▼逆転検事、クリアしました

 そう言えば、無限航路を買い逃したんですよ。GEO行ったらものの見事に売り切れ……! これはメイドイン俺をやれという天の意思なのだわ! あ、あと逆転検事をクリアしろっていうのもあるのかな。
 まぁ、無限航路はアマゾンで注文したので明日届く予定です。で、そっちに集中できるように逆転検事もクリアしました。面白かったー!


 終盤はちょっと冗長さも感じたかな。相手が逃げるための手段はギリギリまで隠しておいて、反撃と再反撃を畳み掛けるように見せると逆転劇らしくなってよかったのかなーと思ったりもして。ヒントなのかもしれないけど、伏線と言うか先の展開の予告が多すぎて意外性を削いでいるような気がしてならないです。
 随所に、あ、上手いなーと感じるところがあるので、やっぱり総体としては面白いんですけどね。アクセルとブレーキを適度に踏んだ安全運転という感じで、キレた盛り上がりにはやや欠けたものの、テンポがよくてダレがなかったのがいい感じでした。
 全体的には長所も短所もこれまで書いてきた通りですね。お気に入りは第2話かなぁ。オリジナルキャラ分が一番強い話だったので、新鮮味があったんだと思います。


 全4話かと思っていたので、第5話があってちょっと得した気分です。過去編が始まったのでそうなのかなとーという気もしましたけど。
 しかし、第5話、なんか妙に難しかった気分が。ゲームオーバーにはならなかったものの、ゲージギリギリまで追い詰められたままで進行が続いてヒヤヒヤしました。写真の指摘とかでなんか凄い詰まりました。



 第4話は、まず意味深なミクモの発言から始まるオープニングが好奇心をガンガン引っ張ってくれていいですわー。導入は全話の中で一番好きかも。
 ってか、若御剣が若くねぇぇぇぇぇ! 自分の目では判別がつかないんですが、あれ、普通の立ち絵と同じですよ、ね? 冥は別グラフィックがあるのにこの主人公の扱いは一体……!
 とか思っていたら、冥に老け顔呼ばわりされてて吹きました。確かに逆転裁判3の方が若かった気がするんだよなぁ。あんましよく覚えてないですけど。
 逆転裁判で出てくるキャラの父親ってなんか幸薄いんだよなぁ……と今回の被害者を見て思ったり。マヨイちゃんのお父さんはどうだったっけ。
 父親と言えば、まさかの師匠登場でテンション急上昇ですよ。ホントシリーズファンへのサービス多いなー。


 第4話は殺人犯を指摘するシーンが凄くよかったです。割と直前まで真犯人は別の人(その人は次の話で死んじゃったんだけどね)だと思っていたので、「論理の展開上は犯人はこれしかありえない」「でも、それを犯人に選んじゃうのはどうなのよ」みたいな葛藤が自分の中にあって、迷いながらも論理に任せて選んだら当たった、みたいな。
 この選択はここまでの積み重ねがあったからこその意外性ですね。もし、お話が時間軸に沿った流れで進行していたら単純な選択になるんですが、ここまで積み重ねてきた印象からプレイヤーにミスリードを誘う構成が上手いなと自分は感じました。久々に「逆転」らしい「逆転」があったなという感じです。
 その辺の風呂敷もどう畳むんだろうかと思ったら、キッチリ最終話で纏めてくれたのもよかったです。


 しかしまぁ、以前にこんな形でヤタガラスと関っていたら、二代目の名乗りにもうちょい激しい反応があってもよかったような気もするんですが。第1話でも意外と落ち着いていたような気がしますしね。既に記憶が定かではないので、二度目プレイが必要かな、これは。


 第5話はオープニングから、両国の親交を快く思わない勢力がいてウンタラカンタラみたいな国家的陰謀に展開するのかと思いきや、これまでのお話の纏めという感じで、まぁ、素直でしたね。個人的にはもう少し膨らませて欲しかったなと思うところもありますけども。
 最初の容疑者の中の人はおいしい役どころだなー。存在感ありすぎる。
 あと、第3話であっさり退場したあの人が、第5話で再登場してビックリでした。こっちもモーションやら凝ってて面白かったですけど。
 第5話の真犯人は絶対あっちの人だと思ったのになぁ。冷や汗たらしてるのを見たときは「またわかりやすい人選を……」とか思ったりして。全然違ってましたけど。


 ロジックも最後、活躍場所があったのでよかったです。もうちょっと捻った使い方があればなおよかったと思いますけども。
 でも、自分は最後のロジックでゲージが限界だったのでマジで悩みました。どっちでも成り立つような雰囲気があって勘で選びましたよ。


 最後の突き付けはトノサマンで〆なのかー! と思ったらそうじゃなくて一安心。やったら最後最後って言うから焦りましたよ。


 エンディングは、まぁ、なんかこざっぱりしてましたね。考えてみたら今回はメインキャラがどす黒い陰謀に巻き込まれてピンチに陥る話ではないので、あんまし危機感がないんですよね。まぁ、その分勧善懲悪を楽しもうってのが今回のコンセプトなんだと思いますが。
 発売以前は検事視点で面白いの? みたいな不安もややありましたけど、探偵ゲームとして上手く成立していたのが巧手だなと感じました。月並みな感想ではありますが続編も期待したいですね。あと、本編も遊びたくなったのでそっちもよろしくお願いします!