世界樹日記・その24(24F)

 そう言えば、最近セカキューサーチさんから色々な方のプレイ日記を見ています。で、それで自分が凄く感じたのは、今作はキャラクター視点でのリプレイ的なプレイ日記が非常に多いように思えたことです。
 今作は、という言い方をするってことは、つまり前作と比較しての話なんですが、前作の場合はそもそもセカキューサーチさんが開設されてなかったので、まったく同条件での比較ではないんですよね。それをちょっと先に断っておきます。
 で、その上で、例えば前作の場合は、トラバキャンペーンが現在のセカキューサーチさんに近い、ある種のリンク集として機能していたように思うのですが、その時のプレイ日記の多くはキャラクター視点でのプレイ日記ではなく、プレイヤー視点でのプレイ日記が多数だったように記憶しているんですね。なんでそんなことを覚えているかって言うと、それは自分が少数派だったからなんですけど。


 で、そのような様式の変化が、なぜ今回如実に現れたかと言えば、それは前作での経験を経て、世界樹の迷宮が想像力を具現化するためのツール、触媒として使えることをユーザが発見したからじゃないでしょうか。
 まぁ、要するに世界樹が『ジャンル』に成長したってことなんですけど、あんまり自分は同人的な文化に詳しくないので、この辺の踏み込みはちょっと控えます。


 でまぁ、自分はプレイヤー視点でのプレイ日記は大好きなんですが、キャラクターが動き回るプレイ日記も大好きです。今回はプレイヤー視点でのプレイ日記をこうして続けていますが、気持ちとしては、キャラクターが世界樹の迷宮を巡る事象とどう対峙したのか、その辺を掘り下げて表現していきたいなぁという気持ちが強いのです。
 で、そんな自分が、なぜ前回と今回でスタンスを変えているかと言えば、一つにはまぁ、物凄く打算的な話でアレなんですが、前回は普通にプレイ日記を書くだけじゃ面白くないだろうなと。あんまり人がやらないことをやろうと思って、キャラクター視点でのプレイ日記を書いていたんです。
 あともう一つは、世界樹の迷宮がどんなゲームなのかをより多くの人に知って貰いたかったってのもあります。で、ゲーム内の要素要素を切り出してそれを紹介するには、プレイヤー視点よりキャラクター視点の方がやりやすかったんですね。
 なので、理由としては「奇抜さを狙った」のと「ゲームを知って貰うため」の2つの目的があったんですが、今回に関してはその辺りを意識せずともよくなったので、こんな形でダラダラとプレイ日記を書いてます。


 個人的にはキャラクター視点でのプレイ日記は、書き続けるのが結構面倒なので、丁寧に書いてる人は凄いなーと拍手を送りたくなります。前作ではそういうアプローチはホントに少なくて、参入者が限られていたことが個人的にはちょっと寂しいところではあったんですが、今回は母数が明らかに増えていて期待が広がりますね。
 やっぱりまぁ、ゲームもなんでもそうですが、新しい人が入ってこないと現場に活力が出てこないので。ゲームについて、なんでもいいから語りたい人が増える、というのは非常に喜ばしいことですよね。


 そんな感じで、以下ネタバレです。




 24F。辿り着くなり、衛士から『アリアドネの糸』を要求される。い、糸ぉ〜?
 まぁ、自分は糸を2個持ち歩くようにしているので(リスのせいだ!)、分けてあげることは吝かではないにしても、なんというか、どうしてこう損得とは別のニュアンスで選びづらい選択をさせてくれるかなぁ、小森さんは。
 で、結局糸を渡すことにする。お礼としてちょっぴりお金を貰ったけど、第2層でボラれた金額を思えばこの程度なのかと憤慨したくもなるわね! その代わりなのか、衛士はクエスト『空白の座標』に関するヒントを教えてくれる。あーなるほどねー、これはいいヒントの出し方。


 クエスト『空白の座標』は、22Fの地図を完成させろ、という内容で、一見この階とは関係がなさそうに見える。が、22Fは普通に歩き回っただけでは地図を完成させることができず、どこか違う階からアプローチをかけなければならないらしい。
 で、衛士の話が確かならば、どうやら22Fに繋がる階段はこの24Fにあるらしい。自分は23Fの壁と言う壁を一生懸命調べてたんだけど、どうやらそれは無駄な作業だったみたい。
 ともあれ、当面の目標である25Fの階段を探す前にまずはクエストを潰してしまおうと、バラック一行は衛士の指示のあった24F北西方面の探索を開始する。


 で、扉を開けてダラダラと歩いてると、突如FOEが出現。げ、このパターンは『樹海の破王』を思い起こさせるぞ。
 とりあえず先が見えない現状では無為にリスクを背負う必要もないだろうと判断して、無理には戦わず先を急ぐ。ちろちろと後ろをついてくるこの感じ、前作のFOEのえー、なんていったっけ、強い方の熊を思い出すね。あれ、ワニだったっけ?




 23Fを経て22Fの左翼へ。ここではまたベルトコンベアがあって、行く手を制限されるものの、今回はエリア自体が狭いので行き先は予想しやすい。でもマップを埋めるために逐一ベルトコンベアに流されたりして。まぁ、こんな枝道にはもう二度と来ないだろうしなぁ。


 てな感じでウロウロしてると、エンカウントで『ゼラチンキング』と遭遇。わはははは、でっけー! 今回のゼラチンキューブはなかなか芸が細かいなぁ。グラもくっきりしてて、よりプリチー。
 『ゼラチンキング』は同族と同様に物理攻撃に対する耐性が高いのが厄介。どうしてもスキルを用いなくてはならないのでTPの消費を迫られる。
 今回はドクトルの『呪吸大斬』が、消費コスト抑え目な割にきっちりと効いてくれるのがお役立ちだった。第2層辺りでも巫剣をLV1でも取っておけば大分ラクだったのかもなぁ。


 24Fで出てくる敵は割とみんな個性があると言うか、イヤラシイ特徴を持っていて気が抜けない。幸いなことに雷を苦手にする敵が多いので、ブシドーの『武御雷神』が頼りになる。にしても雷属性が優遇されてるのはアトラスゲーのパターンなのかなー。
 前作は氷が比較的冷遇されてたような気がするけど、今回は火が冷遇されてる感じかな。火が役立つのは第4層の花びら+芋虫ゾーンくらいな気がする。あと何よりも、火が弱点のボスキャラがいない気が…… 『スキュレー』が火弱点ならまだアレだったんだけど。


 3色ブシドーの手始めに火を取ったのは遠回りだったのかも、と思いつつ『武御雷神』を中心に、雷の効かない相手には『昏睡の呪言』を織り交ぜて先を急ぐ。って言うか、左翼の棟はこれで完成するとして右翼の棟にはどう行ったらいいんだろう?




 階段を登って再び24Fへ。『巨大な石像』が『怪しい石像』の単純な色変えじゃないことにちょっと感動。しかし、あの頭の形は前作の『切り裂きトビウオ』を思い出すなぁ。
 相変わらず、通路の行き止まりからひょっこり現れるFOE。今まではなんとか避けられていたんだけど、遂に行き止まりにぶちあたって逃げられない状況に追い込まれてしまった。
 FOE『さまよう魔眼』。デカイ目というか、第1層の『イビルアイ』の親分みたいな感じだなぁ。とりあえずこちらはドクトルが『巫術:鬼力化』でブシドーを強化。ブシドーは今回、新たに習得した『ツバメ返し』を試し撃ちし、500*3で1500ダメージを叩き出す。おお、前作で言えば『八葉七福』で『イワォロペネレプ』を殴ったときがこれくらいだったなぁ。
 対する『さまよう魔眼』は『呪われし眼光』でパーティ全体に呪いを投げる。次々に呪われるメンバー。こりゃちょっとマズいかな?
 とは言えやっぱり頼りになるのはカスメ兄上。必殺の『ペイントレード』は大ダメージでもバックファイアがないので、これで『さまよう魔眼』を仕留めることに成功。うーん、前作で『呪いガエル』なんかを『ペイントレード』で倒してたのを思い出すね。


 てな感じで特に問題もなくサクサクと進む。が、なーんか異常に長いんですが、この脇道。途中でショートカットまで見つけたところで、ひょっとしてこれは脇道じゃないのかも、と思い始める。
 さらに先に進むと下に続く階段を発見。道なりに進むと22Fの右翼部分に辿り着く。この辺を埋めればクエスト達成とあって、ようやく帰れるかと思ったら、今度は上の階に続く階段を発見。げ、まさかまだ続きがあるのか。


 予感は的中して再び24Fへ。今度はマップ北東部分の探索が始まる。前作の第5層を思い出させるダラダラとした道のりに、いい加減疲れてはいるんだけど、幸か不幸か『罪咎の呪言』+『呪吸大斬』でTPが確保できるので帰ろうにも帰れない。
 あーあ、さっきショートカットを見つけたタイミングで一度撤退すればよかったんだよなぁ。素材を手に入れても荷物袋が一杯なので、その都度捨てていくしかないのが勿体無い。


 で、どうにか25Fに続く階段は発見。これでようやく長旅も終わりかな、と思ったところで考える。マップを見ると、どうもこの辺にショートカットがあるような気がしてならないんだよなぁ。
 そんなワケで入り口近辺の通路を徹底的に探るも成果はなし。そうこうしているうちに『さまよう魔眼』と遭遇してしまう。
 まぁ、『さまよう魔眼』との対戦は2度目。疲れてはいるけど手の内は読めてるし、怖い相手ではない。と、先ほどと同じパターンでコマンドを入力。


 ところがここで、ブシドーの『ツバメ返し』にミスが発生。続くカスメの『ペイントレード』は大ダメージを与えたものの、『さまよう魔眼』を倒しきれず、なんと呪いのバックファイアが発生する。えええええ、前作と仕様違うのーっ!?
 当然ながらHP11(←ネクタル復活済み)の兄上は、『ペイントレード』の余波に耐え切ることができず、1000ダメージ近くを食らって轟沈。その後はソードマンの『トルネード』でなんとか魔眼を撃破したものの、どうも呪いは「攻撃で戦闘を終了させられなかった時に起きる」っていう仕様らしいなぁ。うーん、厄介な。




 でまぁ、結局ショートカットは発見できず、25Fの磁軸の柱を起動させて帰還する。
 街に帰ってから『さまよう魔眼』のドロップアイテム『悪魔の骨翼』を売り払うと、『アーチドロワー』が販売されました、のメッセージが。
 おおおおお、アーチ・ド・ロワー! フランス語かと思っていたら普通に英語だったアレが!
 ちなみに前に教えてもらった話では、一般名詞としての「Arch Drawer」とは引き出しの取っ手のことを言うらしい。取っ手を引く=Drawってことなのか。夢が壊れるなぁ。


 とは言え前作の最強装備が出てきたことで、ワクワクしながら武器一覧を覗く。が、『アーチドロワー』の値段は26700en。第1層の条件ドロップで手に入る『ザミエルボウ』のおよそ10分の1の価格……
 えええええ、『ザミエルボウ』より下の扱いとかどうなんだそれー! 前作のレンジャー最強説の立役者でもあった弓がちょい強めの武器に堕してしまったことにちょっとしたショックを受ける。またレンジャーのネタが一つ増えちゃったじゃないか。
 ちなみに自分的には『アーチドロワー』はレンジャー、『ザミエルボウ』はバード、のイメージがある。多分、この辺は前作をやってる人なら同意してくれると思うけど。
 で、ついでに『ドウェルグの魔剣』があと素材一つでできるよーってアナウンスが来たけど、この感じだとこっちも最強装備から脱落っぽいなぁ。




 そんな感じで24Fは終わりかなー。
 あと、24Fとは全然関係ないけど、21Fの入り口で流れる黒雲が凄く好きだわー。第5層は背景に動きがないので、そのせいもあるのかも。
 クエスト達成報酬の『エブリコ』。なんかの装備かと思ったら消費アイテムだった。効果範囲が全体なら使うんだけどなー。
 で、「『エブリコ』ってなんだろう、楽器?」とか考えたところで、初めてバードの楽器が無くなったことに気づく。あー、今作はあってもよかったかもね、楽器。でも、TP増えるアクセあるからいいのか。




◆ベオ ソードマンLV64
STRブーストLV10 AGIブーストLv10 剣マスタリーLV5 斧マスタリーLV5
トルネードLV10 チェイスファイアLV5 チェイスフリーズLV5
チェイスショックLV5 ウォークライLV5


◆ナガヤ ブシドーLV64
STRブーストLV10 上段の構えLV10 居合いの構えLV7 下段の構えLV7
ツバメ返しLv10 卸し焔LV5 鬼炎斬LV1 抜刀氷雪LV5 細雪LV1
雷耀突きLV5 建御雷神LV1 死人の法LV5


◆ユーディット ドクトルマグスLV64
TPブーストLV4 STRブースト6 巫剣マスタリーLV10 巫術マスタリーLV10
巫剣:呪吸大斬LV5 ヒーリングLV4 フルヒーリングLV5 エリアヒールLV5
巫術:鬼力化LV5 巫術:皮硬化LV5 巫術:転化LV5


◆ミレッタ レンジャーLV64
HPブーストLV8 STRブーストLV10 AGIブーストLV3 弓マスタリーLV10
先制ブーストLV5 サジタリウスの矢LV10 アザーズステップLV1
スローステップLV5 チェインダンスLV10 ソニックステップLV3


◆ノワイト カースメーカーLV63
HPブーストLV10 呪言マスタリーLV7 力祓いの呪言LV10 軟身の呪言LV10
昏睡の呪言LV5 罪咎の呪言LV5 ペイントレードLV10