▼携帯機とRPGの話

 http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0904/06/news079.html


 個人的にはこの意見、結構賛成です。プラットフォームの選択をハード特性から見た時、RPGを据え置き機でやらなければならない理由って今は殆ど皆無だと思うんですよね。
 GBA時代の頃までは携帯機のRPGって据え置き機と比較した場合、どうしても小粒感が捨て切れなかったんですよね。シリーズを比較するとどうしてもタイニーな内容になるというか。
 でも、現世代の携帯機RPGはシステムも凝ったものが多くて、遊んでて物足りなさを感じることって全然ないんですよね。PS2で発売されて、その後DSに移植されたエルミナージュがオリジナル以上の好評を得ていることを思えば、携帯機とRPGの高い親和性は疑いようがありません。
 とは言え、デビサバや7竜ではメモリの割り当てに関して凄く苦労してる話を聞くので、遊ぶ側が思っているほどに開発しやすい環境なのかは疑問に思う部分もあります。PSPにしてもUMDのロード時間をいかに削るかで苦労している、みたいな話をペルソナやグロランの開発日記で目にしたりして。
 でもまぁ、それも「強いて言えば」という話であって、ゲームは数ある要素のうちから何を残して何を切り捨てるかを選択することでより純化するものだと思うので、適度な制約はゲーム性の陶冶に必要だと自分は思っています。DSのRPGが面白いのはゲーム性を磨くための制約が多く、また開発費用的にもそれを許せる環境があるのが大きいのかなと思いますね。


 ただまぁ、そういう観点から記者がRPGのポータブル化を推奨しているのかと言えば、それはちょっと違うような気もするんですけどね。据え置き機にJRPGはいらないから携帯機にすっこんでろ、的な悪意をなんとなく自分は感じてしまいます。向こうの人ってあんまり携帯機は好きじゃないんじゃないかなと自分は思っているんですよ。


 ちょっと考えてみて欲しいんですが、「海外製の携帯ゲームで面白いタイトルを挙げてください」って言われてパッと名前を挙げることってできますか? これ、結構難しいと思います。
 海外製の据え置きゲームなら面白いタイトルって想像しやすいと思うんですよ。自分は任天堂ハードばっかり触ってるので、海外製のゲームって自分ではあんまり触れることはないんですけども、「自分は遊んでないけどあれは人気あるよね」的なゲームは幾らでも挙げられます。
 ちなみに、海外製の携帯ゲームで面白いものっていうと、自分的にはパズルクエストがまず浮かびます。まぁ、これもUIやらバグやら問題点の多いゲームではあって、中毒的な面白さはあるんですが、同時に雑さを感じるゲームではありますね。


 実はその辺りに、海外の携帯機に対する見方が窺えると自分は思うんですね。携帯機はRPGの理想郷だよ、と言いながら、結局自分に合わないものを合わない場所に遠ざけようとしているだけなんじゃないか、的な雰囲気を感じてしまうんですよね。
 なので、そんなに携帯機とRPGがマッチすると思うなら携帯機で面白いRPGを作ってよ、と逆に海外のメーカーに言いたい気分でもあります。まぁ、ここで話題に挙げられているのはJRPGなので、そのエッセンスは無理って話かもしれないですけど、単純にM&Mとか携帯機でやってみたいですよ。



 で、それで思い出したんですが、先日カメクラに足を伸ばしたらDS版のGTAがあったんですよ。海外だけでしか発売されていないヤツが。
 そう言えば、このカメクラは昔EBAを売ってたこともあったんですが、これはなんだろう、仕入れ担当者の趣味か何かなのかなぁ。長野で普通にお目にかかるゲームではないので抑えておこうかな、なんて思ったりもしたんですが、フリーになったPC版のGTAを触ってサッパリルールがわからなかった過去を思い出して、その場は手を引っ込めたのでした。
 あと、428の中古が3600円だかで売ってて、これはいい値段かも、と思ったんですが相場がわからなくて買わずじまいだったんですよ。で、家に帰ってネットで調べたらやっぱりいい値段だったので、買っとけばよかったなぁと後悔したり。
 そう言えば、7竜が売り切れてましたね。発売1ヶ月で売り切れてるとかどういう状況なんじゃろ。立体ピクロスも売り切れてました。評判いいしなぁ。