▼世界樹の迷宮3プレイ日記・その4(B16Fクリアまで)

 世界樹の迷宮は、自分で思うままにキャラクターを作って、スキルを覚えさせて、パーティを編成する、マイパーティの自由度が魅力的なRPGですが、クラスの特徴はMMOの流れを汲んで、個性的な作りになっています。FFやDQのように基本的にアタッカーとしての性能が備わっていて、それに+αの特徴があるというよりは、攻撃、防御、補助、回復、探索…… ある一方面に特化したクラスが多いのが今風ですね。
 さて、世界樹の迷宮には、前作までのパラディン、今作ではファランクスという防御専門のクラスが存在します。両者に共通する代表的なスキルに「挑発」がありまして、これは防御力に優れた盾役に攻撃を集めることで効率的にダメージをコントロールするスキルです。
 ただ、このスキル、1では効果がなかったり、2では全体攻撃が増える後半で空気になりがちだったり、割と不遇なスキルではありました。今回もまぁ、挑発自体の性能は前作と大差なかったりします。なので、一見序盤専用のスキルにも見えます。ところが今回の挑発は、強敵が多用するランダム複数回攻撃を防ぐのに実に有用なんですね。
 ランダム複数回攻撃は、今回、敵味方に多く見られるスキルで、ターゲットや攻撃回数が不安定なものの、上手く嵌れば実に強力なスキルです。
 当然食らうと痛いワケです。ヤワな前衛が2発食らえば死ぬダメージを平気で5回くらい投げてきたりして。ダメージの予測が立て辛いので回復も後手に回りがちですし、運頼みのシーンも増えて、食らう立場としては頬が引き攣るスキルです。
 で、挑発はそんな怖い偶然性を操作できるところに強みがあるんですね。挑発自体の性能を強化するのではなく、戦闘のグランドデザインを弄って挑発の有用性を確保したという。
 挑発の為だけに全体ランダム回数スキルが多数導入されたワケではなく、これは副次的な効果だとは思いますが、これは面白い化学反応だなーと感心しました。



 戦闘のグランドデザインについては長くなるのでまた別の機会で。
 以下、ネタバレです。B16Fクリアまで。ルートは、えーと、名前を出すことすらネタバレになる方です。違う方を選んだ方は見ない方がいいかも。




・深王の話。深王及びアーモロードの王族には世界樹と対話する力があるらしい。
・そもそも世界樹はフカビトと同様、宇宙からやってきた知的生命体で、海都の疫病の折に自らの身を樹に変えて海都を救ったんだとかなんとか。
・ってことは、呼び名こそ世界樹ではあるものの、所謂「世界樹計画」によって誕生した従来の世界樹とはまったく異質の存在ってことか。
・まぁ、2の世界樹世界樹計画とは無関係なのかもしれないけど。軌道エレベーター繁茂説。
・深王にフカビトの脅威や先進技術を授けたのも世界樹らしい。前作までの世界樹に比べると随分と能動的にお話に関わってくるなぁ。
・「まぁ、お前らも一度世界樹の話を聞いてみろよ」と、世界樹との対話に必要なイブン・ガジの粉を渡される。
世界樹の声を聞けば深王の言葉が嘘かどうかわかるかもしれない。どっちにしろ、深王の手配なのだから彼に不利な材料は出てこない可能性が高いけど……
・ボンガロ吹いた。壊炎拳ってバーンナックルなのか!
・相変わらずのあの敵キャラが相変わらずの戦法で出てきてじんわり。リセットウェポンなんかねぇよコンチクショウ!
・過去敵出演とかドラクエ9っぽいなぁと。まぁ、資産の有効活用ってヤツですか。
・B14F、第4階層に踏み入る。深王の話では、ここは世界樹を奉るために建てた祭殿とのことだけど、どうも壁画やら背景絵のセンスからするとフカビトの神殿にも見える。
・深王はフカビトがこの祭殿を占拠したと言っていたが、それは本当なのかね? ますます怪しくなってきた。
・この階層のギミックは落とし戸。従来のシリーズにはなかった仕掛けで新鮮。
・落とし戸でFOEを潰そうとしたけどできないのね。ちっ。
・ギミック自体は単純な作りなので、○×ゲームの要領で進む。
・好奇心でFOEの巣穴に飛び込んだら閉じ込められちゃった。てへ。
・仕方がないのでFOEと戦闘。まぁ、いざとなったら遁走の術もあるしね。
・と思ったら、連続のスタンハメで身動きする暇も与えられずにシノビ死亡。
・回復を図るも強烈な一撃でバタバタと倒される。逃げ道もなし。で、ゲームオーバー。
・深層のFOEのヤバさを改めて実感。これは迂闊に戦える相手じゃないなー。
・ザコ戦は相変わらずのビーストキング無双。第3階層では効き辛かった睡眠がスパスパ決まる。
・寝ているザコには前陣迫撃砲術をお見舞い。多段ヒットするスキルは眠り修正を1発目しか貰えないので、戦術的な相性はいい。
・でも、巨大ライギョは怖い。雷撃一発でバリスタが死ぬ。眠りが入らないとギャンブル。
・サウロポセイドンが異常に筋肉増強してて吹いた。フランケンシュタインかお前は!
ライチョウは一応地元の県鳥なんだけど、こんなんじゃないですよ。……と2の時も思ったっけ。
・隊伍して襲ってくるフカビト連中は1のモリビトを髣髴とさせるね。
・でも、フカトルーダーとかフカメディウムとか名前が直球すぎじゃないですか。モリビトはグリンウォリアーとか一応格好ついてたのに。モリドルイドとかじゃなかったですよ。
・そう言えば、CEROに引っかかりそうだったモンスターって多分これだよね。世界樹1でも冷酷なる貴婦人がチェック受けてたっけ。
・怪しい石像は全然眠ってくれない。炎は痛いし嫌な相手。前作で「石像の癖になんで寝るんだよ!」って散々ケチつけた報いが……!
・そして武器が突属性ばかりなので通常ドロップを落としてくれない。HP調節してモンクの鎚で粉砕して。面倒。
・異界の胸甲兵のカウンターが怖い。威力はそれほど高くはないんだけど、バリスタの攻撃をカウンターされてリープスラッシュに繋げられるとパーティヒールが挟めない。
・魔物討伐大会。母なる爆炎竜をガンガン撃破して1位ゲット。
・水底を突く石像。これはいざとなれば石像を破壊してクリアできるクエストなのか、と思ったら石像復活するし。こういうパズル系は苦手。
・イブン・ガジの粉を使って世界樹との対話。深王の言動を補強する内容。
・確認できたのは世界樹と名乗る「それ」は、フカビトと呼ばれる「それ」と敵対する存在であるということ。言ってしまえばそれだけで、疑義はさっぱり晴れない。
・そもそもイブン・ガジの粉って、クトゥルー由来の不可視の魔物を見えるようにするためのアイテムなんだよなぁ。フカビトの香りがプンプンする。
・実は世界樹が人類の脅威で、フカビトがそれに抗する存在…… ってのも考えられなくはないけど、その前に真祖の第一印象が最悪です。
・さすがに印象としては深王 > 真祖。オランピアが絡んでくると難しくもなるんだけど。
・結局は疑念を深めたままで結論は見えず。どうしたものか。
・深都に戻ると深王様がまた色々言い出す。「みんな、聞いてくれ。海都には人類の裏切り者がいる。人類は滅亡する!」 な、なんだってー!
・フカビトがグートルーネ姫様に憑いているとかなんとか。姫様が療養に訪れる白亜の森で何か後ろ暗いことをしているんじゃないかとか。
・姫様の件が事実かどうかはさておき、深王が海都の協力と進出を拒んだ理由がこれでわかった。深王は最初から海都の潜入工作を懸念していたんだな。
・まぁ、確かにクジュラの行動とか深都を無闇に刺激しまくりだしなぁ…… あれは本人の空気読め無さもあるのかもしれないけど。
・キラキラし過ぎて隠密活動が苦手とか。正直な話、見つかりすぎですよね。行動全部筒抜けですやん。
・祭殿の奥には白亜の森に直結する転送装置があるらしい。なんでそんなところと直結してるのか?
・で、クジュラが転送装置を破壊しに向かったので阻止しなさい、というのが次のミッション。
・うーん、姫様がフカビトに憑かれているなんて俄かには信じ難い。それは深王様の考えすぎじゃないかなーとか。
・フカビト憎しで回りが敵に見えるんではないかとか。市民グートルーネは反逆者です。ZAPZAPZAP! もはやパラノイア的な様相。
・真実を知るには行動するしかない。当人に直接会って問い質すしかない。
・ってことで、一行は第4階層の突破を目指すワケです。ロールプレイ的には、自分の選択を見届けるためって感じですね。
・B15Fは落とし穴の連続。進入を阻むトラップというよりも、B16Fと連動した立体的なフロアという趣き。
・ただ、道のりが長いねー。ダークエーテルのおかげで無補給でも延々潜れるんだけど、気づいたら1昼夜歩きっぱなしだったりする。
・要所要所にショートカットがあるので、息継ぎしながら進めるデザインではあるんだろうけど。
・イブピアーラが寝てくれない。嫌な相手。タフネスもあるし逆に眠らせてくるし。
・TP吸われるのがなんか一番堪えるわー。前衛のTPを吸われるとダークエーテル多用の戦術が根底から崩れる。
・その割にサクランフクロウは寝やすいのよな。前作はこっちの方が睡眠耐性が高かったような記憶があるけども。
・B16F最奥に到達。あれ、黒FOEがいない……?
・と思ったら、背後からこちらを呼び止める声。クジュラの登場で決戦の気配が。
・そこに割り込むオランピア。こ、これは「こいつはオレが相手する。お前達は先に行け!」ってヤツですか?
・流れをイマイチ読めないでいると、クジュラが突如FOEを召喚。って、モンスターボール!?
・大航海クエストでも思ったんだけど、世界樹3の魔物って世界樹に関係なくそこらに沸いてるよね。世界樹1の魔物はフォレスト・セルが生み出してた設定みたいなんだけど。
・第2階層以前のFOEは勝手に沸いてるのか、深王が配置してるのか。オランピアFOEを繰り出したのもクジュラと同様の技術なのかもなぁ。
・そこでビーストキングなのかもしれないけど。魔物を使役することが一般的になりつつある世界なのかなぁ。
・さておき、クジュラが呼び出したのは貝の化け物、シン。漢字で書くと蜃。ガープス妖魔夜行で見たことあるなあ。
・明らかにバステを多用するタイプのボスなだけに、予防の号令を毎ターンかける。混乱や眠りが通ると足の遅いウォリアーやバリスタの攻撃が届かない。
・しばらくは全体バステと予防の号令の応酬が続いたものの、後衛に腐敗が入ってから突如として殴られる。
・ひょっとしてコイツ、バステがかかるまで延々とバステを撃ち続けるルーチンなのか?
・それならHP回復は無用。先読みパーティヒールを投げ続けていたモンクも攻撃に参加させて更に攻め手を強める。
・HPが減ってからは全体ランダム攻撃を繰り出すようになるものの、致命傷には至らない。そのまま押しきって勝利。
・振り返ってみれば、一番ラクなボスだった。予防の号令がなかったら苦しかったと思うけど。
・クジュラとオランピアは相討ち。死んでないけど。
・クジュラはともかくオランピアが達人と称されると「何の?」と聞きたくなる。直訳によくある表現ではあるけど。
オランピア、これで死亡とかないだろうなー、と不安になりつつ、促されたので転移装置を調べる。いよいよ第5階層へ。




◆ジェナン:ウォリアー/バリスタLV48
 常在戦場LV10 アベンジャーLV3 狂戦士の誓いLV1 チャージLV5 ウルフハウルLV3 弩マスタリーLV7 ヘビーショットLV5 前陣迫撃砲術LV10 ダブルアクションLV6 高速徹甲弾LV4


◆オズレイ:バリスタLV50
 ジャイアントキリングLV10 弩マスタリーLV7 ヘビーショットLV5 前陣迫撃砲術LV10 ダブルアクションLV10 高速徹甲弾LV4 アンブッシュLV5


◆ツァオルゥ:モンクLV52
 錬気の法LV10 チャクラの覚醒LV10 ヒーリングLV4 ラインヒールLV5 パーティヒールLV3 リフレッシュLV5 バインドリカバリLV2 リザレクトLV1


◆イヌギリ:シノビ/ゾディアックLV45
 煙りの末LV10 ダークエーテルLV5


◆スゥ:ビーストキング/プリンセスLV46
 獣王マスタリーLV10 ビースト帰還LV5 催眠梟召喚LV10 ビーストロアLV5 攻撃の号令LV1 防御の号令LV3 予防の号令LV1