世界樹の迷宮・その36(B20F)

アルケミスト♂ ウィバの日記


 渾身の力を込めて振り下ろされた大剣は暴君の頚骨を叩き折る鈍い音を響かせたが、彼女はその感触に満足することなく更に四肢を漲らせる。
 2度、3度、4度。鉄槌のように打ち下ろされる彼女の大剣は一振りごとに肉を叩き切る湿った音と同時に頚部へと食い込み、やがて十数回目の挑戦の末に遂に頭部を切り落とすことに成功した。
 噴水のように噴き出す血液の奔流を五体に浴びながら彼女は勝利の咆哮を上げる。そして総身の力を使い果たした彼女は膝から崩れ落ち、特大の首級に覆い被さるようにして気絶した。


 この世のありとあらゆる生命への敵愾心に満ちた真紅の瞳はやがて光を失い、収穫目前の小麦畑を想起させる黄金の羽毛に彩られた体躯は、蝋人形のように不自然に強張り始める。しかし生命の灯火の尽きた今であってなお、王者の威厳を象徴する黄金の羽毛から輝きが失われることはなかった。
 強大なる大鷲。暴風の体現者たる彼にモリビトが神の御名を授けたのも今となっては異論を挟む余地がない。
 この巨大な大鷲は人知を遥かに卓越した化物だった。オレ達が今こうして背中全体で大地の暖かさを感じられるのも一事が万事、幸運の女神の気紛れな寵愛あってのものだ。実力で神を下したのだと胸を張るだけの余裕は恐らく誰にもない。


 「『岩をも破る者』を殺したのか。」


 勝利の余韻に浸る間もなく、オレ達の前に姿を見せたのは、今や顔馴染と呼べなくもないモリビトの少女だった。彼女の口調は依然として陶器のような無機的な張りを帯びてはいたが、その目にはやや力が失われているように見える。永年に渡って篤い信奉を捧げてきた神が、ちっぽけな人間の手によって息の根を絶たれたことに動揺しているのだろうか。


 「そうだ。……今度はオレ達を殺すか?」


 モリビトの少女はたじろぐように体を縮ませる。脅かすつもりはなかったのだが、向こうからすればオレ達は『神殺しの悪魔』も同然なのだ。或いは過分な誤解を受けているのかもしれない。
 ふと考えてみれば、今のオレ達は極めて危機的な状況に置かれていることに気づく。神との戦いで消耗し切ったオレ達には激昂したモリビトはおろか、あの狡猾さだけが取り得の『うごめく毒樹』にさえ抗う手段がない。錬金術を操るための硝薬も触媒も、いざという時の奥の手までもとっくの昔に使いきってしまった。オレ達の命運はいまや彼らモリビトに握られていると言っても過言ではない。

 ならばもう少しだけ足掻こう。まだオレは死にたくない。やっと開けた迷宮の深奥へ挑む好機をむざむざと失ってたまるものか。


 「そのか細い腕でも今なら殺せるかも知れんよ? こちらはもう満足に術も使えない。」


 言下に威圧を篭めて言葉を投げかけつつ、あからさまに左手を背中に伸ばし懐刀の存在を匂わせる。当然ながらそんなものは存在しないし、例え備えていたとしてもリンゴを剥くのがせいぜいの腕前では護身の用には役立たない。普段ならこんなハッタリが効く相手とは思えないが、今は恐らく相手も混乱の渦中にある。足を竦ませられればそれでいい。
 彼女は恐らくモリビトの中でも高位の人物だ。物腰からして一介の平民とは思えない。ならば、いざという時には彼女の身柄を捕らえ、盾にすることで脱出を図ることも可能かもしれない。
 オレはジャドに目配せする。ジャドも瞬きを繰り返して了解の意を示すと、彼女の死角にスルスルと音もなく這い寄る。やれやれ、オレも随分悪知恵が働くようになったものだ。


 「殺すつもりはない。だが……」


 ハッタリが効いたのかどうかはわからないが、彼女が感情を暴走させるに至らなかったのは無上の幸運と言えた。しかし同時に彼女はオレ達を前にして自らの意志を決めあぐねているようだった。


 「あの炎の海に包まれたとき、我々は一族の存亡の危機を悟った。」


 押し寄せる熱波。充満する黒煙。立ち上る火柱。迷宮の最奥に追い詰められた彼らに逃げ場などなく、意を奮って炎の壁を突破したとしても、そこには獰猛な笑みを浮かべた屈強な兵士達が待ち構えている。一族郎党全てに等しく降りかかった死の気配を前にして、彼女は一体何を思ったのだろうか。


 「ゆえに私は『岩をも破る者』を数千年の眠りから解き放った。忌むべき神。破壊の権化。しかし我々に残された最後の手立てを。」


 彼女は『岩をも破る者』が引き起こすであろう災厄を理解した上で、かの破壊神を現世に呼び覚ましたのだ。そしてそこまで彼女を追い込んだのは他ならない人間である。


 「『岩をも破る者』の力はまさに伝説に謳われた通り。黄金の翼をはためかせ、炎を吹き払い、我らに敵する者どもを駆逐した。だが、私はかの大鷲の力を御することができなかった。」


 『岩をも破る者』の力はモリビトにとっても想定外の代物だったのだろう。しかし、もしモリビトがあの狂乱の支配者と意志を通じていたとしたら…… 今ごろオレ達の体は八つに引き裂かれ、老木に突き刺さる哀れな骸達の仲間入りを果たしていたかもしれない。


 「眠りが足りなかったのだ。あと数世紀に渡って落惟の儀を続け、かの大鳥の記憶を幼生にまで還らせねばならなかった。刷り込みは不完全だったのだ。」


 鳥類は孵化した直後に見た生物を親と認識する。刷り込みと呼ばれる習性だ。
 ラクイノギとやらがどのような代物かは全く見当がつかないが、彼らモリビトはどうやら『岩をも破る者』の記憶を人為的に抹消し、改めて刷り込みを行うことで部族の制御下に置こうとしていたらしい。
 やれやれ、なんとも気の長い話だ。遥か昔の『協定』の件もそうだが、彼らモリビトの時間感覚はオレ達からするとスケールが大きすぎる。


 「ゆえに一族の危機を招いたのは私の力不足のせいなのだ。」


 彼女の弁からすると『岩をも破る者』の制御に失敗したのは、単純な時間不足、準備不足に起因するようにも思えるが、彼女自身はその責任をどうやら自身の過失と位置づけているようだった。
 そして彼女は伏せ気味だった顔を真正面に向けると、固く険しい表情で搾り出すように言を継ぐ。


 「……そして我々は貴様らに命を救われたということになる。」


 認めたくはないが、と無声の残滓が聞こえた気がする。
 結果論からすればオレ達は彼らの存亡の危機を救ったことになるのかもしれないが、同時にモリビトを滅亡の淵に立たせたのもかくいうオレ達なのだ。
 彼女が先ほどから見せる逡巡は恐らくその辺りの事情に端を発しているのだろう。オレ達は彼女にとって憎むべき仇敵であると同時に命の恩人でもあるらしい。
 彼女は責任感の強い娘なのだろう。内包した矛盾をすべて自らの力量不足に求めて自分を納得させようとしている。
 オレからすればその態度は余りにも内罰的すぎるように見えるのだが、それを諭して矛先がこちらに向くとそれはそれで厄介だ。アリスベルガ辺りなら懇々と理を説いて彼女を責任感の鎖から開放してやるのかもしれないが、オレにはそんな恥ずかしい真似は無理だ。これ以上の危ない橋を渡るのは御免被る。オレにとっては理よりも命の方が大切だ。


 「ゆえに人間よ、去れ。此度だけは見逃してやる。」


 喉から手から出るほど待ち望んでいた言葉だが、喜びを胸の内に隠しつつオレは眉根を顰めて「増長満め!」とでも言わんばかりの目つきで睨みつける。手負いの獣の遠吠えは彼女のささやかな自尊心を満足させて意趣をより固めることだろう。




 命の保障が得られると、緊張が解け、途端に口も軽くなる。オレは先ほどから気になっていた疑問を投げかけた。


 「お前達はどうする? 神が死んだと知れば執政院が手勢を差し向けるぞ。」
 「その前に逃げる。」
 「先祖代々の土地をそう簡単に手放せるものなのか?」
 「神は死に絶え、もはや我々をこの地に縛り付ける者はいなくなった。何より枯れ森は痩せさらばえた土地だ。郷愁こそあれ、豊穣とは縁遠い。」


 『岩をも破る者』は彼らにとって災厄であると同時に希望でもあったのだろう。その強大すぎる力を監視すべく彼らは迷宮の最奥に根を下ろし、気が遠くなるほどの長い時間をかけて神を奉じる日々を過ごしてきたのだ。遥かな遠き未来の果てに待つ栄光の時代を夢見て。
 だが、彼女達一族の悲願は脆くも打ち砕かれてしまった。同時に彼らの祖先が子孫に託した使命も今日を以って終わりを告げたということなのだろう。


 「行くあてはあるのか?」
 「侮るな、人間よ。お前達は世界樹の全てを知悉したと思っているのかもしれんが、それは不遜な思い上がりだ。最も地表に近い第1層でさえ、未だお前達が知るのは枝葉末節に過ぎない。」


 数千年に渡り迷宮と共に暮らしてきた彼らは、恐らく人間の手の届かない秘境の存在をも熟知しているのだろう。過分な心配は却ってこちらの無知を笑われるだけなのだ。


 「だが、それにしては身軽だな。まるでこの事態を予期していたかのようだ。」
 「我々は忠告を受けたのだ。モリビトは『王』の庇護から見放された。ゆえに新たな生き方を模索せねばならない。……ツスクルの言は確かだった。」
 「ツスクルだと……!?」


 神の殺害をオレ達に示唆したあの『呪い師』。なぜツスクルの名前が彼女の口から発せられるのだ……?


 「彼女は一体何者なんだ……?」
 「彼女は『協定』の締結の折に、人間から我々に差し出された娘の1人だ。私はそう聞いている。」
 「ちょっと待て。『協定』が結ばれたのは大昔の話だろう?」
 「そうだ。彼女は『王』の恩寵を賜り、『世界樹の種』を埋め込まれて死を超越したのだ。以来彼女は幼生の姿のままで数千年の時を生きている。」


 『世界樹の種』。その単語はアリスベルガから聞いた。朽ち果てた『敵対者』の肉体と精神を大地から再構成する力。彼女は、ツスクルは、『敵対者』に近しい力を持った人間なのか。


 「彼女は『王』とモリビトの意志を繋ぐ役割を担っている。彼女が『巫女』の名を持つのもそうした理由だ。そしてお前達が『海上に来る者』を討ち果たした頃、彼女は私達に告げたのだ。『王』はもはや我らモリビトを庇護することはない、と。」


 彼女の話が確かならば、ツスクルはモリビトに極めて近い立場を占める人物のようだ。『王』と呼ばれる何者かのメッセンジャーとして人間の身でありながら永年に渡って彼ら部族内での重役を担ってきたらしい。
 その彼女が一方でモリビトに迫り寄る危機の到来を教え、一方でオレ達に神の殺害を依頼した。
 確かに彼女の予言は成就した。しかし俯瞰すればこれはただのマッチポンプだ。
 彼女の行動原理は一体奈辺に根ざしているのだろうか。彼女はモリビトを助けたかったのか? それとも憎んでいたのか? そして彼女の真の目的は一体なんなのだ?


 「『王』の加護が失われると聞いて巫女の託宣を疑った者も多い。部族の古株ほどその傾向が強かった。だが巫女の言を重く見た我らは、この地を離れる準備も進めていたのだ。」


 ツスクルの言動は全て彼らモリビトをこの枯れ森の地から引き離すための行為だった。結果論かもしれないが、そう考えることもできる。
 人知れぬ迷宮の奥地へ旅立つモリビトと、彼らが去った後の枯れ森に踏み入る人間。人間とモリビトの接触は断たれ、加熱しすぎた両者の関係を再考する猶予が与えられた。
 アリスベルガの前に姿を現した彼女は、アリスベルガに両種族の未来を問い、神の殺害を託した。恐らくそれが彼らモリビトを迷宮の奥地へと誘う引き金になると知っていたから。
 では、戦争の終結こそが彼女の真の目的だったのだろうか?


 ……わからない。
 結論を出すにはピースが足りない。最も複雑でそして巨大なパズルのピースが。恐らく全ての謎の糸の終端部はそこに直結しているのだろう。その手がかりを得ないことには彼女の真意を断じることは決してできない。謎を解く最後の鍵。その名は『王』。


 オレは顔を上げると、モリビトの少女に問い掛けた。


 「聞かせてくれないか。『王』とはなんだ?」


 数瞬の間があった。彼女は何を説明すべきか、情報の整理を試みているようだった。


 「『王』とは我らの父祖たる存在だ。しかし彼はモリビトではない。人間でもない。『王』とは、そう、世界樹そのものとも言える。」
 「世界樹だと?」


 オレは呻いて天井を仰ぐ。この世界樹の迷宮が彼らの言う『王』なのか? 彼らの崇める『王』とは原始的なシャーマニズムと似通った、実体のない、概念的な存在なのか?
 オレの心を見透かしたかのように少女は笑うと、言を継ぐ。


 「『王』は実在する。この第4層の奥、忘れられた遺跡に『王』の居城はある。最も私は『王』と会い見えたことはない。『王』に接見を許されるのは唯一『王』の意を受けた巫女と、巫女を守る神官だけだ。」


 迷宮の奥には世界樹の根幹を司る『王』と呼ばれる存在がいる。彼らモリビトでさえ知悉していない、雲上人のごとき存在が。
 そして『王』の正体を知る者はツスクル、或いはその相棒のレンだけということか。あの2人の冒険者の特異性は薄々感じていたが、どうやら彼女達は想像以上に世界樹の中心に近しい人間だったらしい。


 「彼女はなぜ巫女に選ばれたのだろう。お前達にとって彼女は異種族だろう?」
 「分からない。『協定』が締結されるまで『王』と我々モリビトは直に対面していたらしい。だが『協定』以後、『王』と我々は巫女の口を通してのみ意志を通わせるようになった。」


 それも不思議な話ではある。なぜ『王』は御簾の影に身を隠すようになったのか。そして『王』が彼女を重用した理由とはなんなのだろう。
 或いはモリビト内部の利害関係に忖度しない彼女が託宣を届ける重役を果たすのに適していたということなのだろうか。


 「我々モリビトは『王』からこの枯れ森を賜った。そして『岩をも破る者』の守護を命ぜられたのだ。我々は王の庇護の元にあって初めてこの過酷な枯れ森の中で生存を許された。しかし我々はこれから王命に背き、枯れ森を去ろうとしている。もはや『王』の慈悲は願えない。」


 先ほどから盛んに彼女の口の端に登る『王の庇護』とは、つまり生活のために必要な各種物資の受給や、人間に始まる外敵への備えなのだろう。考えてみれば彼らモリビトの武装は一般的なエトリアの武具と比べて遥かに高度で品質が良い。様々な資源が大地に眠る枯れ森に根付く彼らではあるが、武具を精錬する知識や技術まで 森からの恩恵に期待するのは無理な話だ。すると枯れ森から産出する高価で、しかし扱い難い産物の加工法は『王』によって伝授されたものと考えるべきなのだろう。
 しかし『王』は永年に渡って続けてきた眷属への支援を打ち切った。それゆえに彼らは『王』を頼らずとも生き延びられる手段を模索せざるを得なくなったというワケだ。


 「『王』に会いに行くのか?」
 「勿論だ。」


 モリビトは世界樹の誕生と共に歴史を紡いできた部族だと彼女は言っていた。ならばその父祖である『王』は世界樹の生い茂る以前の時代から生きていたということになる。
 世界樹の誕生する遥かな遠い過去。一体そこにはどんな風景が広がっていたのだろう。『王』はそれを知っている。オレの知らない世界を。
 手を伸ばせば届く場所に未知なる世界が広がっている。なのに危険に身を竦ませていては知を求める者の名折れだ。


 そして何より、ツスクルは、『王の巫女』はオレ達に迷宮の踏破を依頼したのだ。オレ達は冒険者だ。冒険者は依頼を遂行する。冒険者依頼人を裏切らない。
 彼女の依頼が果たして『王』の意向なのか、彼女の独断なのか、それすらもオレにはわからない。だが、モリビト、そしてアリスベルガへの働きかけには明らかに彼女個人の意志を見て取ることができる。彼女はオレ達に何をさせようとしているのだろうか。


 なぜ『王』は眷属であるモリビトを見放すに至ったのか?
 ツスクルの行動の真意とは?
 そしてなぜこの迷宮は作られたのか?


 全ての謎、全ての真実は呪われた『王』だけが知っている。
 だからオレ達は赴こう。真実の眠る、第5層へ。






 モリビト殲滅ミッションの後味の悪さの理由の一つに、結局自分達はミッションを達成してないじゃーん、みたいな歯切れの悪さが挙げられるような気がします。
 第4層には相変わらずモリビトがワラワラ出てくるし、でも執政院は全然気にしてないし、モリビト少女はどっか行っちゃうしで、明確なオチがないんですよね。イワォロペネレプを倒した後のモリビト少女のあっさりぶりもまたなんと言うか肩透かしで。もうちょっと構ってくれよーいと言いたくなった記憶があります。まぁ、ゲーム的な影響が大きすぎるので敢えてぼやかしている部分もあるんでしょうけど。


 第5層に入ったらフォローがあるのかなと思ったら以後モリビトに関する話題は一切ないし。結局モリビトってなんだったの? という議題はネットのそこかしこで頻出するテーマの一つです。まぁ、そこで色々と意見を交換し合うのが楽しいといえば楽しいんですけども。


 ポッドキャストでは当初は女神転生のようなルート分けを考えてた、みたいな話もありましたね。どんなのだろう。殲滅ルートと、和平ルートと、人間も纏めて鏖ルートとか、そんな感じですかね。ルート分けについてはメリットもデメリットもあって、その双方がなるほど納得がいく理由なのでルート選択がなかったのも一つの取捨選択の結果だったんだろうなと思います。
 その上で曖昧な形で話を収束させたのは、よく言えば結論をユーザ側に想像を委ねた形なのかなと。そんなワケで私は好き勝手に色々書いているワケです。どんな形であれ一本ビシッとスジの通るストーリーだったら多分妄想の入り込む余地とかないだろうしなぁ。


 個人的にはモリビトは遊牧民族っぽいイメージがあります。枯れ森が農耕地に適していなさそうなのと、グリンウォリアーがショーテルとか持ってる辺りから中東風の匂いがしますよね。枯れ森は埋蔵資源が豊富そうなのでその辺がまた中東っぽい。
 グリンヴァルドとヒュージモアが一緒に出てきたりすると、「このヒュージモア、モリビトに飼われてるんだろうなぁ」とか「チョコボみたいに乗用鳥なのかなぁ」とか「絶対タマゴとか食われてるよなぁ」とか色々想像できて楽しいです。守護神も鳥だしかなりの鳥好きなんじゃないかな、この部族。
 なのでモリビトが土地を離れるってのも、まぁ、あんまり拘泥しないのかも、と思ったり。家畜のヒュージモアを連れてゾロゾロと大行進みたいな。雨季になったらまた帰ってくるよ、ぐらいの気安さで。