どきどき魔女神判

 とりあえず2話目までクリア。あんまり時間取れなくてゆったりとプレイしてます。
 全体的な感触としてはほどほどの触感。物凄い詰め込みっぷりというほどでもなければ、あっさりしすぎと言うワケでもなく、非常に安定した作りで、なんと言うか意外にこなれている感がありました。先発のDOMとかがあったからその作りが生かされてるんですかね。


 アドベンチャーパートについては他のゲームでもよくある複数ポイントから選択する感じの移動画面なんですが、なぜかダブルクリック(ダブルタッチか?)が必要だったりしてちょっとやりづらい感じです。まぁ、十字キーで操作すると格段にプレイしやすくなるので、自分は専ら十時キーを使ってます。タッチが必要なときは爪でいいし。


 戦闘パートは意外にゲームゲームしてていい感じです。でもちょっとスライドの認識が悪いような気がして、攻撃が来るのは分かってるのにかわせない、みたいな場面が結構多かったり。自分が下手なだけかもしれないですけど。
 そんなワケで真面目にプレイしてるつもりでもゲームオーバーになっちゃったりすることが結構あったりするんですけど、リトライが実装されてるおかげで「よし、もう1回やるぞ!」と気軽に再挑戦できるのがいいですね。
 というか、そこで諦めると最後のセーブまで戻らなきゃならなくなるので、ついついもう1回やってしまうと言うか。地味にこまめなセーブが重要なゲームな気がします。


 神判パートはなんというかアレですね。ボイス出まくりでヤバいです、色々と。プレイしてる最中に部屋の前を家族が通り過ぎてくとちとビビります。「このヘンタイ!」とか言われてるのを聞かれたりしたら、ああ、もう、どんな表情で明日から顔を合わせばいいのか。
 この手のゲームは、弱点と言うか、どこかポイントになる箇所があって、そこを見るなり突くなりしていけばオーケーなのかなと思ったら、実は全くの真逆で、むしろ同一ポイントをタッチしまくるとダメ出しされるというのがなんか意外でした。それに気づかずにいきなりゲームオーバーとか食らったりして。
 なので要諦としてはハートが出る場所を複数点ローテーションする感じでタッチしていくといい感じっぽいですね。右肩→左肩→右わき腹→左わき腹→右太もも→左太もも→耳→右肩……みたいな。これに気づかないと延々と神判パートが続くことになったりして、2回目の神判はだい〜ぶ時間がかかりました。
 エロさについてはどうなんでしょうね。直接的な描写が充実してるワケではないので妄想力に自信のある方向きってことでしょうか。つまり自分はかなり相性がいいってことですな!


 あとは音楽がいいですね。ノリが良くて。いい音楽のゲームって最初に「オッ!」と来るんですけど、オープニングからビビッと来たので始めてみたらゲーム中の音楽もなかなかいい感じです。この手のゲームは音楽がいいとワンランク評価が上がるのでそれだけで得した気分になりますね。雰囲気がいいとやっぱりゲームにすんなり没入できます。


 あとは登場人物が増えていくと掛け合いの展開的にバリエーションが増えてテキストが楽しくなるのかなという雰囲気があります。第1話のテキストは面白くもなくつまらなくもなく、ごくごく普通のテキストだったんですが、第2話に入ってから右肩上がりに面白くなりつつあります。第3話もオープニングだけ触ったんですが、かなりマニアックなゲームのネタが出てきそうでワクワクしてます。
 ただ、調査パートで壁とかドアとか床とか、本筋以外の箇所をタッチしたときのテキストが「これは壁だ。」「これはドアだ。」「これは床だ。」みたいな感じで、あっさりしすぎなのがちょっと残念と言うか、もうちょっと力を入れて欲しかったかなという気がします。
 他のゲームと比較するのもアレですが、逆転裁判なんかはそういう一見無駄なところにも力が入ってて、それを見つけるのが楽しいというゲームだったので。どき魔女もそんな感じだったら部屋の色々な部分をタッチしてみる楽しさがあったのかなぁという気がするんですが。


 総評としてはファミ通のオール7はなるほど妥当な点数だったんだな、という感じです。突き抜けた面白さではないんですが落ち着いた作りと、あと誰もが奇妙に思うけど致命的でもない操作体系。その割に音楽が高水準で、印象点をプラスしたくなると言うか。次回作があったら絶対良化するってのが見えるので、期待したくなるというゲームです。


 なんか最近、自分が買ってるゲームってみんなそんな感じだなぁ。