任天堂カンファレンスとか色々

 今日の任天堂カンファレンスでスマブラが1月24日に発売延期との報。うわー、これはショックだ……orz 冬休み遊び倒そうと思ってたのになぁ。
 というか年明けのラインナップは全部スマブラに持っていかれかねないのでは。代わりにクリスマス商戦に飛び込んでたソフトはこれで戦国時代に突入。視点を変えればチャンスの再分配が始まって面白い状況になってきたのかも。
 代わりといってはなんだけど、WiiFitの発売が12月1日、8800円に決定。発売年越しになるやもと思ってただけにこっちはまぁ、無難な落し所かな。
 でもまぁ、本来的にはもっと早いタイミングで発売する予定のソフトでしたし、時期的にダイエット向きの季節でもないのでちょっとインパクトが弱いですね。
 ただ、売れ行きの全く読めないタイトルなので、蓋を開けてみたら「スマブラどころじゃなかった!」なんてことになりかねないのが怖いところ。開発陣は相当自信あるみたいですし、第2の教授になるのかなー?


 業績的な見方をすると、今回のスマブラ発売延期は販売時期を第3四半期(10月〜12月)から第4四半期(1月〜3月)へ移行させたということで、第3四半期の目標達成には影響しないということなんでしょうかね。どうもデカいバグが出たという話もあるので、計画的なのかそうでないのか見極めがつき難いんですが。
 とは言えスクエニなんかのドラクエ9の延期に伴うリメイク投入のような埋め合わせの駒が出てこないところを見ると、ちょうど去年、ミリオンを連発したカプコン逆転裁判4を次年度に持ち越したように、過度の計画達成からくる過熱化を避けるために、任天堂もカードの温存を図ったのではないかと思う次第です。
 そういう意味では任天堂の販売戦略は極めて順調というか、むしろ当初の目論見よりも急速的に達成度を高めているのではないかなと。まぁ、春まではずっとこのまま任天堂のターンですわね。
 とは言え発売を心待ちにしていた1ファンとしてはスマブラ延期は本当に残念なお知らせと言わざるを得ません。まぁ、その分完成度は高まるでしょうから焦らされる甲斐はあると思いたいですなぁ。


 さて、カンファレンスでのビッグサプライズはWiiでのモンスターハンター3発売発表でした。
 自分はPSに触れてない人間なので、PSで育ったビッグタイトルがWiiで発売されること自体は物凄く嬉しいです。特にモンハンは自分が好きそうなコンセプトのゲームなだけになおさらで。
 ただ問題は現行のコンセプトにWiiっぽさをどの程度組み入れるかってことで、戦国無双KATANAみたいなWiiだからリモコン振ればイイやみたいな作りをされるとちょっとなぁと思っています。
 戦国無双もベタな移植なら買ったのになぁ。ベタ移植のG1ジョッキーはすげー楽しかったですよ。
 まぁ、カプコンはバイオ4Wiiで上手くリモコンを取り入れた実績もあることですし、何より今回はPS3版の開発を凍結してWii一本に賭けるという背水の陣的な姿勢に気迫を感じる所です。


 あと、Wii版フリーウェア・シェアウェア的存在のWiiwareの発表があったんですが、中でも自分が気になったのはポケモンの写真が撮れるポケモン牧場の存在です。FEBで魚を色んな角度で撮るのにハマったので、ポケモンも…… ハァハァ。うーん、接続環境ないのにどうしてこういうことしてくれるかなぁ。


 あとは期待してたハード方面の展開、Wiiのカラバリ、値下げ、ワンセグチューナー発表等はなく、個人的にはそろそろと思っているポケモン金銀リメイクの話もなく、任天堂自身はサプライズを演出することなく淡々と想定内の発表を進めた感じですね。
 ただ、それは裏を返せば奇策に頼らずとも横綱相撲で勝てると見越している任天堂の自信の現れであって、今後も発売前直前になって初めてカードを切って行く任天堂のやり方には変わりがないのかなと言う気がします。


 そう言えばカンファレンスには体操の森末さんが来てたらしくて、「なぜに?」と自分は首を傾げたんですが。


> 森末→ぶつ森は来年末

> だったんだよ!!!1!(AA略


 わはははは! なるほど、そういう人選だったのか!




 さて、話はファミ通フラゲ情報に移って。「高速カードバトル カードヒーロー」が12月発売の報。
 うはぁ、出会い頭に置き土産使ってワープ逃げするスカタンクみたいな真似してくれるなぁ、任天堂は。これは避けられない。
 カードヒーローと言えば、メイドインワリオメトロイド、人によってはバルーンファイトでおなじみブラジル出身の芸術家風な坂本さん曰く「自分の作った中で遊びとして一番よくできて手応えのあるゲーム」。要するにTCGなんですが、TCGの魅力の一つである『勝つまで気の抜けない緊張感』をコンソール上で最も上手く表現したゲームだと個人的には思っています。
 普通TCGって対人戦でもない限りは勝敗なんて全然気にならないんですよ。大体の場合、勝ち負けってのはデュエル中盤で読めてしまうので、予定調和的に勝った負けたって話になるんです。
 でもこのゲームは最後まで勝ち負けが見えない。だから一手に凄く集中するんです。で、首尾良く勝てると「うわー、なんとか勝てたー」って全身から力が抜けてヘロヘロになるという。まさに実際のトーナメントシーンさながらの緊張感があるんです。
 これはゲームが完全にリセットを許さない作り(一手ごとにオートセーブ)なのと、ピンチになればなるほど行動の機会が増えると言う逆転重視のバランス、そしてゲームのテンポ自体が酷いせいでイライラしてるのに更に負けてイライラしたくない(笑)という理由によるのかなと思っています。
 まぁ、RPGに例えればウィザードリィのドキドキ感のようなものでしょうか。ヌルゲーマーの自分にはとかく精神の消耗が激しかった。それだけにハマる人はハマるゲームです。
 自分的には「デッキのキーとなる尖ったカードが少ない」ことと前述の「テンポが酷い」という理由で、発展性を感じさせる良作という位置づけの作品ではあったんですが、今回はタイトルからしてテンポがよさそうなので、嫌がおうにも期待してしまいますね。




 あとはアトラスからカドゥケウスの新作NEW BLOODの発表が。これ、海外で開発中とか言われてたやつですね。


 で、主人公がマーカス・ヴォーン33歳(声:小山力也)とヴァレリー・ブレイロック29歳(声:冬馬由美)って2人組らしいんですけれど、ヴァレリーって確かサクヤさん(金鹿の酒場の女主人)の海外名だったような……?
 まさかこれはキタザキ先生の時と逆のスターシステム発動で確かサクヤさんは未亡人と言うことはマーカス貴様ぁぁぁ! とか妄想がほどばしる自分はもうダメですか。偶然の一致なのかもしれないのに。
 とりあえず泣き黒子があったら「そうなんだな」と。画面写真が楽しみになってまいりました。


 WEB拍手のコメントを頂きました。ありがとうございます。
 埼玉か…… その発想はなかったわ
 自分はどっちかと言えばロシア説寄りです。主に世界を股に掛ける冒険者とかカッコイイじゃーんみたいな理由でですが。