▼世界樹の迷宮3プレイ日記・その2(B8Fクリアまで)

 世界樹の迷宮を初めて触ったとき、自分が気に入ったのは、見た目は今風の洗練された絵柄でありながら、そこに昔ながらのバタ臭いファンタジー世界が息衝いていることでした。テキストの下敷になったゲームブック文化には殆んど触れたことがなかったものの、洋モノRPGやらTCGから滲む同種のセンスに魅力は感じていたんですよね。
 続編である世界樹の迷宮2では、そうした世界樹1のドライな空気感は急速に薄れ、当世風の色合いが濃くなって、これは自分の求めるものとはちょっと違うなーと思ったりして。俺は一介の冒険者なんだ、救国の英雄なんかじゃないんだ、等身大に扱ってくれ、とそう思ったものです。
 で、今回の世界樹3、舞台が南国の島国ということもあって、外面はさらに明るさを増しました。
 あー、自分が好きな空気感と多くの人が望む空気感はマッチしないのかなー。でも、今の時勢はそれも仕方ないのかなー、と半ば諦観していたんですが、蓋を開けてみればその馴染むこと馴染むこと。
 奔放に生きている人々に混じって、自分も奔放に生きることができる。前作で感じた窮屈さは、近すぎるNPCとの距離感の産物だったのかなと思い至りました。
 それでいて、否応なしに世界の秘密に接近して行くことになる今回の展開は実に熱いです。果たして自分の選択は正しいのか否か、懊悩しつつ真実を探し求めるプレイヤーの姿はまさしく正しい意味でのロールプレイですね。
 世界樹1の鍋反省会で「複数セーブがないからできなかった」と言っていたある仕掛けが今作では盛り込まれています(今回もセーブは1箇所だけですけど)。振り返ってみるとあの頃世界樹が目指した理想の姿に今作は少しずつ近づいているのかな、と、そんなことを感じたりもしますね。


 とまぁ、そんな感じで以下ネタバレです。




・第2階層へ。第2階層は世界樹1の第3階層を髣髴とさせる青一色の世界。
世界樹1の第3階層は鍾乳洞だったけど、こっちは既に海中らしい。凄いハイテクですね。
・魔物に物理耐性持ちが増えてきた印象。属性攻撃がないと厳しいかな?
・ここに来て条件ドロップが気になり始める。属性攻撃でトドメを刺す条件が多いけど、うちにはゾディアックがいない……
・鍛冶を使って火属性、雷属性の武器を作る。氷属性は本をシノビに持たせることに。
・それでも純属性攻撃は望めないので諦めるしかない。ゾディアック……
・そんな中、ビーストキングが大活躍。催眠梟で眠らせて通常攻撃でボッコボコ。
・ビスキンは消費も手軽で経戦能力に優れている。ビーストの回収をミスると痛いけど。
・渦巻きフグはどう見てもニョロモです。本当にありがとうございました。
・属性ハンマーは一層につき1つ入手できるのかなぁ。
・鍛冶のシステムは一度手に入れたら用済みになってしまいがちな素材に価値を与えるいい仕様。
・ただ、武器の買い替えサイクルが早すぎて、鍛冶を使わなくても順当にアップグレードできてしまうのはちょっと勿体無いかな。
・条件ドロップ狙いで敵を倒すのはちょっと手間だけど小銭稼ぎの感覚が楽しい。眠りがあるから力押しもラク
・金髪侍クジュラはライバルポジションなのかな。バーン・バニングス的な。
・B6Fは海流に進路を阻まれる迷路。シリーズお馴染みのベルトコンベアギミックだけど今回は登場が早いなぁ。
・せいぜい2マスしか押し流されないので仕掛けとしては簡素。突き当たりに宝箱が配置されている辺り、後で消せるのかも。
・群れ成す回遊魚FOEに遭遇。あれ、7竜からの出張ですか?
・グルグル回っているFOEを追いかけるのは長縄跳びに入る感覚。進路上で戦闘が始まると結構怖い。
オランピアと再会。海流とFOEに守られたフロアの最奥に階段があるとのこと。
・「これまで誰も帰ってくる者はいなかった……」とかまたベッタベタな話ですな。
・で、結局行き止まりなんですけども。
オランピア「海流とFOEを突破すれば階段がありますよ。」 ないじゃない!
・追いつくオランピア。「やー、参ったなー、奥は行き止まりだったよー、あはははは」的な態度で接しようとしたら。
・……え、舌打ちされたんだけど。なんか凄く冷淡。そんな機嫌を損ねるようなことしたっけ、自分?
・てか、FOEに出口塞がれた!? えええええ!?
・うーん、あまりに早い豹変。彼女は敵なのか味方なのか。世界樹のパターンに則れば敵なんだろうけど、さてさて。
・いずれにしても、FOEを操る上に冒険者を故意に亡き者にしていた節もあっては見逃すワケには行かないと。彼女を追って真意を問い質さなくてはなるまい。
元老院も既に彼女をマークしていたらしい。クジュラの指揮で捜索隊が派遣される。
・でも、クジュラ自身は働かないのな。実働部隊を持ってるところがレンとは違うところ。
・ヒトデの調査クエストが面白い。樹海の生物ならではの特殊な生態が垣間見えるのがTRPG的で、結局力押しでオチがつくのがCRPG的。
オランピアを追い詰めるものの…… 「ワ、ワニだー!」 準備してなかったので焦る。
・そしてまた逃げるオランピア。とことん抵抗する模様。
・クエストで必要な極太の喉。手に入れても帰る頃には忘れてて売っちゃうこと数度。
・鈍足FOE、亀だと思ったらワニだったでゴザル。
・その亀はモブに格落ちであーあ、と思っていたらヒドい物理耐性持ちで苦しめられる。だから属性攻撃ないってーの。
・お地蔵さん怖ええええ。一瞬、襲われるのかとドキドキした。
・B6Fの採取で早くもアムリタ購入可能に。しかも150enとか随分安くなったなぁ。
・っていうか、今回のアムリタって藻から作られてるのね。甘露から一気に青汁のイメージに。
・古海の放浪者。シーラカンス。呪われたり眠らされたりで厄介な相手。リフレッシュじゃ後手に回ってしまうので予防の号令が欲しい。
・適当に突っ込むと乱入が後から続くので、最後尾狙いが鉄則。歩数調整がちょいとめんどい。
・安らぎの子守唄がなんて凶悪なスキルに化けているんだ……
・襲来する鱗竜。世界樹2によくいたなー、こういう亜竜。牛の麻痺で力溜めを防げたりすると嬉しい。
・スキルを色々試してみようと思って、シノビを休養させて適当にスキル振り。テストのために大航海クエストを選択したところで、間違えてセーブしてしまう。
・適当過ぎるスキル振りだったので、さらに休養。都合LV10低下。
・えーと、ボス戦控えているんですが、どうしろと。実質4人で戦えってことですか。
・色々面倒だったので、スキル無振りで進めることにする。サブクラス解禁で休養予定だったから前倒しと考えればいいさ!
オランピアを追い詰めていよいよボス戦へ。てか、ボス部屋までの動線が長い!
・オートパイロットがあるので前作までの連続ショートカットは控えている感じ。これもまぁ、一つのバランスでしょうね。
オランピアは深王とやらの配下で、樹海の探索を拒む深王の考えに基づき、冒険者の排除を目論んでいた様子。どうも世界樹1臭くなってきた。
・海王ケトス。でっかいクジラ。一度目の挑戦は惜しくも負け。
・状態異常がキッツいんだよなぁ。貯金しておいたモンクのSP振り分けに悩む。
・チャクラの覚醒はどれくらい頼れるんだろう。なんだかんだで回復役には必須っぽい気はするけど。うーむ。
・色々スキル振り。リフレッシュをケチってLV5で止める。
・アイテムを惜しみなく投入して2戦目は勝利。
・「小さき者、いや、大きな者よ」はちょっとティンと来たセリフ回し。
・星の鍵をゲット。これで封印された扉の向こうにもいける。
・それにしても展開早いなー。1階層分くらい巻いている感じ。
・進んでもいいし、戻ってもいい? どうせ樹海磁軸がすぐ先にあるんだろうから、ここで引き返すのは二度手間ってもんでしょう?
・そしたら間髪入れずに重要そうな選択肢が出るとかどんな罠。
・なんか一貫しないモニョるような選択をしてしまったので、一端リセットして海王ケトスに再挑戦することに。ううーん。
・さておき、第2階層の奥には深都と呼ばれる地下都市があったのでした。このビジュアルには度肝を抜かれましたよ。
オランピアがパージ! 脊髄露出しててちょっとヒィィィってなる。
・あんなマント1枚で今までよく隠し遂せたものだと思う。耳当てとかどうなってるの、あれ? 無理矢理押し込んでるの?
・ゾロゾロと新NPC登場。なんか一気に女性比率が上がった。
・深都の深王。イケメンだけど、ヴィズルポジション臭い。むーん。手が機械っぽいけど、単にプリンスのグラを踏襲してるだけなんだろうか。
・深都NPCの顔ぶれは妙に世界樹2っぽいなー。
・姫様の話によると海都の目的は深都との友好と同胞の救出。そのために深都への道を拓く必要があったとのこと……だそうですが。
・さらにその目的はどこに? 深都と共同して当たらなければならない事情が何かあるのかね?
・単純に航海で航路を復活させているのと同様、通商的な理由が大きいのかもしれないけど…… それにしちゃ必死に過ぎる気もするけどなぁ。
・とは言え、深都への進物の贈呈など、海都の物腰は丁寧。友好姿勢は窺える。
・同時によそよそしさも拭えない。東西ドイツ統一みたいなもんかなぁと思うけど、時間的にはもっと断絶があるか。世代も変わっちゃってるし、これくらい形式に則るのが普通なんだろうか。
・ただ、一方の深都はと言えば、オランピア妨害工作からもわかるように、海都の樹海進出を望んでいない様子。なぜ?
・深都にしても、海都にしても、それぞれの事情は胸に秘めたまま、こちらを都合よく動かそうとしている節がある。あまり気持ちがいいものじゃない。
オランピアにしても釈明があるのかと思えば、「それが人類のためだから」などという説明にもならない説明でこちらを地上に押し返す始末。
・深都と海都、どちらの意を汲むべきなのか。どちらかがより至誠なのか。正直、見極めがつかない。
・そんなワケで選択肢にしても、積極的に一方に肩入れする気持ちにはなれなかったのです。まぁ、隠し職の選択を見据えてオランピアの言いなりになってはみましたけどね!(最低)
・ちなみに初回はオランピアの要請にNO、元老院の質問にNOで返しました。
・「深都のことを秘密にしてくれませんか?」 サー、イエッサー! 「第2階層の奥には何かあったのかね?」 何もありませんでしたサー!
・「コイツらウソついてますよ。沈んだ都市がありました。」 金髪空気読め!
・樹海の真実を知るなってのは受け入れられないし、かと言ってこんな大事を詳らかにしていいものか。考える時間が欲しい、的な迷いまくりの選択。
・全然一貫してないけど、冒険者らしい等身大の受け答えだよなとか。ギルド名のカプリシャスにもそぐう。
・まぁ、どっちにしても結果は同じなんですが。なかなか悩ませる内容で面白いですね。



◆ジェナン:ウォリアーLV30
 常在戦場LV10 槌マスタリーLV10 アームブレイカーLV5 ナインスマッシュLV2 狂戦士の誓いLV1 ウルフハウルLV3


◆ツァオルゥ:モンクLV30
 錬気の法LV10 チャクラの覚醒LV5 ヒーリングLV4 ラインヒールLV5 パーティヒールLV2 リフレッシュLV5


◆イヌギリ:シノビLV22
 なし


◆オズレイ:バリスタLV29
 ジャイアントキリングLV10 弩マスタリーLV6 ヘビーショットLV5 前陣迫撃砲術LV4 アンブッシュLV5


◆スゥ:ビーストキングLV30
 獣の心LV1 獣王マスタリーLV7 ビースト帰還LV2 催眠梟召喚LV10 暴れ野牛召喚LV10 ビーストロアLV1