▼無限航路は青年編へ

 念願の空母を手に入れたぞ! ということで艦載機を飛ばしてウハウハしてます。
 この手のゲームの空母は異常に強いか弱いか両極端なことが多いんですけど、無限航路の空母は割とメリット、デメリットともにあってバランスが取れているなーという感じです。超長距離から継続的にダメージを与えられる利点はありますけども、対空攻撃に長けた巡洋艦に艦載機を削られると攻撃力も減少してしまうので、一度ピンチに追い込まれると逆転が難しいところがあります。
 戦艦なら沈みさえしなければ逆転の一発を狙えるんですけど、空母はそれがないので、長期戦に持ち込まれるとやや不利な感じ。強襲用というか、ザコ戦では火力の高さが生きますけど、ボス戦は艦体の紙装甲さも相俟って不安定な感じです。整備で耐久力が回復できる戦艦と違って連戦も堪えますね。
 ボス海賊相手に空母*2、戦艦*1の編成で突っ込んだら、空母と戦艦を落とされて艦載機も残り5機。万歳突撃で対空レーザーを斉射したら、そのタイミングでイベントが発生してなんとか生き延びた場面もありました。ピーキー過ぎます。


 ……と思ったら、艦載機は待機中なら自動的に回復する仕様なんですね。巡航中に回復しないので寄港するまで修理できないのかと思ってました。
 しかし、戦闘中だけ修復するとか一体どんなメカニズムなの? ハマりがなくなったのは嬉しいんですが、艦載機が減ってくると回復待ちの防戦に徹しないといけないのがちょっとね。まぁ、早々に寄港すればいいんですけど。


 対空装備のヘチョい駆逐艦相手なら、好き放題にミサイルが打てて爽快なんですけどねー。まぁ、あんまり艦載機にばっかり頼っていると立ち回りが下手になりそうで怖いですわ。
 巡洋艦が相手なら、対空砲火を誘って全砲斉射を叩き込むのがセオリーなのかなぁという気もしますね。艦載機の被害を抑えるための母艦とのコンビネーションが大切というか。
 なにより連携が決まると絵的にカッコイイんですよ。空母を前線に押し出すと被弾が怖いですし、ゲーム的にはあんまりメリットはないんですけどね。
 ただ、全砲斉射をダメージソースにするなら空母よりも巡洋艦を使って、艦載機は牽制に使った方がいいのかなぁ。うーん、編成が悩ましいです。


 ちょっと話は前後して、空母を手に入れる前の第4章近辺では、敵の射程範囲外をウロウロしてゲージを溜めて、Mレーザーの範囲内に敵を捉えたら通常砲撃を可能なかぎりかまして離脱、というセコいヒットアンドアウェイで海賊を狩りまくっていました。
 踏み込んで全砲斉射は、まず敵の出方を待たないといけないのでテンポが悪いんですよね。でも、敵はゲージが溜まっていたら十中八九回避運動を取っているので、通常砲撃がしっかり当たります。で、攻撃範囲外に逃げれば敵はアクションを起こせないので回避運動をキャンセルすることができません。ずっと回避運動が続いているので、通常砲撃でボコボコにできるんですね。
 まぁ、そんな感じでノーダメージで戦えていたので余裕をぶっこいていたら、舞台が変わった第5章でボコボコにされました。今まで30とか50とか当たってた砲撃がダメージ1ってなにそれ!?
 今まで海賊を好き放題に叩きまくってきた自艦隊が、今やNPC戦艦の火力に縋るしかないという異常事態に。例えて言うなら、Saga2でせんせいにくっついて歩く主人公一行みたいなもんです。いや、ゲーム始まったばっかりじゃないんですけども。
 ……まぁ、どうやらそれもシナリオの一環だったらしいんですが、自分は井の中の蛙だったんだなぁと思わされてちょっとヘコみました。宇宙は広いなー大きいなー。
 しかし、NPCの人、航行中に突然離脱するのはやめてよね! 砲撃が全然火力にならないんで、危うく死ぬところでしたわ。


 まぁ、それにしても、水戸黄門的に各地を回る冒険者のお話なのかと思っていたら、章を経るに従って段々とスケールのデカいお話になってきましたね。自分はこういうSFモノって人類に活力が漲っている時代か、もしくは閉塞に喘いでいる時代か、どっちかの時代背景が欲しいなーと思っていたんですが、今まで割とその辺は秩序を保った世界観だったんですよね、
 多少の騒乱や犯罪はあれ、平穏な歴史を刻んできた辺境の星系に、今まさに未曾有の危機が訪れようとしている…… という流れにはどうしようもなくワクワクしてしまいます。スペオペの進行と同時にSF超パワーなガジェットも存在感を増してきて、これからの展開が凄く楽しみになってきました。



 ……と書きつつ、現在青年編2章までプレイ。箇条書きでダダッと感想を。


 ・執事さんの元ネタはダイターン3か。執事強いなぁ。
 ・トスカ姐さんがあばずれ呼ばわりされてて吹いた。まぁ、確かにビックリするだろうけど。
 ・効果音が生々しすぎる! こういうところで手を抜かないのがなんというか恐ろしい……!
 ・ちょ、皇帝っていうか世紀末覇王だよこの人! ムキムキすぎる。
 ・お前王子だったのかー! 主人公の周りには重要人物がゴロゴロしてるなぁ。
 ・そして主人公もムッキムキ。10年の歳月って長いね。
 ・主人公の立場からしドラクエ某作っぽい展開だなーと思ったけど、銀河英雄伝説の星の名前にもなった偉い人の逸話っぽい感じでもある。
 ・仲間が一新されて新鮮。トスカ姐さんがいないのがちょっと寂しいけど。
 ・仲間が減ったら疲労度が溜まるのはやーい。でも、この不便さはちょっと懐かしい。
 ・早くクルーを集めたくなるなぁ。人材集めをもう一度楽しめるのは嬉しい。
 ・……と思ったら割とすぐに揃ってしまった。もうちょっと不便な時期が長くてもよかった気がするけど。
 ・馴染みのキャラに会うだけでなんか楽しい。同窓会みたいな感じ。
 ・10年経つとみんないい年になっちゃうのよねー。ヘルプガールは99歳のまんまだけど!
 ・砲撃が当たらないので艦載機メインです。艦載機は命中率100%なのが嬉しい。
 ・でも、航空機乗りが軒並み戦線離脱したので航空戦力も大幅ダウン。エース持ちが欲しい……


 ここまでプレイ時間は19時間。この雰囲気だとクリアまで40時間くらいなのかな? クリアまで70時間とか聞いてゲッと思ったこともあったけど、そんなにはかからなそう。