逆転裁判4・その3

 ちょっとだけ内容に触れると、今回のナルホド君は葡萄ジュースが好き、という設定があって、第1話でのデモは元より、第2話でも病院に持ち込んでまで常飲している日常が描かれている。
 そんなナルホド君は娘であるみぬきちゃんに飲み過ぎを諌められているワケなんだけど、これってやっぱり飲酒の暗示なんだよなぁ。
 逆転裁判3のゴドー検事が煙草を吸わないのは主な購買層である子供に悪影響を与えないためという話を聞いたことがある。ゴドーの真似をしてコーヒーを愛飲するユーザーは少なくなかったみたいなので(かくいう自分もそうだなぁ)、これが煙草だったらなるほど面倒な話になりそうだ。
 それと同様に今回のナルホド君もまた一升瓶を抱えた呑んだくれではなく、葡萄ジュース好きのダメオヤジに描かれているんだろうなぁ。実はその辺りに丸山弁護士起用の真意が隠されていたのだと見たがどうか。本当はナルホドくんをあんなキャラにしたかったんじゃなかろうかとか。はい、穿ちすぎですね。


 まぁ、小道具にまで忖度が必要な現状を息苦しいと見るか、良心的と捉えるべきかは様々だと思うけれど、自分は表現に雰囲気を感じられればいいじゃん、と思うクチではある。葡萄ジュースも葡萄ジュースでコミカルさがあるしね。何だかんだでナルホドくんもまだ子供っぽいなぁ、とか。
 その辺、課せられた制限を味わいに転化するのがタクシューの上手さなのではなかろうかと思いつつ。法廷で葡萄ジュースをラッパ呑みするナルホドくんの登場を待ち望んでいる自分がいたりします。





 以下ネタバレ。第2話クリアしました。




・キタキツネの親父、藤堂竜白かと思った。
・エアギター! BGMとのリンク具合が半端ないな!
給食費未払いとか時事ネタだったのか、ひょっとして。
・まーた変なキャラ出てきた。アイガ系というか。
・川津京介。名前の元ネタはなんだろう。キタキツネ関係がネーミング凝りすぎでギャップが。
・ここんところ出てくるキャラはみんな面白い。ストックが凄いな。
・久しぶりに推理力が働いてムフーな感じ。「ひょっとしてオレ天才?」みたいな錯覚を味わうのが楽しい。
・なんとなく事件の真相は掴めて来た。まだ話に出てない病院の息子が怪しいとみたがどうか。→ 息子とか全然関係なかったわぁ。
・普通に下着ドロボウだとドン引きするところだったけど、ギャグで収まっていてホッとした。別の意味でドキドキするなぁ。
・蘇る〜から引き続き指紋検出。今回も酸欠になるプレイヤーが続出しているのだろうか
・足跡検出。科学捜査は合理的に証拠集めが進んで達成感があるなぁ。爛熟期を迎えたDSゲーとしては単純すぎる気もするけど、まぁ、別に無理に複雑にする必要もないか。
・うはー、犯人婚約者か。また豹変系なのか?
・金庫の指紋検出。畳み掛けるような科学捜査。イイ。
・御剣検事もそうだったけど、自分が撃ったかどうかぐらいハッキリしてくれぇ。全力で否認されると話が広がらないのはわかるんだけど。
・金庫の銃弾に気づかなくて詰まる。招き猫め!
・ムギツラの親父さん、ヅラかよ! 確かにそれっぽかったけど!
・事件の真相が明らかになった瞬間の快感! これよね! 事件の真相を7割理解できてる状態が一番楽しめるように思う。
・絵になる殺人場面とカラクリがパズル性に満ちていてイイ事件だったなぁ。屋台の中からよく撃ち抜けたなと思わなくもないけど。
・そう言えば金庫の中になんで銃弾があったのか言及されてないような。美波が医者を脅す→医者が金庫開ける→美波が金庫に近づく→医者が美波を襲う→弾みで美波が銃を撃つ→金庫に着弾→医者、金庫を閉じる みたいな流れなのかしら?
・キレイなキタキツネ親子に吹いた。何だこのオモシロ親子。
・片思いの男は報われないのよなぁ。矢張を思い出す。