Wii Fit7日目

 熱心なWii Fitライフの甲斐あって親からジョギング禁止令が出ました! やったー!
 ……家が壊れるからだってさ。そんなドタバタやってたのか自分。


 てなワケでWiiを2階の私室から1階の居間に移してWii Fitプレイ。1階なら文句は言われません。
 問題は居間のど真ん中にコタツが置いてあることで、これのおかげで左右に幅を取る踏み台ダンスができなかったりする。他にも太陽礼拝で手を横に伸ばしたら戸棚に手がぶつかって本やらCDやらが落っこちてきたり、なかなかのびのびとプレイできない環境ではある。
 ともあれ腰を据えてじっくりプレイ。……のはずが内蔵時計が30分ほど狂ってたせいで今日の運動貯金は10分ちょいでストップ。おぅあ。
 トータル1時間ほどプレイして「最後にジョギングで〆るか!」と思ったら想定以上に体力を消耗してて悲鳴を上げるハメに。


 そう言えば今日、会社帰りに信号待ちをしている時に突如右足が強い理由に思い至った。
 自分は通勤に自転車を使ってるんだけど、信号待ちをしている時っていつも右足で立っているのね。信号で止まる都度右足だけに体重をかけているので、右足が強いのってそのせいじゃなかろうか。
 しかし、そうなるとこれからは左右バランスよく立つように心がけなきゃいけないんだろうか。それも結構大変と言えば大変ではある。


 会社の同僚にWii Fitについて話したら大変興味を持ってくれたんだけど、どうも「目標の体重を指定するとそれに合わせてトレーニングのプログラムを提案してくれるソフト」みたいなものだと思っていたらしい。
 実はWii Fitにはそうしたプログラムメニューみたいなのは一切なくて、どのトレーニングを行うかは全てユーザの判断に任されている。複数のメニューを組み合わせたオススメのセットみたいなのはあることにはあるけど、それもあくまで推奨であって、セットでやらなければいけないものではない。
 まぁ、プログラム提案はないにしても、例えばレシピ機能のように複数のメニューを登録して一括でプレイできたり、或いは各メニュー間の画面遷移を直結して、連続でメニューをこなすようにする工夫はできたと思う。

 それを敢えてしなかったのは、単純な設計ミスなのか、それともなんらかの意味があるのか。
 設計ミスだと言い切ってしまうのは簡単ではあるので、後者について理由を考えてみると、あくまでWii Fitはユーザの時間や体力の都合に合わせてプレイする従属的なゲームなので、初めから複数のメニューがドンと積み上げられるとノルマ的な作業感をユーザに覚えさせるのではないかと任天堂は危惧したんじゃなかろうか。

 Wii Fitの戦略目標は毎日Wiiを起動させることにある。そのハードルを越えて始めてソフトを触ってもらう土台が出来上がるからね。
 つまり任天堂的には毎日体重を計って貰えればそれでOKであって、そこからのトレーニングは付随的なシロモノにすぎない。だからトレーニングにしてもパッと始められてパッと終わらせられる、ユーザの好きなタイミングで始めて好きなタイミングで終わらせられる作りになっているんじゃないだろうか。


 まぁ、でも実際体重を計ってみると「これはちょっと動かなきゃな」と思いしらされるので、本当に時間が足りない事態にでもならない限りはついついトレーニングを始めてしまう。これなんかはホント任天堂の術中にハマっているんだよなぁと思う。
 それはWii Fitに限らず、他のゲームも同じで「起動したから何かゲームでもやってみるか」的に思わせればもう任天堂の勝ちなんだよね。その辺がWii Fitに与えられた本当の目的ではあるんだけど、とりあえず今はトレーニングでグッタリして他のゲームまでやる体力まで使い果たしてしまっております。



 さて、体重は+0.5kgの残り1.6kgで終了。Wii Fitを始めて今日で1週間になるけれど、大変順調に体重が増えています。……なぜだ!?
 食習慣は全然変わってないんだけどね。吸収効率が高まってしまったのかもしれないなぁ。体重を増やしたい人にもオススメ、Wii Fit