▼土日はジエン・モーラン祭り

 王様物語が届いたので、さて遊ぼうかと思ったら、え、ジエン・モーラン来訪ですと? 慌ててディスクをモンハンに入れ替えて、HR31まで上げました。
 とりあえずこの時点での自分のジエン経験は緊急クエでの一度のみ。しかも上位に上がったばかりでロクな装備もないんですが、この機会に上位ジエンの素材を集めておかないと何かと面倒だという話は良く聞くので、速攻でジエン戦の準備にとりかかりました。
 下位の防具だとジエンの一撃で即死とも聞いているので、まずはレザーG装備を用意。ほら、レザーGは高速採集があるからジエンでも役立つじゃない!? ……まぁ、高速採集は普通、装飾品で補うスキルなんですけど。
 あとは防御を底上げする硬化薬グレードやら種やらを準備。この辺はオフで無駄にアイテムを集めまくったのでさほど手間はかかりませんでした。
 武器は、まぁ、基本大砲係に徹するつもりなので、なんでもいいんでしょうけど…… とりあえず見た目的にやる気はあるよ、という姿勢を見せるためにトゥースランス改を選択。でもジエン戦は槍推奨なのか、そこかしこにアルバ槍持ちの人がいて肩身が狭かったとです。


 ってことで、最低限の働きができる程度には装備を整えていざ上位ジエンへ。しかしながら、最初の数戦は地雷プレイヤーと思われてもしょーがない程の稚拙なプレイを晒しておりました。あああああ。
 ジエンへの乗り移りに失敗して流砂に呑まれたり、うまく乗り移っても揺れですぐ落ちたり、皹を狙う時も立ち位置をうまく制御できなくて他のプレイヤーの邪魔をしてしまったり、まぁ、色々と。要は、身の程を弁えずに接近戦を挑もうとして裏目っていたワケです。
 なので途中からは大人しく大砲係に徹することにしました。が、ここでもバリスタの弾補給でスクワットを繰り返して遺憾なく素人っぷりを発揮していたんですけどね。
 てか、しゃがみ状態だと採集が早くなるって説明書に書いてありましたっけ!? 人が採集する光景を滅多に見ないこともあって、今回のジエンでしゃがみ状態の意味を初めて知りました。しゃがんでいると敵に見つかりにくくなるのかなー、と思っていたんですが、あんまりそういうゲームでもないしなぁ、とも思っていたんですよね。もっと早く知っていれば……!
 あと、今回初めて知ったことと言えば、ボス撃破時のムービー飛ばしですね。ムービーカットを知らなかった自分は、他のメンバーがジエン討伐が決まった瞬間に正確無比にジエンに向かって走り出すのが凄いなーと思っていたんですよ。熟練者ともなると感覚だけでまっすぐ行けるのかなーと。
 で、初心者の自分は小地図を見ながらアナログスティックをグリグリして、「そっちじゃねー! そっちじゃねぇぇぇ!」って右往左往していたんですよね。ヒドい時には大砲の弾を抱えたままウロウロしていたこともありました。なので、ジエンの懐に辿り着く頃にはもう時間もあんまり残されてなくて。5回か6回剥ぎ取ってタイムアップが常でした。泣けます。
 結局ムービーを飛ばす方法がわかるまで剥ぎ取りチャンスを20回くらいはふいにしてしまったのかなぁ。あれ、ちゃんと機会を活かせていれば、龍玉1つくらい余計に手に入っただろうになぁ。
 全然話は逸れるんですが、初の上位ジエン挑戦でポロッと龍玉が出てきたときは「ヤバい、これってラッキー? ラッキー?」とドキワクしたものですが、計算してみると1戦辺り15%以上の確率で手に入ることがわかって、ハイなテンションが瞬時に醒めたことがありました。まぁ、一戦だけでも30分近くかかるので、数を集めようとするとやっぱり苦労するんですけど。
 さらに話は逸れるんですが、自分は割と玉関係のレアはすぐにゲットできる体質らしいです。初めてのナバル挑戦で深淵の龍玉が手に入りましたし、ジエン部屋なのになぜか同行することになった上位夫婦クエ(HR30ちょいなので当然初めて)でレウスの紅玉? なんか麻酔玉と同じアイコンの素材をゲットして、なんじゃこりゃ? とか思ったりしてね。深淵の龍玉なんかはそれから一度も目にしていないので、物欲センサーとかビギナーズラックってやっぱりあるのかなぁと思いますね。


 で、いい加減ジエンに話を戻してですね、何度かジエンと戦っているうちにそれなりにコツも掴めて来て、苦手だった上陸戦も積極的にこなしてヒビを破壊するようにもなりました。慣れるとジエンに飛び移るのって楽しいんですよね。海賊になった気分というか。帆船で接舷から切り込みに移る気分です。
 ただまぁ、基本的にスペックが大砲係なので、あんまり切り込みに向かうのも地雷っぽく見えるのかなーと思ったりもしてね。武器がやっぱり力不足なので、鬼人薬グレードを飲んで攻撃力をゲタ履きさせていたんですけど、まぁ、大人しく留守番をしてた方が好まれたのかな、という気もしなくもなく。
 ただ、どう見ても上陸戦担当なアルバ槍の人が淡々と砲弾運びをしているのを見たりすると、あー、これは自分が行く必要があるかなーとか思っちゃったりするんですよね。装備的には自分が船に居残るのがベストだと思うんですが、まぁ、色々ありますわね。


 一度、残り5分を切ってから延々と砲撃を続けているのにジエンが倒れないことがあって、「ああ、こりゃ撃退決定だなー」と思った瞬間に討伐を達成したことがありました。そこでスタートダッシュに失敗して採集が満足にできなかったのは毎度のことなんですが。
 帰ってきてからパーティ内で「ギリギリだったねー」と話したんですが、あるメンバーによると残り2秒でのジエン討伐を達成したとのことでこれはビックリでした。自分の行動が少しでも遅れていたら……と考えると、ちょっと身震いしますね。タイムロスの機会って幾らでもあるもんなぁ。


 ジエン戦はこの土日で何度も何度も遊んだので、しばらくはもういいです。と言うか、躍起になってモンハンに取り組んだせいで反動がヒドいというか、モンハン自体、ちょっと離れてもいいかなー、みたいな気分ですらいます。上位クエを遊ぶぞー、と意気込んでここまでガンガンHRを上げてきたんですけど、まぁ、上位も結局は下位の繰り返しだし、下位より余裕がなさそうだし、もういいかなー、みたいな気分もありまして。
 そんな感じで性急に過ぎてやさぐれた心を今は王様物語で癒しています。オンラインの殺伐とした雰囲気も刺激的ではあるんですが疲れる面も否めなくて、それに比べると王様物語のまったり加減は実に心地いいです。落差がある分、楽しさが際立つんでしょうね。こちらもアクション要素が高めで、かつなかなかの難易度があるゲームではありますが、ルールが明快で操作も簡潔なので、操作に迷っているうちに死ぬパターンがないのが気安くていいです。若干、目に付く不満もありますけど、予想外にアートの密度があって楽しんでいますよ。