▼自爆機能は本当に必要なのか?


 自爆機能を入れてみたい、と考えて追加してはみたものの、うーん、正直これがゲームとして面白いかどうかは微妙なところです。コマンド入力したら逆に自爆するかもしれない、という懸念を頭に浮かべつつプレイするのって、純粋な速度と精度の追求を妨げられて、どうもイマイチノリ切れないんですね。
 ゲームは面白さが同じ程度だけあるなら、シンプルな方が美しくてより優れています。オッカムの剃刀みたいなもんですね。メイドインワリオシリーズを見れば明らかなことですが、なんでもかんでも要素を詰め込めば比例して面白さが増すかと言えばそうではないんですね。なので、ゲームとしては自爆を削る方がより単純で楽しいんじゃないかな、と自分は思います。
 ただまぁ、雰囲気として隠し要素があると楽しいよ、っていうのはあるとは思うので、それこそ1%の確率で自爆しちゃうよ、ってのはあってもいいのかなと思います。今回は付加要素をお披露目するために割と確率高め、15%〜20%くらいで自爆する仕様だったんですが、実際にはもっと抑え目にして、自爆したら逆にラッキーな経験ができたなぁ、と思えるような風味付けに留めておいた方がいいのかなと思います。で、多分、本気で製作に取り組んだら、そんな要素を突っ込む余裕なんてどこにもないんだろうなぁ、とも思います。今回のプチゲームは絵的には大したことをしてないので、実はリソース的にはかなり余裕があったんですね。
 まぁ、単純なことではあるんですが、物凄く重要なことを今回のプチゲームでは学べた気がします。ちょっと容量が余ってるから何か足してみようか、と考えたときに、それが本当に蛇足にならないかどうかは熟考の上で判断する必要があるってことですね。
 まぁ、迷ったらとりあえず作ってみよう、で解決するのもメイドイン俺の味でもります。結局出来上がってみるまでは脳内仕様のゲームが面白いかどうかなんてのは誰にもわからないワケで、だったら仮定をこねくり回すよりも実行したほうが平易だというのもまたひとつの事実ではありますね。


 そう言えば、グラディウスネタは結構ちょこちょこ見かけるんですよね。作品の人気は元より、背景が星空で描くのが圧倒的にラク、というのが支持を集めている要因ではないかな、と自分は思っています。FCでもキッチリ背景まで描き込まれているゲームとかめっちゃ面倒ですよ。