▼ヤツは緑の悪魔だった……

 結局メイドイン俺だけでGWが終わってしまいました。しかし、悔いはない! 実に充実した連休でした。
 休みが終わってこれからは製作速度も落ち着くとは思いますが、これからもちょびちょびと弄っていきますよ。まだまだやりたいネタが色々ありますしね。

 そんなワケで昨日今日はワギャンランドを作ってました。正確に言えばワギャンランドのしりとりモード。
 ワギャンランドと言えば、やはりしりとりは外せないと思うんですよ。当時小学校の全校詩集に「ワギャンランドはすごい」というタイトルの詩を書いた過去がある自分ですが、確かそこでもしりとりについて触れていたような記憶があります。……封印されていたはずの記憶が今頃になって!
 でまぁ、制作に着手する前は、しりとりなんてアクション性があるワケでもないし、適度に乱数を使ってパネルを表示させて、あとはタッチに応じて正否の判定をするだけじゃーん、楽勝じゃーんと思っていたんです。が、実際に手を出してみるととんでもない罠が待ち構えていることに気づきました。


 グラフィックがいちいちデカい……!


 メイドイン俺では16*16ドットを1Pと数えて、計256Pまでの画像素材を作ることができます。ただ、これまで自分は画像サイズ制限に引っかかったことはなかったんですね。
 なので、今回も大丈夫だろうとたかを括っていたら、さにあらず。いやはや、どこを切ってもワギャンランドは画像サイズがデカいんですよ。
 対象年齢抑え目なデザインのゲームなので、キャラは大きくポップでわかりやすくしているんでしょうね。主役のワギャンからしてサイズは64*64ドットの16P。で、16Pを基本としてモーションの数だけ積算されるので、ワギャンだけでも全体の容量の相当な部分を占めることになります。
 さらにしりとりモードの主役というべきパネルが1つあたり64*64ドットで16P。おまけにパネルを説明するためのテキストが1つあたり64*64ドットで16P。パネル1枚を表示するためになんと全体の8分の1の容量を消費してしまうという大食漢ぶりなのです。
 まさかここまで容量を食われるとは予想もしてなくて、最初はパネル8枚表示でおまけに配置もランダムにしちゃうぞー、なんて息巻いていたのが、最終的にはパネル4枚で配置も固定になってしまいました。現実で言えば、これは凄まじいミスディレクションです。
 作業的にも元々8枚表示の予定で描いた背景を急遽4枚表示の仕様に変更したり、パネルを背景に描いたりオブジェクトに描いたりと作業量も無駄に増えて、後半は敗北感に苛まれつつ、非常にテンション低く作業してました。初めてゲーム作りの蹉跌にぶつかったのかなーとなんか思ったりしました。
 ただ、そこで完成を諦めるのではなく、全体のボリュームを削ってでも完成させようと考えたのは、自分にも一つ目論見があって、今回収録できなかった問題はプログラムを流用して別に作ればいいや、と考えていたんです。メイドイン俺は複数のプチゲームを纏めて遊ぶのが主なプレイスタイルなので、そういう手もアリなんですね。
 とにもかくにも完成させなければ次の展望は見えてこないということで、まぁ、なんとか完成までは辿り着きました。パネルを削って浮いた容量でワギャンのモーションを充実させたりもして、再現度については底上げされた面もあります。
 公開してみたところ、思ったとおりの反応が得られましたし、様々な課題も見つかったので問題違いのバージョンも検討しつつブラッシュアップしていきたいなーと思っています。他が落ち着いたらね。


 でまぁ、今回の反省としては、全体の容量配分について早急に見込みをつけないとダメですよ、ってことです。今まで自分は本当に行き当たりばったりでプチゲームを作っていたので、今回の件を反省してもうちょっと計画的に進めて行きたいなーと思っています。
 かといって、精密にEXCELやら使って容量計算をしてー、みたいなのも面倒でアレなんですけどもね。基本的に目算が立たない勝負には出ない性質ではあるんですが、今回はちょっと相手を見くびりすぎていましたね。