確かに中国風だわぁ。一つのゲームに色々な文化の国が配置されてるのって、なんかルナドンを思い出しますね。


 てか、どうやって話を纏めたんだろうなぁ。あのギター動画はちょっとヒドいと思いましたが、宇田さんはすげー仕事してるわぁ。凄いよ!
 以前の世界樹の迷宮のトラバキャンペーンなんかは、ユーザの世界樹熱を煽る形で、商売的には難しいと思われたDSの新作RPGを見事に成功させる原動力として作用しました。世界樹の頃とは違ってDSが普及しきった昨今、雨後の竹の子のように新規のRPGが世に送り出されていますが、DSで新規のRPGの成功作として語られるのは未だに世界樹なんですよね。(チンクルとかカセキホリダーなんかは世界樹以上に売れてはいるんですが、新規のRPGというよりも任天堂のソフトとして見られるので、地味に影が薄かったりします)
 その方向性が今回踏襲されるであろうことは、公式ブログやらポッドキャストやらで誰の目にも明らかではあったんですが、今回のファンサイトキットに始まる広報活動は、ファンをさらに巻き込んでセブンスドラゴンを周知させる、よりアグレッシブな広報実験なのかもしれません。
 まぁ、これは期待も過剰にあるんですけど、いいゲームを作ることには執心しても、なかなかその魅力を伝えるところにまで力の回らないソフトが、世の中には凄い多いんです。それは勿体無いなーと自分は常々思っているんです。
 なのでまぁ、今の時代に適合した販売戦略の基本形みたいなものをセブンスドラゴンにはぜひとも見せて欲しいな、と自分は密かに思っているワケです。それでファンと開発者と一緒に盛り上がれば万々歳じゃないですか。
 と言う感じで、自分もこれからセブンスドラゴンを応援していきたいと思っていますよ。で、そんな自分が今一番知りたいのは後衛職の情報だったりします。
 ここまで紹介された職業がファイター、メイジ、サムライで、これってみんな、アタッカー、アタッカー、アタッカーじゃないですか。アタッカーのスキルなんて、大抵が「相手は死ぬ」で説明のつくものばかりなので、もうちっと応用範囲の広い職業やスキルが知りたいですね。具体的にはローグやプリンセス辺りを。
 なんかね、この手のゲームで一番盛り上がるのってパーティ妄想だと思うんですが、今はまだオレパーティを妄想するための材料が足りないんですよ。ダクハンの縛りとか、レンジャーの便利スキルとか、そういうのが知りたい。それで誰を入れて誰を抜くか悩みたい。まぁ、自分は情報さえ与えて貰えれば幾らでも心に火がつけられるので、早くそういう日が来て欲しいなぁ、と強く思っています。






 あと、今回更新のポッドキャスト。ゲストにプロデューサーの小玉さんを迎えての放送でしたが、上司を迎えての放送なだけに序盤は初回並みの固さですね。なんかBGM19を公開できませんか、みたいな辺りは白州で奉行に直訴する農民みたいな感じでしたよ。
 開発状況はまぁ、順調そうで。小玉さん曰く2周テストプレイしてから販売する予定とのことですが、なんかボリュームが物凄いことになってるとか。
 新納さん自身はコンパクトなゲーム作りをしたいと常々公言してたので、この辺はどう捉えればいいのかなぁ。幹は幹としてシンプル・実直な作りで、枝葉を茂らすためのボリューム増加だといいなぁと思います。テストプレイは全てのイベントをこなさないといけない関係からすっごい時間がかかるんだけど、普通にプレイする分にはイベントの配置が排他でそこそこの時間でクリアできる、みたいなアレで。
 新納さんの「やめときゃよかった!」ってのは、どっちかと言えばテストの手間とかすげーことになる、って意味で、デザインを間違えたってことではないと思うんですけどね。そう思いたいなぁ。


 小玉さんはスキルツリーを育てるのにワクワクしたとのこと。おー、そういう発言が出てくるのはいいなー。スキルツリー制はやっぱり自分の好みの形でキャラを成長させるのが楽しいので、そこに魅力があるってのは大事だと思うです。
 あと、メッセージの会話が楽しいと。ふんふん。TGS版ではそんなにテキストのセンスは感じなかったんですけども、あっちは突貫だからそれだけじゃ計れないかなー。オープニングの漫才は楽しかったけど、アレは内輪ネタだしね。
 型に嵌らず〜、って言ってる辺りを見ると、言語スキルの関係で各地の雰囲気が出てるのかな、という感じもしますね。


 ドリンク剤の話。なんか小玉さんの話はお芝居みたいでカッコイイですね。すげーいい話というか、気配りのできる方なんだなぁと改めて思いましたよ。
 しかし、小玉さんがオープンカーを横付けするとか、酒に誘ってくれたとか、全部ウソだったのか、あれ! 面白いウソだからよかったけど、キャラ作りするならもうちょっと口裏あわせてくださいよ!(笑)
 あ、そうか。だから、ギター動画でも車呼んでたんだなー。そんなところに伏線があったのかー、と思いつつ、小玉さんくらいだと車は運転するものじゃなくて、運転させるものなのかな、と思っていたので。いかん、二人のイメージ戦略にやられてるな、これ。


 しかし、後半の話は凄いわ。セガセガすぎる。7竜全然関係ねー!
 自分は昔から任天堂っ子だったので、セガ話で盛り上がるこの雰囲気にちょっとノレなかったりしてます(でも「志村ー! R360! R360!」って心の中で連呼してました)。小玉さんのロケテストの話はメーカーとか関係なく想像しやすいんで、なるほどと思えますけど。
 でも、ゲーム好き目線で小玉さんの経験談に唸ってばかりの二人の反応は凄い面白いです。普通に開発者を目の前にして舞い上がってるゲームファンじゃないですか、これ!
 でも、こういうのって凄い大切だと思うんですよ。新納さんは、自分の好きなゲームとか折に触れて語っているんですが、これで立ち位置が物凄く明快になっているんですよね。
 で、新納さんのゲーム話にノレるならゲームも肌に合うし、首を傾げるなら「今回はご縁がなかったと言うことで」とユーザが判断ができるんです。開発側の嗜好ってユーザにとってはゲームを判断するための一番わかりやすい判断基準だと思うんですが、ここまで語ってくれる開発者ってなかなかいないですよね。ゲームを語るだけに精一杯というか、まぁ、ここまで広報活動やってる開発者、ってやっぱり異質だなと思うんですけど。あとは桜井さんくらいかな。


 でも、「セブンス関係なく小玉さんとセガ話だけする会」とかホントにただの趣味じゃないか! と言う感じが。実際、7竜に期待を寄せてるコアなセガゲーマーってどんだけいるのかなぁ。
 ポッドキャストを追いかけてるのは、どっちかと言えば世界樹からの流れの人が多いと思うんですが、むしろセガファンの人にこそ聞いて欲しい内容ですよ、これ。今回のセガ話はまだ入り口だけっぽいような気もするので、来週の後編も楽しみです。