▼第4回セブンスドラゴンポッドキャスト

 今日の7竜更新は追うべき項目が多すぎるので、とりあえず今日はポッドキャストについて思ったことを少々。他のコンテンツについても明日以降、雑感を述べたいと思います。
 マスターアップが終了して、今後はポッドキャストの公開頻度も高くなるそうです。発売日が近づいてきていよいよ広報にも注力できる体勢が整ったのかな、という感じですね。ドラクエ9の延期の件もあって、妙に注目度が高まってきたのかも、という雰囲気もありますし、これからの展開には期待大です。


 ところで自分は、今日は就業中から頭痛が酷くてですね、パソコン画面を見つめると覿面にキリキリ極まって酷かったんですよ。まぁ、自分の頭痛の原因って90%が寝不足なので、少し寝れば大丈夫かなと思っていたんですけども。
 でまぁ、ポッドキャストなら目を瞑ってても聞けるので、MP3をダウンロードしてプレイヤーで再生したんですよね。ああ、今日もゲストは小玉さんなのか。ん、それにスペシャルゲスト? モタさんでも呼んだのかな? と思ったら


 「ファンタシースターZEROのプロデューサーの酒井です!」


 って、ちょい待って、これ前回のポッドキャストじゃないかぁぁぁぁぁ! で、慌てて公式サイトを見たらMP3のアドレスが前回と一緒…… また宇田さんの罠か!
 幸いにもAACを弄る関係で先日iTunesをインストールしてたので、そっちでポッドキャストは聞けたんですけど、もうね、毎回毎回ミスが多すぎます。誤字はまぁ、笑って流せるんですがURLミスだけはホントやめて欲しいと思う次第であります。
 ってことで、以下、ポッドキャストの要旨と雑感をば書き連ねていきます。



Q.キャラにデフォネームはありますか?
A.ありません


 開発現場ではみんな適当にやってるとのこと。ちびキャラトークや動画でのキャラネームはあくまで便宜上のもののようです。


Q.HPとMPがなぜLIFEとMANAという名称なんですか?
A.見下ろしゲームはLIFEとMANAというイメージだから


 えええええ、そ、そうかなぁ? なんかこれは見下ろしゲームって言うか、PCゲーの印象があるんだけども。
 てか、ハイドライド3ぽくってのはこれのことだったんですね。もっとシステム的な話かと思ってましたよ。
 しかし、自分と新納さんの間で「見下ろし型RPGのスタンダード」の認識がちとズレているような気はします。これは世代の差なのかなぁ。


Q.パーティの入れ替えはできますか?
A.16人中4人選択が可能です


 これは既報通りですね。


Q.スキルの振りなおしはできますか?
A.可能です


 今回は特定のアイテムを使用することでスキルの不利な押しが可能になるとのこと。その際にLVが5下がります。
 今回の特徴として、経験値補正がかかる(LVが低いキャラほど育ちやすい)ので、今回は最初に作ったパーティでそのまま押し通す、というよりも状況に応じてメンバーを使い分けるゲームデザインになりそうですね。
 自分的には妄想のキャパ的にあんましキャラを増やしたくないんですけども! とりあえず一通り揃えたほうがいいんですかねー。


Q.(宇田さんに対して)噛むな!
A.残念ながら無理です!


 「ちょっと滑舌が悪い子なんです」
 こら、かわいこぶるな!(笑)


Q.サイトで公開された冒険者の物語は公式の設定ですか?
A.開発者の妄想です!


 なので、公式の物語に囚われずにプレイヤーは各自妄想を楽しんでくださいとのこと。
 しかし、ここまで開けっぴろげに「勝手に妄想してください!」って言い切るゲームは珍しいですよね。
 あと、「ブラフ……マンさん? よく意味がわからないんですけど」って、元アトラス社員の台詞なのか、これは!?


Q.連携技はありますか?
A.ちょっとだけで、基本的にはありません


 新納さんは連携システムは嫌いとのこと。世界樹に盗賊相当の職業がなかった件もそうなんですが、パーティが固定化されるのを新納さんは嫌いますよね。まぁ、同感なんですけども。
 恵まれないキャラクターに連携技は追加したいとのこと。ローグ……orz
 連携技はロマンです。ただし新納さんのいうロマンってのはエクスタシーみたいな攻撃力は凄いけど使いづらい技の意を含むような気もします。
 開発中はデュアルショット → アローフォロアが強かったらしいですが、「そんなものは調整中になくしましたよ!」とのこと。小玉さんのコラムにもこの話はありましたね。


Q.隠しジョブはありますか?
A.ありません(即答)


 まぁ、既報通りで。プリンセスを隠しジョブにしようと思ったけどやめた、との話も。プリンセスが隠しでデフォが6職だと大分寂しいような気もするなぁ。


Q.具体的なシステムはいつ頃公開されますか?
A.結構もう全部情報を出してるような気がするんですが……


 開発側とユーザ側でこの辺、認識に齟齬がありますね。新納さんは以前「世界樹の迷宮」という世の中の嗜好からかなり外れたRPGを世に送り出したこともあって、今回もそんな変化球があるんじゃないか、とユーザは思っているんですよね。
 ただ、今回のRPGは全くのストレートなゲームだと新納さんは発言していて、実際にセブンスドラゴンはその通りのRPGだったりするんですよね、多分。でもまぁ、ユーザは新納さんは変化球が得意な技巧派投手だと思っているので、新納さんが自ら「今回はストレート一本で勝負する速球派です!」と宣言しても、「いやいや、そんなことを言っても実は隠し玉があるんでしょ? カーブ? それともフォーク?」と疑念を捨てきれないでいるんです。
 まぁ、なんでしょうね、基本的にゲーム開発者って最初は王道的なゲームを作ってても、そのうち脇道に逸れる人が多くて、逆に脇道から入って王道に戻ってきた新納さんって、かなり特殊なパターンなんだと思います。でまぁ、ユーザはその変化に対応しきれないので、戸惑ってしまうというね。インパクト的にも直球より変化球の方が鮮烈で、そうなるとどうしても変化球の印象に引きずられてしまいますしね。


 変化球を期待してたら直球が来て戸惑うってのは、殊能将之の「ハサミ男」→「美濃牛」のパターンだなぁ、と思ったんですが、これで通じる人ってどんだけいるんだろう、という気もして。
 ガンダムで言えば、Gガンダムの後続を期待してたら初代ガンダムが始まった、みたいな雰囲気ですかね?


 「シャイニングフィンガーあるの?」「ないよ」
 「え、じゃあどうやって戦うの!?」「おもにビームライフル
 「またまたぁ。ビームサーベルとかあるんでしょ?」「まぁ、サーベルはあるね」
 「でしょ! ガンダムファイトだしね!」「いや、ただの戦争だし」


 みたいな、物凄い平行線で話が展開してて、そのせいで新納さんと宇田さんも「スキルツリーを公開してほしいってこと?」「総理大臣の設定が必要なんじゃ?」みたいなちょっとズレた認識があるんだと思います。
 なのでメーカー側は、「システム面については未出の部分は殆どなくて、とにかくスタンダードなRPGなんです」ってことを改めて強調した方がいいのかなと思います。でないと「いや、そうは言ってもなんかあるんでしょ?」というユーザの声はずっと消えないと思いますんで。
 7竜がシンプルなRPGであることをユーザが認められない心理というのは「それだけシンプルなRPGに何を期待すればいいのか?」という不安が根底にあるからで、それが最終的に「情報が欲しい。とにかく欲しい」という声に繋がる主因だと自分は思うんです。これは「ゲームの情報が欲しい」というよりも「魅力がわからなくて不安だ」という声なんですね。無意識にGガンダムの続きを期待してしまうという。
 でもまぁ、7竜は新納さんの言うようにシンプルなRPGなんです。初代ガンダムなんです。それをユーザ側は読み取って、その上で買うべきか否かを判断しなきゃいけませんし、一方でメーカー側は辛抱強くコンセプトを伝えていかなきゃならないんだと思います。でないとゲームを購入してから「こんなゲームだとは思わなかった!」という不幸なすれ違いが起きてしまうかもしれません。
 7竜の魅力は、正直、触れてみて初めてわかるものだと思っています。なので、現時点では新納さんのゲームの考え方に共感を抱けるかどうか、というのがこのゲームの最大の魅力なのかなと自分は思います。
 そういう意味では信者ゲーって言えばそうなんですけど、具体的に7竜のこの部分が面白いよ、ってのは、まぁ、実際に触れてみないとなんとも言えないですよね。自分にもね。


 それでもまぁ、一応自分が知りたい情報を挙げるとすると、


・ギルドスキルの詳細(習得方法、使い方、効用)
・フリーシナリオの概要(どんなゲームのノリに近いのか)
・敵の乱入の詳細について


 あたりがありますけど、まぁ、なんでしょうね、この辺を明らかにしたところで、上記の齟齬が解決されない限りは「情報が欲しい」という声は消えないかなと思います。


Q.やりこみ要素はありますか?
A.ありません


 やりこみ要素、やりこめ要素は好きじゃない、ウンザリ、とのこと。
 マスを埋めたり、図鑑を埋めたりといったゲームではない。ラスボスを倒すだけなら7竜の半分を倒せば行ける、とのこと。
 クエストは多すぎて全部をクリアするのはイヤになるぐらいとか。1週あたり30時間くらいのボリュームとのこと。
 気が向いたら2周目に挑戦してほしい、という感じ。なんでしょうね、スパロボで1週目とは違う主人公を選んで違うルートを楽しんで欲しいって感じですかね。


Q.暗号が書かれたポストカードを見たことがないです
A.オレも見たことないんだけど(新納さん)


 ポストカードは公式サイトでもアップされました。宇田さんは葛西のゲームズマーヤで見たとのこと。まさかここでゲームズマーヤの名前を聞くとは思わなかった(笑) そう言えば、世界樹2の時はゲームショップ1983の名前がやったら出てきましたね。2の話なんで新納さんと宇田さんは全然関係ないですけど。
 自分は地元のカメクラで見ました。10枚くらいあったんで、どこにも一杯あるのかなーと思っていたんですが、1枚くらい貰ってくればよかったかも。


Q.ホームページで絵を描いてもいいですか?
A.PIXIVでも募集しているのでぜひ描いてください


 新納さんは世界樹のトラバキャンペーンの後に「もう二度とやりたくない」と痛切に語っていたので、今回のPIXIVの話を聞いて自分は「あれ? 何か妥協案を見つけたのかな?」って最初に思ったんですが、ああ、やっぱり葛藤はあったんだなと。
 まぁ、トラバキャンペーンは凄く面白い催しだったので、終わってから「次回はないよ」と宣言されたのは当時寂しく思っていました。なので、胃を痛めてでもゲームを盛り上げようとしてくれる新納さんのサービス精神はありがたいなと素直に思っています。




 という感じで。熱を入れて書いてたら頭痛がぶり返してきたので、すいません、コメントの返信等はまた後日にさせてください。他にも触れたいことは沢山あるので、それもまた明日以降ということで。
 さーて、明日も仕事だわーい。orz 寝ます。