世界樹日記・その12(12F)

 そう言えば、世界樹2に付属してきた特典サントラ、ピアノスケッチバージョンを聞いてみました。まぁ、うちはCDを聞ける環境が(略)
 DSから流れる原曲も当然素晴らしいんですが、ピアノバージョンのしっとりとした調べもステキですね。ああ、おかげで書き物が捗るわー。作業用BGMとしても邪魔に過ぎず適度に雰囲気を醸してくれていい具合です。
 お気に入りは1曲目と2曲目ですかね。やっぱりゲーム内で聞き知った曲は原曲との違いがハッキリと分かっていい感じです。
 ゲーム中のBGMをネタバレされそうで怖い、という方は1曲目と2曲目だけ聞くといいと思いますよん。第1層のマップBGMと戦闘BGMです。つーか曲名見て、第1層から第5層のマップBGMが入ってるのかと思った自分……
 あと、7曲目の後半1分が全然音が流れないんですが、これはそういう曲ってんじゃなくてただのエンコードミスなんですかね。これだけ曲が4分だかあるので変だなぁとは思っているんですが。
 というか普通に世界樹のサントラ欲しくなってきたから困ります。サントラまで手を伸ばすと、もはや後戻りできないんですががが。


 てなワケで、以下ネタバレです。




 12F。まずパーティをお出迎えするのはツルツルと滑る通路。うっひょー、(氷の床)来たか!
 自分はドラクエとかでも、この手の氷の床とか、矢印床とか、大好きなんですよね。当然前作の第4層も大好きです。
 特に世界樹では、この手のギミックのおかげでマッピングの重要度がググンとアップしているのがゲーム性にマッチしていて素晴らしいなと。マップを描かざるを得ない、マップを描くことで攻略できるフロアはやはりマップを描く意欲が沸きます。
 そんなワケでだだっ広い氷の湖を滑りまくって埋めまくり。あぁ、マッピング楽しい……! 滑ってる間はエンカウントがないので、見た目は広いフロアでもマッピングに割ける時間の比重が大きいんですよね。思う存分マッピングに没頭します。今オレはタッチペンと一体化している……!




 でも、時折出てくる敵が結構ウザかったりもして。特に『羽ばたきカブト』は、なにやら先制攻撃で縛りをかましてくるし、前作では第1層に出てきたザコの癖に、今回はえらい出世振りです。まぁ、前作でも結構ウザかった記憶はあるんだけどなぁ。
 というかお前、火が効きにくいってどういうことやねんと。前作では『炎の術式』であっさり燃やされてたお前が! お前が! スキルで始末できないとなると、普通に防御力が高い敵は大変厄介です。
 まぁ、唯一の救いは『封の呪言:頭首』で『いらつく羽音』を確実に封じられるってことですかね。大抵『羽ばたきカブト』の初手は『いらつく羽音』なので、これで1ターンの猶予が生まれます。その間に頑張ると。
 それにしても前作モンスターはみんなウザくて印象的だなぁ。印象的なモンスターだけ移行してるのかって言うとそうじゃないんだけど、その場合には(『かみつき草』とか『モリヤンマ』とか)漏れなくウザい特殊能力がつく念の入れっぷり。前作モンスターには今後も要注意ですか。




 そう言えば、この階でギルド・バラックは遂に公女様との対面を果たします。見目麗しゅうございます、公女様……! 自分はプリンセスクラウンを遊んだことがなかったんですが、結構礼儀正しい方なのでございますのね、公女様。アリーナ姫的なアレかと思ってましたよ。
 で、公女様より下された使命は、大公の病気を癒すための『氷の花』を4つ取ってくるように、というもの。うーん、なんと言うか、かなりお使いイベントっぽい雰囲気がありますね、今作のミッションは。というか全体的に雰囲気が和み系というか、前作よりもジリジリとした使命感が薄い印象があります。第1層での死屍累々ミッションがまるでウソのようだ……!
 どっちかと言えば、自分は前作の方が雰囲気的には好きですかね。野性味があると言うかなんというか。キャラで言えば赤ソードマン♀というか。今回はキャラで言えば、えーと、なんだろう。メディック♀とか?




 さておいて『氷の花』なんですが、マップでそれらしきものを見つけはしたんですが、どうやら夜にならないと採取できない様子。でも歩き回っているうちに夜になったのでこれ幸いとばかりに『氷の花』を取りに行こうとしたら。
 ……なんかFOEが動き出してるじゃあないですか! 夜行性のFOE! これまた新機軸ですね!
 うーん、なるほど。夜にだけ動き出すFOEを演出するために、『氷の花』は夜にしか摘めないワケですね。昼と夜の区別が特に感じられなかった前作と比べて、今回はこんな形でシステムを活用してみせたと。この階層はなるほど世界樹2ならではの魅力に溢れてて、大変楽しいですね。


 てなワケで、ささっと『氷の花』を集めていきます。日中は2箇所しか見つからなかった『氷の花』もFOEが動き出したことで行動範囲が広がり、無事に4個ゲットに成功。あとは街に帰るだけです、が。
 ……なんとなく魔が差してFOEに突っ込んでみました。FOE『魔界の邪竜』。いわゆるヒドラって奴ですか。
 まぁ、どんな感じかなーと思って戦闘を開始したら、強烈にも程がある『古蛇の毒牙』であっさりと全滅。いや、前衛が脆いのはわかってるんだけど、後衛まで一撃即死ってどういうことよと!
 ともあれ全滅してしまったものはしゃあないです。FOE戦ってのはそういうものだと『飛来する黒影』で学びました。慣れました。さてマップセーブしてロードするかー。


 ……と思ったところで、なぜかマップセーブを飛ばしてしまう自分!


 あああああ、採集全滅の癖が出たぁぁぁぁ! いや、ほら、『!!ああっと!!』で全滅した時は時間短縮のためにマップセーブ飛ばすじゃないですか。その慣れが今ここで。大失敗です。ぐああああ、フロア丸々描き直しかぁぁぁぁ!




 で、もう一回湖の上をツーッと滑りながらマップを埋めていく自分。さすがに2度目とあってスムーズにマップを描けるんですが、あんまり嬉しくありません。
 『氷の花』もササッと3つ手に入れたのです。ですが。ですが!


 ……ここでマップが完成してしまいました。あっれぇぇぇぇ!?


 いや待て、さっきは4つ手に入ったのに、なにを見落としているんだ自分ーっ! ここに来て焦燥感とマップの見辛さが齎すダブルトラップにより、世界樹最強最大のFOEマッピングミス』と遭遇します。
 まぁ、幸いだったのが、これが初挑戦ってことではなく、2度目の挑戦だということ。目指すべき場所は確実にマップ内のどこかに存在していて、それは絶対にたどり着ける場所にあるんです。
 信じろ。自分を信じろ。さっきの自分を信じろーっ!
 あやふやな昔の記憶をなんとか引き出そうと四苦八苦しながら『氷の花』の所在を探っていきます。
 確か、場所としては日中で辿りつける場所が2つ、夜にならないと行けない場所が2つ、の組み合わせだったと思うんだよなぁ。で、日中でも行ける場所についてはもう既に『氷の花』を確保している。と言うことは残すは夜にしか行けない場所。つまりFOEの通路の奥か!
 ということで、目星をつけてみると、付近にちょこんと埋まってない空間があります。ここかぁーっ!


 で、FOEの通路の奥じゃなくて、実際は手前を折れたところだったので、またいらない苦労を色々としたワケなんですが、ともあれ『氷の花』を4つ集めることに成功しました。FOEには目もくれずさっさと糸で帰ります。



 とまぁ、これでミッションは完遂です。が、いよいよここでサブタイトルでもある『諸王の聖杯』の存在が公女様の口から紡がれました。おおお、鳥肌立った。だけど長かった…… マジで長かった……!
 これまで集めてきた『火トカゲの羽毛』と『氷の花』は、『諸王の聖杯』の中で巧みにミックスされることで万病に効く薬へと変貌するのだと。そんな話でした。
 脳内ではドクトル妹がメッチャ目を輝かせています。カスメ兄上はやっぱり無表情で、ソードマンは大喜び。レンジャーは参ったなーって感じで、ブシドーはホッと一息です。
 『諸王の聖杯』は、伝説の空飛ぶ城に安置されてるらしいとかなんとか。そして公女様は、バラックに空飛ぶ城の発見を依頼します。ちょっとタイミングが早いような気がするんだけど、すると第4層が空飛ぶ城なのかしらん?


 そして13Fに続く階段の傍で、アーテリンデからこれ以上の探索は止めるようにとの警告が。彼女は樹海の秘密の何かを知っているのでしょうか。いよいよ物語的にもダイナミズムが生まれてきそうな気配です。




◆ベオ ソードマンLV33
STRブーストLV10 剣マスタリーLV5 斧マスタリーLV5
チェイスファイアLV2 チェイスフリーズLV2


◆ナガヤ ブシドーLV34
STRブーストLV2 上段の構えLV7 居合いの構えLV7
卸し焔LV5 鬼炎斬LV1 抜刀氷雪LV5 細雪LV1


◆ユーディット ドクトルマグスLV33
TPブーストLV4 巫術マスタリーLV10 キュアLV1
ヒーリングLV1 巫術:鬼力化LV5 巫術:転化LV2 巫術:祓化LV1


◆ミレッタ レンジャーLV35
AGIブーストLV3 弓マスタリーLV6 先制ブーストLV5
アザーズステップLV1 スローステップLV5 チェインダンスLV10
ソニックステップLV3


◆ノワイト カースメーカーLV32
呪言マスタリーLV3 封の呪言:頭首LV10 封の呪言:上肢LV10
昏睡の呪言LV5


 レンジャーの弓マスタリーを伸ばしたくらいで大きな変化なし。
 この階は骨鳥がいないからラクだった。