▼買い替えのタイミングに悩む

 少年編からずーっと空母を旗艦として使ってるんですが、そろそろ買い換えたいなぁと思っているんですよ。でも、タイミングが掴めない。なんとなく次のモデルが出るまで待ったほうがいいんじゃないかなーと思って踏ん切りがつかない状況です。なんかパソコンの買い替えみたいですね。
 現状の構成はドゥガーチ級空母*2、シャンクヤード級巡洋艦*2なんですが、戦力的にはまぁ、十分なんですよね。艦載機を飛ばして持久戦に持ち込めば、時間はかかりますが普通に勝てますし。戦艦相手なら、接舷して白兵戦に持ち込んじゃえばいいので。
 そうなると空母買い替えの利点って、戦闘時間の短縮といつか来るであろうボスへの備えになるんでしょうけど、そのために巨額の資金を注ぎ込むのは、さて、コストパフォーマンス的にどうなんだろうなぁと思ってしまってなかなか身動きできない状況です。次のモデルが発売されたらその時こそが買い替えのチャンスだと思うんですが、さて、それは一体いつになるのやらって感じですし。
 買い替えと言えば、兵装や内装も一世代旧式のモノを未だに使いまわしています。駆逐艦を通常砲撃一発で倒せる程度の火力があれば十分かなーと思っているので、なかなか装備を更新していません。
 武器はダメージが強く出るミサイルが好みです。スペック的には命中の低さが悩みどころですが、そこは立ち回りでカバーできる範囲で、十分な火力になります。なんか全然ミサイルが当たらない敵もいるんですが、その時は艦載機にお任せという感じで。
 全砲斉射をメインに活用するなら高命中のレーザーが安定して強いんだろうなぁ、と思うんですが、自分はゲージが溜まるまで待てない人間なので、専ら通常攻撃を連打してます。
 内装と言えば、パーツをそこらにポイポイ投げ散らかして好きなように弄れるUIはタッチペンとも相性が良くて凄く好みです。レイトン教授のパズル問題もこんな感じだったような。
 ただ、残念なのはSEが足りないんですよね。パーツを手に取った時に適切なSEがないので凄く触感がボソボソしているのが気になります。


 シナリオに関しては、政府軍と反政府軍との戦争に民間の立場から介入するというネタが来て、これが結構良かったです。大体、ゲームやらアニメやらって、この手の構図が来ると反政府軍がイイモノで、政府軍が敵役って配役になりがちなんですけど、このお話ではどっちの主張にもそれなりの理があって、さて、どっちを支援すればいいのかな、と悩めるところが面白かったです。なにより大国の思惑から派遣された武力を持った(都合上の)民間人、とか、ああ、これだけでもう堪らんですわ。


 まぁ、お話の流れとしては主人公が味方した側が勝つんだろうなぁ、とは読めますけど、自分の決断が一国の未来、ひいてはその国を含む国家連合の未来に大きな影響を与えかねないというところまで想像が膨らんでしまうと、なかなか判断が難しくなります。小国の自主自立の精神を尊重してあげたいなーと思いつつも、主人公の目的としては小国を国家連合の枠組みに組み入れた方が今後動かしやすいよなー、居候先のご主人さんもそっちの方を望んでいるんだろうしなー、とも思ってしまって、踏ん切りがつきません。
 まぁ、最終的には、迫り来る脅威に対して小異を捨てて大同団結するべきだ、と考えて政府側を支援することにしたんですけどもね。大統領は割と開明的な人物でした。野心的なベンチャー会社の若社長と言うか。一方で、反政府軍の首魁は人情味はありそうだけどやや脳筋な印象でした。三国志張飛みたいな。第一印象では反政府軍のほうが近視眼的かな、という感じもしましたけど、選択が逆だったら受ける印象も違ってたのかなぁ。
 でまぁ、内乱は予定調和に政府軍側の勝利で終わりました。これで国内は纏まってめでたしめでたし…… と思ったら大統領が○○されてウボァー! うわぁぁぁ、この展開は予測してなかったわ。
 結局どっちが勝っても小国の混乱は続く、というシナリオだったのかなぁ。ここのところ征服者と被征服者の関係で話が延々と続いていたので、内輪揉め的な話は新鮮でよかったです。


 そう言えば、このゲームでは船内に倉庫を配置することで入港時に小額の資金が得られます。イメージとしては倉庫に商品を積み込んで、寄港時に売買しているって感じなんでしょうね。航続距離が伸びると獲得資金が増える(≒商品の価値が上がる)のもそれっぽいです。
 自分は大航海時代が好きなので、無限航路が発表された当初は交易システムなんかもあるのかな、とワクワクしていたんですが、実際にはこのゲームは戦闘がメインで、交易的な部分は簡潔な仕様ではありましたね。でもまぁ、このゲームのコンセプトをそのままに交易まで凝った作りにすると冗長になりすぎるとは思うので、按配としてはこれでちょうどよかったんじゃないかと思います。
 交易を数値的な側面から見る分には非常に機能的でいいなぁとは思うんですが、一方でもう少し宇宙らしさを感じられるフレーバーが欲しかったなぁとは思います。せっかく宇宙を題材にした物語なんだから、交易を通して生活感を表現して欲しかったなぁと思うんですね。
 無限航路は沢山の惑星やら星系やらがあって、非常に広大な舞台で展開されるお話ではあるんですが、基本的にどこに行ってもおなじような景色や文化圏が続いているんですよね。中盤以降に出てくる人たちも基本的には考え方が共通しているからなぁ。
 宇宙ってどこに行っても真っ暗で変わり映えがしませんし、その辺りは色彩豊かな地上と比べて明らかなハンデだと思うんですよね。ステージを跨ぐ度に何かしら新鮮な驚きと発見があるような、そんなフレーバーに満ち満ちていたら、もっとこの世界を深く堪能できたんじゃないかなぁと思っています。
 まぁ、その辺は詰め込まなかったのか、詰め込めなかったのか、傍からはよくはわからないんですけど。色々と制約の多い中でなんとか形にしたゲームだってことは随所から窺えるので、もう少し豊かな製作環境が用意されていたらまた違ったのかなと思ったりもします。
 売れ行きは好調なようなので、予算の増えた次回作も期待したいんですけどね。ハードが据置機に移ると見た目の欠点は克服されそうではありますけど、手軽さがなくなってしまいそうな気もするので、携帯機がやっぱりいいかなぁ。