世界樹日記・その15(15F)

 そう言えば、世界樹+スタッフ名の検索で一番多いのが、実は横路さんだったりします。なぜだ!
 ……と思ったんですが、単純に小森さんとか日向さんとか加藤さん辺りは1から露出があるから、あんまり心にフックしないのかもしれませんね。横路さんってどんな人なの、どんな仕事をしてた人なの、みたいな疑問は確かに自分にもあります。


 で、ミニコミ誌になんか記述あったっけ、と読み直してみたんですが、書いてなかった! これは残念!
 他のスタッフなんかは割と来歴が知られているのに比べて、横路さんについては余り詳らかになっていないのは、ゲーム性やセールスに直結しない部分だからなのかなー。まぁ、ビジュアルは世界樹のセールスポイントの最前線じゃないしねー。
 あとは据え置き機なんかではビジュアルに割く人員が多くなりすぎて、一つの成果を個人の裁量として求めるのは無理な状況になってるのもあるのかもしれないなぁ。世界樹自体はビジュアル担当は結構少人数みたいなんですが。


 そんな感じで。以下ネタバレです。




 15F。物凄い偶然的に夜にこの階を探索してたので、氷の床やらに詰まることもなく探索が進む。凄いラクだった。でも代わりに『魔界の邪竜』が起きてたりするんだよなー。これはちと怖い。


 さて、ここで最重要アイテムとなるのが、『危ない石像』の落とす『蒼石の腕』。なんと言ってもこれがあれば、念願の『アムリタ』が買えるのですよ、イヤッホォォィ!
 てなワケで相変わらず使い勝手のいい『昏睡の呪言』で『危ない石像』を眠らせて袋叩き。サックリと素材を集めて交易所に売り出します。すると『アムリタ』が店頭に並びましたのメッセージが。
 そして勇んでアイテム棚を見てみると!


 アムリタ 2000en


 ……た、高くね!? 2000en!? 2000enンンンッッ!? 前作の4倍かよっ!(※前作のアムリタ2と比較)
 いや、2000enでTP50点回復ってことはつまりアレですよ、TP1点辺り40en。『昏睡の呪言』一発で400en稼がないと赤字ってことじゃないですか! なんてこった!
 いやいや、って言うか、だったらメディカを買ってその分回復スキルのTP浮かした方がよっぽど効率的なんじゃあるまいか。メディカ算ならアムリタはメディカ100個分。HP5000点は回復できる計算です。


 とか店先で袋チョコのグラム単位の値段を暗算し始めるような心境で、アムリタのコストパフォーマンスについて色々と懊悩したワケですが、出た結論は『買わないのが一番お得』という答えでした。この結論に辿り着くまで15Fか。随分かかったぜ……!


 というか、『アムリタ』出るってクエストからわかってたんで、それで『罪咎の呪言』+『呪吸大斬』は取らないで行こうって思ってたのになぁ。うーん、ちょっと考え方を改めないとこれはダメなのか。




 そんなワケでガックリしつつも『巫術:転化』が最後まで無駄にならないで済みそうで嬉しい、複合的な感情を抱えたまま再び迷宮の探索に乗り出したワケです。そりゃ象に追突されるってもんですわな。
 というか、連中、動きが謎過ぎる。あとでよく見てみたら、部屋に比べてFOEが多すぎるもんで、ひしめき合いながらグルグル回ってるのね。イモ洗いみたいですな。




 フロアのマップ埋めがあらかた終了すると、いよいよボス戦ですね。あからさまに怪しげな場所とメッセージはもう既に見つけていたので、体勢を整えていざ出陣です。
 で、ここで出てきたのは、この階層に入ってから何度となく警告を発し続けてきたアーテリンデとライシュッツ。え、ちょっと待って、もしかして、このパターンって……?
 いや、戦うことはわかってましたよ。でもなんというか、1階層ほど早くないですか?


 エスバットの2人によると、かつての仲間である巫医が『天の支配者』に魅入られて第3層を守る魔物になってしまったとのこと。そんな彼女を冒険者に討たせたくないので、彼女たち2人は邪魔に入ってきたのだと、そういう話らしいです。
 ……というか、出だしは「悪の秘密結社ショッカーの魔の手によって改造人間となってしまったアーテリンデ!」みたいなのを想像して、ああ可哀想に、とか思ってたんですが、読み終わってみたら他人事なのかよっていう。いやまぁ、仲間は大事でしょうけどね。今までやったらめったら脅迫してきたので、意外にこじんまりとした理由なんだなぁ、みたいな肩透かしがあったりしてね。
 そう言えば、アーテリンデは確か自分のことは『呪医』って言ってた気がするんですけど、お仲間さんは『巫医』なんですね。ややこしい。
 あと、前回のプレイ日記で書いた奇妙なモンスター配置の疑問に関しても、この世界樹の生態系自体が『天の支配者』の手によって人工的に作られた「捩れた生態系」なのだとしたら、なんとなく納得がいきます。が、デザイン的にはそれでいいんだろうかと納得半分疑問半分という感じです。




 てな感じで襲い掛かってくるエスバットの2人。戦闘の始まりです。
 そう言えば、前作の2人のグラは日向さんがモンスターデザインの長澤さんっぽく起こしてたという話ですが、今回の2人組は明らかにそれとわかる日向さん絵ですね。とか最初にそういう方向に思考が行く辺り開発者燃えも末期ですね。


 さておいて、この2人。今までのボス格と違って手数が倍なだけにメッチャ強いです。なにせ紙装甲を誇る我がパーティ。攻撃を繰り出すまもなくバタバタと倒れていきます。これは酷い。
 で、あっさりと全滅。まぁ、最初は力量を窺ってみただけさ、と嘯きつつ、ちょっと真面目に対策を練らなければヤバいなという感じ。溜めておいたスキルポイントを割り振ることを決意します。


 ソードマン 攻撃力不足が酷いので『ウォークライ』を習得。
 ブシドー スキルポイント余ってなかった。まぁ、頑張れ!
 ドクトルマグス 『ヒーリング』を伸ばして『巫術:皮硬化』を習得。
 レンジャー 『サジタリウスの矢』を習得。低レベルだけど。
 カースメーカー 『力祓いの呪言』を習得。被ダメージを極力減らさねば。


 てな感じで、防御面をちろっと強化しつつ再挑戦へ。
 で、初ターンは『チェインステップ』を使ったレンジャーにドクトルが『巫術:皮硬化』をかけつつ、敵にはカスメが『力祓いの呪言』を投げるコンビネーションでGo。アタッカー2名はまぁ、適度に頑張ります。
 で、そうするとライシュッツさんがレンジャーにだけ属性弾を撃ってくるので非常に対処がラクに。的を散らされるとただでさえ回復が追いつかないのでねー。
 その間にこちらはアーテリンデに対して集中砲火。『ウォークライ』のおかげなのか、それなりに攻撃もヒットしつつ。


 で、その間暇なカスメ兄上。『力祓いの呪言』をかけた後はせいぜい縛りくらいしかやることがないんですが、その縛りが全然当たらないのでもはや半分投げてます。
 なので半分ネタで『昏睡の呪言』を使ってみたところ、ライシュッツさんが寝ちゃいました。えええええ、こんなところでも『昏睡の呪言』効いちゃうのかよ! 兄上ステキすぎるわ!
 なのでその後は『昏睡の呪言』使いまくり。成功率で言えば20%くらいなんですが、なにせ数ターン動きを封じられると言うのは、これは結構デカいワケで。片方だけでも眠らせてしまえば随分ラクになるので、まったくカスメ様様であります。
 そんなワケでアーテリンデを撃破。続くライシュッツさんは起きても相変わらずレンジャーだけしか狙わないので余裕を持って戦えました。ってことでエスバットの2人組に勝利です。




 さて、戦闘が終わると、2人から「天空の城を発見して、天の支配者を討伐してくれ」と依頼されます。うーむ、ちょっとこれはテンション上がってきたぞ。前作は諸悪の根源を倒してくれ、みたいなことを正式には誰からも頼まれていなかったような記憶があるんですよね。なので「倒しちゃっていいの?」みたいな疑問を多くのプレイヤーが抱いたような気もするんですが。
 でも、今回の敵はいい感じに悪辣非道な輩っぽいので、正義の刃に力が篭ります。悪のショッカー許すまじです! 正義とか全然関係ないパーティですが、大義名分は大事ですよ(脳内妄想的に)。


 てな感じで今後の展開を見据えつつも1回街に戻り、すぐさま訪れるであろうボスとの決戦に備えます。で、エスバットの2人の守っていた扉を潜り、廊下をスタスタと歩き、バーンと扉を開いたそこには!


 ……なんで青いFOEがいやがるんだコラァァァァ!


 えええええ、もうボス戦でしょ!? ボス戦なんでしょ!?
 というか、なんなんだこの明らかに「ボスがいる場所までまだ結構距離がありますよ」的なマップ構成は! そしてどこまで自分を苦しめるつもりなんだ『飛来する黒影』め!
 そう言えば最近、"飛来する黒影"のヒット件数が増えてきてちょっと嬉しい今日この頃です。よかった、苦労してるのは自分だけじゃなかった!


 てなワケで通例通りに『眠りの鈴』を使ってFOEを回避しまくりで先に進みます。15Fになってまでコイツに頭を痛めることになろうとは思わなかったですよ。
 で、青FOE部屋を抜けると、ようやくボス部屋らしいメッセージが出現。ショートカットを探して街に戻ります。なんか疲れるなぁ、この階。




 さて、そんなワケでようやくボス戦です。ボスは『スキュレー』。ファミ通の写真で第3層に出てくるのは知ってたので、まぁ、そうなんだろうなとは思ってました。ひょっとしたら『!!おおっと!!』がコイツなのかもと思ってたのもいい思い出。
 で、『子守唄』でうわー。『クライソウル』でうわぁぁぁ。……全滅です! うわー、あっさりすぎる。なんかコイツムッチャ強いですよー! エスバット2人を相手にヒィヒィ言ってたのに、それ以上に強いとかマジで辛すぎる。
 その後、アクセサリーを装備してみたり、色々試してはみたのですが連戦連敗。まったくもって歯が立ちません。サジ矢でダメージ60点とか泣ける。


 でまぁ、これは根本的なスキル構成から考え直さないとヤバいなってことで、ここでパーティの休養を決意。エスバット戦で割と変なスキルを取ってしまったので、その辺の見直しも兼ねて修行の旅に出ます。


 で、改めてスキルを取り直してみたのですが、一番の変更点は、カスメ兄上の縛りを捨てて『ペイントレード』を習得させてみたってことです。
 正直な話、ボス戦では縛りは本当に成功率が低くて頼りにならないと。だったら『ペイントレード』で火力の補強をした方がいいだろうと。どうせ死ぬときは死ぬんだし。まぁ、割と破れかぶれな発想で兄上に『ペイントレード』を覚えさせたのでありました。


 が、これがとんでもないことになりまして。『ペイントレード』で947ダメージ! ソードマンもブシドーもポカーンです。
 つうかアタッカー2人の火力を足したよりもダメージが出るとか、ちょっとこれは火力高すぎるっていうか、これだけで『スキュレー』のHPの3分の1を削っているとか何事なのかと。
 とまぁ、そうと分かればあとは兄上さえ守りきれれば勝ちってことで、全体攻撃をくらいつつも『ネクタル』で兄上を復活させては『ペイントレード』をぶちかまし続けます。死んでは生き返り、生き返ってはまた死ぬ。まさに起き上がりこぼしのごとく七転八倒を繰り返しながら、遂には『ペイントレード』で『スキュレー』に止めを刺したのでした。なんだこのパワープレイ。
 それにしてもカスメ兄上、ザコ戦は『昏睡の呪言』で無敵、ボス戦は『ペイントレード』で無敵と、ハッキリ言って死角がありません。ギルド・バラックの戦力の半分は兄上で構成されています。兄上最強!




 とまぁ、こんな感じで『スキュレー』を撃破して、第3層の攻略に成功しました。ちなみにこの後、マップを埋めるために『ペイントレード』で『飛来する黒影』を一掃して回ってきました。すこぶる溜飲が下がりましたよ。やー、ホント兄上はステキ過ぎる。
 一方でアタッカーとしての役割を果たせず、影が薄くなりすぎてるソードマンは泣ける。でも愛情で頑張りますよ! まだ浮上のチャンスはあるハズですから! ……多分きっとね。




◆ベオ ソードマンLV39
STRブーストLV10 剣マスタリーLV5 斧マスタリーLV5
トルネードLV1 チェイスファイアLV2 チェイスフリーズLV2
チェイスショックLV2 ウォークライLV5


◆ナガヤ ブシドーLV40
STRブーストLV2 上段の構えLV7 居合いの構えLV7
下段の構えLv7 卸し焔LV5 鬼炎斬LV1
抜刀氷雪LV5 細雪LV1 雷耀突きLV5 建御雷神LV1


◆ユーディット ドクトルマグスLV40
TPブーストLV4 巫術マスタリーLV10
ヒーリングLV2 巫術:鬼力化LV5 巫術:皮硬化LV5
巫術:転化LV2 巫術:祓化LV1


◆ミレッタ レンジャーLV42
AGIブーストLV3 弓マスタリーLV10 先制ブーストLV5
サジタリウスの矢LV3 アザーズステップLV1 スローステップLV5
チェインダンスLV10 ソニックステップLV3


◆ノワイト カースメーカーLV40
呪言マスタリーLV7 昏睡の呪言LV5 力祓いの呪言LV10
ペイントレードLV10


 3色ブシドー完成とペイントレードで火力が充実。ザコ戦、FOE戦で共に戦えるだけの火力はこれで確保できた感じ。まぁ、兄上最強です。