▼世界のごはん しゃべるDSお料理ナビを買ってきました

 うっかり忘れたまま発売日から結構経っていたんですが、情報を見たらすげー面白そうだったので会社帰りにダッシュで買ってきました。GEOで買ってきたんですが、太鼓の達人は言うに及ばず、ジョイサウンドまで売り切れてました。ジョイサウンドも面白そうなんですよねー。自分も欲しい。


 さておいて世界ナビです。今回の世界ナビは、初代お料理ナビのレシピを改変した料理ナビ1.5とも言える海外版のお料理ナビをベースに、さらに日本料理を幾つか足した料理ナビの決定版とも言えるバージョンです。前回の料理ナビが言わば基本編とするならば、こちらは応用編という感じでしょうか。聞いたことのないような料理がバンバン載っていて、見ているだけで楽しいです。
 てか、今回鶏肉料理多いわー。ひゃっほう! 鶏肉はですね、牛や豚と違って宗教で引っかかることがないので、どこの国の人にも安心して勧められる料理なんですよ。海外版のお料理ナビのパッケが焼き鳥だったりするのもそんな理由だったりするんじゃないでしょうかね。しかも、鶏ムネ料理が多い! とりむね村住人歓喜ですよ!


 しかしまぁ、今回は国際色豊かなおかげで見たことのないような食材が多くて調達に悩みますね。グリュイエールチーズとかボロねぎとかシブレットとかどこに売ってるんだよって感じです。
 でまぁ、作りたい料理に目星をつけてみても、どれもそんな感じでなかなか材料が揃わないんですよね。ボワジャオとか村正以上にレアすぎます。
 そんなワケでガックリして家に帰ったんですが、よくよくDSを見てみたら「お料理辞典」の「世界の料理の材料について」という項目に、揃えるのが難しい材料の代用手段みたいなのが書かれているんですよね。なんだよ、エメンタ−ルチーズとかピザ用のチーズでいいのかよ!
 殆どの謎な素材は代用可能な食材があったり、なくてもかまわなかったりするものだったりするので、完璧なレシピ再現を目指そうとしなければハードルはかなり低いです。世界の料理ではありますが、そこは結構アバウトで行けるみたいです。


 あと、今回の世界ナビは、足りない食材をメモって買い物リストを作成する機能がつきました。スパイスが欲しくて売り場に行ってみても、さて、どれが必要だったんだっけ、って固まることって多いです。そういうときに便利な機能です。スーパーでDSを取り出すのはちょっと勇気がいりますけどね。
 ただ、前作であった複数の食材からレシピを検索する機能がなくなっててちょっと不便な感じ。今回は料理数が増えたので、この手の機能は必要不可欠だと思うんですけどね。


 ともあれ、今回はタリアテッレ・ミートソースを作ってみることにしました。タリアテッレは平麺と言いますか、日本で言えばそばに対するきしめんみたいな感じのパスタなんですが、今回はタリアテッレがないので、普通のスパゲティで代用します。
 てか、これだと普通にスパゲティ・ミートソースじゃないか、とか、これだったら前の料理ナビにもあったじゃないか、とか色々思うところはあるんですが、スパゲティ熱が強まったのは最近のことなので、今まで料理ナビのスパゲティって作ったことがなかったんですよね。まぁ、タイミング的にちょうどよかったんです。
 で、ちょっと驚いたのが、今回、これを機会にガッツリと料理を作ろう、と思って、色々と調味料やらなにやら揃えてみたんですが、買ってきた赤ワイン180mlがこのレシピ一発で消えました。え、ミートソースってこんなにワイン使うの!?
 そもそもミートソースなんか買うものという認識で、作るものという認識が今までなかったので、出来上がりには大いに不安が残るところではあるんですが、まぁ、レシピにはそう書かれているので今はそれに従うまでです。うーむ、手製のミートソースって結構リッチな料理なんだなぁ。



 で、出来上がりはこんなのです。あんまり色彩的にはおいしそうに見えないんですが、これはデジカメの発色が悪いせいです。カメラ目的でDSi欲しいわ。
 ただ、色味自体は、想像するミートソースよりも落ち着いた感じです。トマトをあんまり使ってないせいなのか、胡桃色っぽくて、かなり見た目は肉々しいですね。


 で、早速食べてみたんですが…… なんだ、これ、超ウマい!
 うっわー、肉の味が凄い濃厚! あとワイン効きまくり! あんまり酸味はないんですよ。ただただ旨味だけがグッと広がる感じと言うか、ウマすぎて胃袋がふわっと緩むような感じです。
 油分が結構多いので、野菜を炒める際にはレシピよりも油は控えめで行った方がいいのかな。それでもしつこさみたいなのはあんまり感じなくて、簡単に口に運べるんですけどね。
 やっぱそこはタリアテッレ用に調整された分量で、スパゲティとして食べる分にはかなり濃厚な味わいなんですよ。まぁ、自分は貧乏舌なので、わかりやすい味は素直においしいなと感じます。
 普段だったらそれだけでお腹一杯になるスパゲティ1.5人前を食べきっても、まだまだ食べたいと思えるのが凄いビックリですね。辻学園すげー。市販のミートソースなんかただのトマトの煮込みじゃないか、と思えるほどにウマかったです。でも、材料費が結構付くので、そこはまぁ、ちょっと考えどころですね。ワイン代だけで市販のミートソースなら2袋買えますからね。


 あと、前作の料理ナビのミートソースのレシピを見てみたら、全然分量が違ってました。やっぱりワイン1本も使わないよ、普通は!


 とは言え、いやー、これはマジでウマかったので、また機を見て挑戦してみたいです。材料も半端に残ってるので使い道を考えなきゃいけませんしね。主にセロリとかトマトとか。




 あと、今回はWi-Fi通信を使った仕組みが盛り込まれてまして、Wi-Fiに繋ぐことで自分の作ったメニューをサーバにアップすると同時に、そうやってユーザから送られてきたデータを集計して、人気メニューランキングなんかを見ることができるんですよね。これはなかなか面白い試みです。
 ちなみに現時点の一番人気はラッシー。名犬でもラス湖の怪物でもないです。一言で言えば、ヨーグルトの水割りみたいな感じでしょうかね。とにかく作るのが簡単なので人気があるみたいです。
 てか、前回の料理ナビでも人気だったのは、作るのが簡単なわらびもちとかとりささみのにんにく醤油焼きだったんですよね。簡単なものばかりが上位に集まって、ランキングの動きが固まってしまうと、ちょっと面白みに欠けてしまうかな、という気もします。
 まぁ、でも、慣れたら脳内レシピで作れるから問題ないのかな。DSを起動しても分量だけ確認して料理することも多かったしなぁ。
 あと、レシピのランキングを見れるのはいいんですが、そこから直接レシピに飛べないのは残念です。覚えておいて、あとで料理名を検索しなきゃいけないという。バンブラDXだとランキングからダウンロードページにすぐ飛べて、「あ、これいいな!」と思ったときのアクセスが非常に簡便だったんですよね。そういう作りだったらよかったのになぁ。