世界樹の迷宮・その44(B25Fクリア)

 メディック♀ ルーノの日記


 冬の訪れを告げる緩やかな木枯らしが吹き付ける度に、弱々しい陽光の差込む窓が微かに軋みを上げます。
 静けさを保つ昼下がりの室内は、時折寝返りと共に訪れる衣擦れの音だけが響き、その都度私は寝台へ横たわるアリスの寝顔へ視線を落とし、その表情を確認して胸を撫で下ろすのです。


 あの日、このケフト施薬院に運び込まれたアリスの相貌は、血の気を失って蒼白の極みにありました。眉根は歪み、唇はわななき、奥歯を噛み締めて、全身を駆け巡る業苦の炎に焼かれながら、彼女は波間を漂う木の葉のように生と死の狭間をたゆたっていたのです。


 そのことを思えば今の彼女の安らかな寝顔は奇跡と言っても過言ではありません。世界樹の王との戦いで彼女は身体的にも精神的にも深く傷つき、今もなおその後遺症に苦しめられているのです。
 彼女が安らぎを得られるのは、唯一眠りの園に誘われているときのみ。それとて悪夢の沼に飲み込まれなければという条件付きでの話なのです。




 あの時。


 『王』との熾烈な戦闘を終え、全身の力を使い果たし、世界樹の根元に横たわるアリスの体の上に、風化を始めた世界樹の塵が舞い散りました。冬を迎えた大樹が落葉で大地を覆い隠すように、世界樹は我が身の果てを彼女の体の上に降り撒いたのです。
 その光景は、私には『王』がアリスを迷宮に捕えようとする行為に見えました。地表を覆い尽くした落葉の層が積雪に溶かされ大地に還るように、世界樹は最後の力でアリスを取り込み、そして迷宮の糧にしようとした……
 私は世界樹の塵と共に風化するアリスの姿を幻視したのです。


 仲間たちは私にアリスの治療を望みました。しかし私は、傷つき果てたアリスの姿に生命の灯火の微かな揺らめきさえ見出すことができなかったのです。それは医学を修めた人間であれば誰の目にも明らかな事実でした。
 ティークラブの方々に叱責され、激励され、懇願され、私は放心のままに無為な施療を開始しました。心音が消え、体温が低下してゆく彼女の体に触れ、私の心臓までもが凍てつきそうになりました。彼女の身体を検分し、私は確信を深め、もはや目を開くことのない友人の骸に嗚咽しました。
 そして私はアリスを助けるためではなく、アリスの死を受け入れるために執刀を開始したのです。


 ……ところが彼女は命を繋げたのです。そう、奇跡的に。


 それからの彼女は信じられないような早さで病床から回復しつつあります。このセフト施薬院の『神の手』キタザキ院長までもが舌を巻くほどに。
 キタザキ院長は、さすがは歴戦の勇士だ、とアリスを褒め称えていましたが、私は一概にその事実を喜ぶことはできませんでした。


 なぜならば、彼女の尋常ならざる回復力は、かつて私がこの手で頚椎を砕いたあの『呪い師』の少女のそれに酷似していたからです……


 果たしてアリスは、『王』の残した『世界樹の種子』を受け継ぎ、数千年の時を迷宮で彷徨ったあの人々と同じ、永遠の生命をその身に宿してしまったのでしょうか。
 そして『王』は最後の執念を以って、彼女に人為らざる観察者としての使命を託したのでしょうか。
 今はまだ、何も断定はできません。彼女の右腕はついぞ復元することなく、そこに世界樹の力の発露を見出すことはできなかったのですから。


 しかし、もし彼女がその業を背負って永遠の日々を生きていくのだとしても、私は彼女と共に道を歩んでいきたいと思うのです。そしてそれは多分、望まなくして永遠の命を得た『氷の剣士』の傍らに付き添った少女が抱いた願いと恐らく等しいものではないかと、そう私は思うのです。




 「……ルーノ、か?」


 切れ長の目を瞬かせながら空ろな口調で彼女は私に問いかけました。私は頷きながら彼女に近寄り、上半身から滑り落ちた毛布をそっとかけ直します。


 「小春日和のせいかな。つい眠気を催してしまった。」
 「今のあなたは休息を取ることが仕事なのですから。ゆっくりお休みください。」
 「いや、そうもいかないのだ。ルーノ、あなたに頼みがある。」


 そう言って彼女は上体を引き起こし、サイドテーブルに積まれた書物を探って一枚の紙片を取り出し、私に差し向けたのです。


 「なんでしょうか、これは?」
 「図書院か、寺院か…… どこでもいいが、手配して欲しい。」
 「文法辞典に、詩文手本、トイカロールの楽譜選集、ケルニウスの百数史、天文大覧…… アリス、あなた病室を図書館にでも改造するつもり?」


 笑いながら私は彼女に問いかけました。しかし、アリスは真剣なまなざしを私に向けて答えたのです。


 「それぐらいの意気込みは欲しいところだな。なにせ私は素人だ。勝つためにはまず武装し、鍛錬し、そして要領を会得しなければならない。」
 「アリス、一体あなたは何をするつもりなの? あなたが何を言ってるのかよくわからないわ。」


 友人の突飛な要求がどうやら悪ふざけの類でないと分かり、私も自然と声が張り詰めます。
 すると彼女は不敵な笑みを浮かべて答えたのです。


 「騎士を仕立てるのだ。この私がな。」


 私は彼女の意図が掴めず、二の句が継げませんでした。空転する思考をなんとか制御し、私は唾を飲み込んでさらに問いかけます。


 「騎士を仕立てる? あなたが? それは一体どういう意味?」
 「意味も何も…… そのままの通りだ。私の知識と経験を涵養し、次代の騎士を養成するのだ。」
 「でも、どうしてそんな……」


 私は声に出してからはたと気づいたのです。彼女の失われた右腕のことを。失われた未来のことを。
 自分の無思慮に気づき、頬が熱を帯びるのを私はハッキリと感じます。
 右腕を失った彼女がかつてのように人々を守る責務を万全にこなせるかと言えば、それは難しいと言わざるを得ません。おそらくそれは彼女自身が一番痛感している事実なのでしょう。
 だからこそ彼女は一線を退き、後継を育てることを次の使命と定めたのではないでしょうか。


 「ルーノ、私は詫びねばならない。あなたを守るという約束を私はもう遵守できない。」
 「いえ、謝らなければらないのは私の方です。私にもっと力があればあなたをこんな目に遭わせることもなかった。もっと私に……」


 アリスは首を振って私の言を封じると、静かに口を開きます。


 「過ぎたことを悔やむのはよそう。私はもう後悔していない。今は全てが天命だったのだと理解できる。涙は流し尽くしたのだ。ならば後は前に歩き出さなければな。」
 「アリス……」


 かつてのアリスは外面をその鎧と盾で固めながらも、どこか内に脆さを秘めた危うさを帯びていました。しかし、今の彼女は迷宮での冒険を経て、芯の部分に逞しさを増したように私には思えます。
 土臭い生命力。一言で言えばそうなるのでしょうか。胡乱な貴族にはない、冒険者が生来持つ気質を彼女は獲得したように思えます。


 「それにしてもアリス。なぜそんなことを思いついたの?」


 私がそう問いかけると、アリスはせり上がる笑いを噛み殺すように答えました。


 「いや、ジャドの奴がな…… 騎士を志すと言ったのさ。」
 「ええっ、ジャドさんが!?」


 私は絶句してしまいました。ジャドさんと騎士という2つの単語が私の頭の中で像を結ぼうとして掻き消えていきます。
 自由をこよなく愛し、常に無縫を貫く彼が、順法に努め、他愛をよくする騎士を志すとは一体どういう心境の変化なのでしょうか。鶏小屋に忍び込んで首尾よく獲物を捕えた狐にも似た笑みを浮かべるあのジャドさんの顔が脳裏に浮かび、何かの間違いではないかと、(失礼ではありますが)首を傾げてしまいます。


 「アリス、それは何かの間違いではなくて?」
 「そんなことはない。ジャドは明言したのだぞ。嘘はつかないとも言った。」


 いよいよ以って私の頭は混乱を来たしつつあります。アリスが嘘をついているとは思えませんが、同時にジャドさんが本気で騎士を目指すともなかなか思えません。
 なんにしても詳しい話をもっと聞いてみるべきだと私は判断しました。


 「アリス、その時の様子を私に教えて? 一体どんな話をしたの?」
 「それは…… 少々恥ずかしいのだが、ジャドが見舞いに来た時、その…… ああ、言わせるな!」


 アリスは視線を宙に泳がせて、それから何やら頬を赤くして頭を激しく振りました。


 「もう、話してくれなければ何もわからないでしょう。」
 「つ、つまりだ! 私が騎士をこれ以上全うできないと言ったらだ! ジャドの奴がそれなら自分が代わりに騎士になってやる、とそう言ったんだ!」
 「ジャドさんは本当にそう仰ったんですか!?」
 「そうだ!」
 「一言一句!? 間違いなく!?」


 私が詰め寄るとアリスは一瞬口篭りました。


 「……あ、いや、正確に言えば、ジャドは『お前の代わりにお前を守る』と言ったのだ。しかしそれはつまり『お前の代わりに騎士を務める』という意味だろう?」


 私は肺に溜まった空気を全て吐き出すような、長い溜息をつきました。


 「……アリス、そのですね。」
 「うん、なんだ?」
 「ええと…… ジャドさんは私にも同じことを仰いましたよ。『アリスベルガの代わりにお前を守る』と。」


 すると途端にアリスの頬に赤みがさしました。とは言えこれは先ほどの紅潮とは異なり、多分に怒気を帯びているように見えます。


 「なんだと破廉恥なヤツめ! 傷心に暮れるルーノを弄ぼうと言う腹積もりか、あの男は!」
 「ああ、安心してください。それは嘘です。」
 「……は?」
 「いえ、ですからジャドさんはそんなことは仰ってません。」


 握り締めた拳を眼前に翳したまま、アリスは固まってしまいました。


 「ジャドさんは仰ったんですよね。『お前を守る』と。」
 「……まぁ、そうだな。」
 「で、それが私に向けられると破廉恥になって、アリスに向けられると騎士志望の宣言になると。それって変じゃありませんか?」
 「……確かに齟齬があるな。」
 「ですよね。さて、ではどちらの方がよりジャドさんらしい意図だと思いますか?」
 「それは……」


 宙に視線を彷徨わせ呆けていた彼女の瞳が、やがて思考に整理がついたのか時間の経過と共に次第に見開いていきます。そしてようやく何かを悟った彼女は口をあたふたと開閉させながら縋るような視線を私に送ってきました。


 「……ええ。多分そういう意味でジャドさんは言ったんじゃないでしょうか。」


 私の一言が決定打になってしまったのでしょうか、アリスは声にならない絶叫を上げてがっくりと顔を伏せてしまいました。
 ……まったく、冒険を経て成長したといっても、この鈍感さはずっと昔のアリスのままなのですね。


 それにしてもジャドさんも報われない方ですね。
 恐らくジャドさんの性格からすると相当の意気込みで件の宣言をしたにも関わらず、受け取った当人はそもそもその意味を理解していなかったというのですから。ジャドさんがこの話を聞いたらどれほど落ち込むのでしょうか。


 そしてようやく衝撃から立ち直ったのか、アリスはふらふらと面を上げました。


 「ルーノ、ど、どうしよう……!」
 「ええと、何がですか?」
 「わ、私はジャドの言葉を了承してしまったのだぞ! それは、つまり、その……!」


 ……私はジャドを伴侶としなければならないのだろうか、とぼそぼそと呟いて彼女は再び面を伏せてしまいました。


 「それでしたら、勘違いでしたで済ませてしまえばいいじゃないですか。」
 「し、しかし騎士たるものが誓約を無碍にしたとあれば末代までの恥だ! 沽券に関わる!」


 話題に似つかわしくない大仰な物言いに私は心の奥で吹き出してしまいます。


 「あらあら、なんだかんだでアリスも悪い気はしてないんじゃないですか?」
 「そ、それは誤解だ! 全くの侮辱だ!」


 まるで『災いの巨神』のように顔を真っ赤にしたアリスは口角泡を飛ばしながら必死の抗弁を続けます。
 ですが、いつの日にかアリスにも公人としての義務ではなく、私人としての感情に従って生涯を共にする相手を選ぶ日が来るのでしょう。どうもこの様子ではそれは近い未来とはなかなか言いがたいようにも思えますが……


 未だに年若い経済学者のような情熱さを以ってアリスは契約の尊さと重さについて自説を述べ続けています。
 そんな彼女の姿を愛くるしく思う自分に私はささやかな幸せを感じ、そして私はこれまで関わってきた多くの人々の未来について思いを馳せるのでした。


 アリスの未来を。
 私の未来を。
 ティークラブの仲間の未来を。
 エトリアの人々の未来を。
 モリビトの未来を。
 レンとツスクルの未来を。




 世界樹の迷宮を覆い隠した不可視の霧は消え去り、私たちは自らの身をこの大地に縛りつける迷宮の軛から解放されました。『呪い師』の少女が語った『強大なる呪い』は今ここに失効したのです。
 そして人々は自らの意思と判断によって、未来へ続く道を選択し、裁定する義務を背負うことになりました。世界を安寧の停滞に誘う観察者はもうこの世になく、人々は不確定な混沌の未来と自ずから対峙せざるを得なくなったのです。
 我が身を囲む世界の潮流の変化に人々が気づくには、まだ幾ばくかの猶予が必要になることでしょう。朝日の訪れではなく、小鳥達の囀りによって私たちが微睡みから目覚めるように、人が緩やかな変転を知覚するためには幾度とない予兆を五感に染み込ませる必要があるのですから。


 迷宮の最奥には飛び切り高価な宝石も、神代の世から伝わる宝剣も、宝箱から溢れる財貨もなく、そこにあったのは私たちが知らなかった悲痛な過去の記憶だけでした。
 その代わり、私たちは迷宮の奥底から何よりも尊い『自由』という名の宝を引き上げたのです。何者にも縛られない、自らの意思と胆力によって未来を切り開く権利を。
 そして、その権利をどう行使するかはこれからの私たち次第なのです。
 旧世界の人々のように滅びの道を辿るのか、それとも新たな豊穣の未来を築き上げるのか。その選択さえ全ては私達の手の内にあります。


 『君は未来を紡いでもいいし、放棄してもいい。全ては君の自由だ。』


 失われた自由の獲得。
 それこそが、この世界樹の迷宮という名の宝箱に封された最も高価な宝物だったのではないかと、そう私は思うのです。




 さて、このエトリアの世界樹を巡る冒険は今ここに終わり、そして私たちは新たな旅立ちの時を迎えます。願わくば私達の踏み均した大地に新たな希望の若葉が芽吹くことを祈って。
 そして私達の向かう道が新たな出会いに満ち満ちていることを祈って。


 新たな大地。そして新たな迷宮で。皆さん、またお会いしましょう。






 ……と、いうワケで「世界樹の迷宮・その28」から続いたキャンペーンもこれで終了とあいなりました。
 私自身はこの世界樹の迷宮という復古的なゲームの最大の特長は、『失われた自由度を取り戻したゲーム』であることだと考えています。
 何を以ってRPGの自由を指し示すかは人によって様々だとは思いますが、好き勝手にキャラクターを選び、好き勝手に成長させ、好き勝手にマップを作り、好き勝手に物語を妄想するこのゲームは、自分にとって久しぶりに自由の匂いを感じさせてくれるゲームでした。
 世界樹の迷宮を構成する文法は決して目新しさに満ち満ちたものではないので、発見とか発明とかそういった表現で評価するのは少々ズレているように思えます。敢えて言えば昔の放任主義的な面白さを現代風に味付けして蘇らせたハイブリットなバランス感覚がこのゲームの最も特筆する点であり、また自分の嗜好にピタリと合っていた点なんだと思います。RPGルネッサンスやー。


 また、多くの人達が世界樹のメインフレーズとして掲げた「〜してもいいし、しなくてもいい」というのは、様々な障害に対して自由と自主と自立とを願うユーザーの声の現われなんだと思うんですね。
 そのために拙作でも、迷宮だとか主義だとか出自だとか、色々なものに縛られた人々の『自由の獲得』を主題に進行してまいりました。新しい道を選んだ人もいますし、結局元鞘に戻った人もいます。でもまぁ、それら全部を含めて自由なんだと。選択する権利と責任を与えられることが自由の本題なんだと思っています。
 それは翻って言えば私たちユーザがゲームに望むものでもあります。どうプレイしたって世界樹のエンディングは一つです。しかし、その結論にたどり着くまでには、様々な思索と、様々な決断と、様々な後悔と、様々な歓喜がある。それが選択する楽しさです。自由の喜びなのだと思うのです。


 ……なんだかデカい話になって収集がつきそうになくなるのでこの辺で控えますが、それだけ思考と試行の喜びを与えてくれたこのゲームに、改めて私は大きな感謝の意を表したいと思います。
 また長々と拙文にお付き合いくださいました皆様には大変感謝しております。皆様の暖かい言葉や拍手が原動力となってこうして結末まで迎えられたと思っています。本当にありがとうございました。






 今回の話について。
 アリスベルガの復活の下りはなんかちょっとホラー風味になってしまいましたが、天然な人たちの恥ずかしいやり取りを書いていたせいでどうしてもカウンターバランスが欲しくなってしまったんです。
 まぁ、ファフニールを殺したジークフリートしかり、ヒーローは常に英雄性の代価を支払う必要があるのかなとか思ったりして。ただの趣味ですね。


 考えてみればこのパーティメンバーはプロットを構成する上での必要上から作成したというよりは、普通にRPGとしての世界樹の迷宮を攻略する上で全くの予備知識なく組んだパーティだったんですが、それにも関わらず「この構成でないとありえないわ」という確信を最後まで抱けたのは素晴らしい幸運だったように思います。
 まぁ、実際のプレイでは途中でコロコロメンバーが入れ替わり立ち代りしてたんですが……


 一応はここで話的には区切りとはなるんですが、世界樹2発売までまだだいぶ間があるので、それまでは1のネタをチビチビと弄って行こうかと考えています。ネタある限り戦いましょう!
 あと、DSから世界樹が抜けてからしばらくテンションの低空飛行が続いていたのですが、世界樹2が発表されてからの数日はものっそいテンションが上がっていました。人は新作の発売決定が決まるだけで幸せになるんだなぁと不思議な気分になりましたね。




 引退の話。
 世界樹の迷宮では、成長したキャラクターを『引退』させることで能力にちょっと色のついた新人キャラクターを新規に作成することができます。
 自分はとりあえずパーティメンバー5人は引退済み再作成キャラだったんですが、みんな名前を引き継がせて「これは引退じゃなくてちょっと長い休養(レベルを下げるコマンド)なんだ!」と自分に言い聞かせてました。この辺いくらでも脳内設定が効くのが世界樹のいいところですね。ぜひとも2でも実装して欲しいコマンドの一つです。
 引退の特徴はレベルに応じてスキルポイントと能力に多少のボーナスが得られる点にあるんですが、このボーナスが小さすぎず大きすぎずでいい塩梅だったように思います。
 引退を繰り返してキャラを無限に強化できる方がいい、みたいな意見もあって、それもわかるところがあるんですが、でも色々不都合があってその枠内で楽しむのが世界樹だなぁという気もするので現状のシステムがやはり正答に近いように思います。世界樹2でも理想を目指して休養と引退を繰り返すことになるのかなぁと思うとそれだけでもワクワクしちゃいますね。
 今度は普通に師匠と弟子的な引退プレイも試してみたいところでもありますが、プレイしてるとキャラに愛着が沸いちゃうので難しいかなー。




 ネタでパラディンに転職したダークハンターがどうなるかを試してみました。


 http://torinity0.at.infoseek.co.jp/text/paladin7.jpg
 http://torinity0.at.infoseek.co.jp/text/paladin5.jpg


 うーん、キモい。やるんじゃなかった……
 ところで世界樹2の青ソードマンがグレンラガンのカミナ似だという指摘を某所で見かけたんですが、そうすると青ダクハンはヴィラルっぽくなるのかなぁ、なんてことを作業しながら思いました。ギザ歯か。アリだな。
 それにしてもダークマンとカオスメイカーってなんなんだ!(よくわからない方はダークマンとカオスメイカーでググってみてください)