世界樹日記・その16(16F)

 そう言えば、私的超期待ソフトが多数発売された魔の2月がいつの間にか終わってしまいました。なんだか世界樹2を買ってからというもの、時間の進み方が異常に加速していた気がします。まぁ、有給取ってゲームばっかりしてたせいもあるんですが……
 あれ、って言うか、世界樹2発売まで自分何してたっけ…… って、あああああ、スマブラァァァ! まだ全キャラ出してないぃぃぃぃ! クリアゲッターのコンプリートとかはまぁ、無理にしても、遊べるキャラぐらい全部出したいものですよね。まぁ、それも世界樹2が落ち着いてからか…… あ、ソマブリもあるな……
 えーっと、今月欲しいソフトってなんかあったっけ、って、考えること自体がある種の死亡フラグに思えてきました。あんまり考えないでおこう。


 そんなワケで、脈絡もなく以下ネタバレです。




 16F。さて、いよいよこれから第4層。今まで春→秋→冬と来たからには次は夏か……
 夏。夏ねぇ。夏のダンジョンってどんなのだろう。海岸とかかな。
 などと期待に胸を膨らませつつ、階段を登ると辺り一面満開の桜で画面がもう真っピンク。うわぁぁぁぁぁ! 一気に和風で来たなぁ、うぉーい!
 いやー、第4層は、景色はいいわ、音楽は素晴らしいわでもうテンション上がりっぱなしですよ。「みんな〜〜! 第4層ってとっても良い所だぞー、早く登って来〜〜〜〜い!!」とかロラン調で叫んでしまいますよ。
 というか、第1層は春じゃなくて夏だったのか! まぁ、並び的に夏秋冬春だもんな。冷静に考えてみれば。


 それにしても世界樹2の各階層のデザインコンセプトは素晴らしい。きちんきちんと前の階層と全く正反対のイメージを置いて、凄く新鮮な気持ちで新しい階層を迎えさせてくれるんだもんなぁ。
 第1層の新緑と第2層の紅葉。第2層の熱気と第3層の冷気。第3層の枯死と第4層の再生。四季のイメージの切り取り方が非常に巧みと言うか、計算されているように思うね。
 BGMは反射的に「あ、これ、ポッドキャストのオープニングだ!」って、そっちの方に頭が行っちゃったんだけど、イントロは聞き慣れていたせいか凄くスムーズに染み込んできて、聞き惚れてしまった。前作から通しても自分の中で一番好きなBGMかもしれないですよ、これ。


 そんなワケで自分は第4層にもう心を掴まされっぱなしで、宙を歩くような気分でダンジョンを歩いてたりして。いやー、流れる景色が物凄く城山公園(地元の桜の名所)に似てるんですわ。
 と言うか、あんまりにもピンクがキツ過ぎて怖いっていうか、外国人が桜を見てビビる理由もなんとなくわかったりしてね。とにかく世界樹のビジュアルでここまで圧倒されたのって自分は初めての経験でしたよ。前作の第5層より衝撃的だったかもわからんね。




 しかし景色がキレイだとマッピングが楽しい。横路さんに感謝しつつ、方々を回ってみる。辺りのエンカウントモンスターは、耐久力が高い上に『昏睡の呪言』に抵抗するヤツなんかも出てきて、ちょっと今までのように一筋縄では行かない雰囲気。兄上の神通力もここまでか?
 そう言えば、加藤さんが『○イチュウ』にしてデバッグの人に突っ込まれたのって、『ライチョウ』のことだよね、多分。一応県鳥なので気になる扱いだ。つーかペンギンじゃないか、ヤツは?
 『昏睡の呪言』が確実に効くのは防御力の高い『デスストーカー』だけなので、それ以外のモンスターに対してはブシドーの全体攻撃か、ソードマンの『トルネード』が役に立つ。おお、ここでようやくソードマンが日の目を見たような感じだ。
 『トルネード』は素で攻撃速度が速いので、アザステ→鬼力化を交えたりすると手軽に殲滅力が得られるのがポイント。消費も割と抑え目で総じて小回りが効く印象。やっぱり剣ソードマンは対ザコ戦用だなぁ。
 そして対ザコ戦用のキャラにブシドーとカスメが控えている我がパーティでは、ソードマンの影が薄くなるのも然りなんだよなぁ。編成を誤ったか。




 さておいて、この階のFOEは3歩歩いて1歩戻る特殊な歩き方をする『永劫の玄王』が登場。コイツ自体は前作でもお目見えしてたんだけど、その時は2歩に1歩しか動かない、まさしく亀なFOEだったんだよなぁ。春になって活発に行動を開始したのかもしれないけど、バスケ選手のようにクルクルと動き回る亀を想像するとなかなかファンキー。お前はガメラか!


 で、最初はきちんと距離を測りながら、接触しないように動いていたんだけど、不意に接触してしまったもんで、とりあえず全力で戦ってみる。横から突っ込まれたんで逃げられないしなぁ。
 そしたら『ペイントレード』で瞬殺。カスメ兄上無敵すぎる! あ、ちなみに兄上はいつでも『ペイントレード』が火力マックスで撃てるように、HP1で運用しています。この階層はダメージゾーンがあったりするのでHPの調整が大変やりやすいです。
 目の前をウザったく歩き回る亀一行がただの『ペイントレード』の的に過ぎないとわかったので、『ペイントレード』を連発しての亀狩りが始まります。オラオラオラオラ、チンタラしてっと『ペイントレード』ブチかますぞくぉらぁ!


 そんな感じで行く手を塞ぐFOEを端から叩き潰していたら、FOE『樹海の雷王』に遭遇。えええええ、ちょっと待ってコイツ強いよ絶対!
 今までの経験則から言えば、この手の赤FOEはその階層のボスクラスの能力を持っているんですよね。なので、第4層に飛び込んだこの時点で真正面から戦うのは余りにも愚策です。
 が、この時は『ペイントレード』の余りの強さに酔っていた自分。後先考えずに『ペイントレード』さえ決めれば勝てるさ、と決戦を挑んでしまいます。
 結果、一発殴られて600ダメージウボァ。『ペイントレード』は確かに有効なんですが、こっちの被ダメージが余りにデカすぎるってことで一瞬で腰砕けに。まぁ、ヤツは第4層攻略後にでもまたリベンジしてやればいいさ、と心に誓って今日は尻尾を巻いて逃げ出します。




 そう言えば、いよいよトリビト? なんだか物語の鍵となるであろう、樹海の先住民族が現れました。しかし、前作のモリビトは凄い驚いたのに、今回は物凄い平静に「ああ、トリビトかぁ」って納得してるなぁ、自分。
 まぁ、それは発売前からの予想通りで驚きがなかったってのと、トリビトは目が隠れてて表情が窺えない点もインパクト的に弱かったと思うんだよね。前作のモリビト少女、実は目がギョロッとしてて2回目以降のプレイでも結構怖いです。
 ホラー的なインパクトって大切だと思うなぁ。世界樹2はなんと言うか、全体的に凄く暖かみがあって、それはそれで落ち着くんだけど、シナリオ面でゾクッとするような衝撃って少ない。もうちょっとサスペンスが欲しいなぁと思うのは、自分が火サスとかの安っぽさが好きなせいなのだろうか。




 とまぁ、そんな感じでこの階は割とフロアも狭く簡単な階でした。前の階がだだっ広かったせいで余計にこの階は狭く感じられるなぁ。ご丁寧にショートカットまで用意されてるし。
 それにしても亀っぽい方のFOEが亀じゃなくて、亀っぽくないFOEの方が亀とは、どんな引っ掛けなんだこれは。ともあれ、樹海を歩くときには油断大敵無理禁物ってのを改めて思い知った階でした。ホント世界樹の迷宮は地獄だぜー。




◆ベオ ソードマンLV41
STRブーストLV10 剣マスタリーLV5 斧マスタリーLV5
トルネードLV5 チェイスファイアLV2 チェイスフリーズLV2
チェイスショックLV2 ウォークライLV5


◆ナガヤ ブシドーLV42
STRブーストLV5 上段の構えLV7 居合いの構えLV7 
下段の構えLV7 卸し焔LV5 鬼炎斬LV1 
抜刀氷雪LV5 細雪LV1 雷耀突きLV5 建御雷神LV1


◆ユーディット ドクトルマグスLV42
TPブーストLV4 巫術マスタリーLV10
ヒーリングLV2 巫術:鬼力化LV5 巫術:皮硬化LV5
巫術:転化LV4 巫術:祓化LV1


◆ミレッタ レンジャーLV44
AGIブーストLV3 弓マスタリーLV10 先制ブーストLV5
サジタリウスの矢LV5 アザーズステップLV1 スローステップLV5
チェインダンスLV10 ソニックステップLV3


◆ノワイト カースメーカーLV42
呪言マスタリーLV7 昏睡の呪言LV5 力祓いの呪言LV10
ペイントレードLV10