世界樹日記・その25(25F)

 そう言えば、うちのギルドのメンバーが遂に30人に達してしまいました。発売前には予想できなかったよ、こんなの!
 そのうち半分がレンジャーと言う偏りっぷりはさすがにどうかと思うので、採集部隊の役割を纏めてリストラを始めたいと思っています。レンジャーだけで10人削れるんだよなぁ。
 採集部隊と言えば、今回はレンジャーよりペットが推されているそうですが、自分は『警戒歩行』の便利さもあって相も変わらずゴレンジャーで通しております。
 と言うかですね、ペットを使う経験自体がなんか勿体無いんですよね。今まで全然使ってなかった職業なので、どうやって育てていくかを1から試行錯誤していきたいんです。前作でもブシドーとカスメを使ってて思ったんですが、手触りの違いから来る面白さってのは凄く大きいですよ。
 そんなワケで、実はパラディンもガンナーもメディックもロクに触ってません。なので、ペット、パラディン、ガンナー、メディック…… あとはボス狩りにしか使ってないアルケかバード辺りでも入れれば面白そうな2周目ができそうな気もするんですが…… うーん、TP効率悪そうだなぁ、このパーティ。


 なんにしても踏ん切りのつかない今日この頃ですが、そんな感じで以下ネタバレです。




 25F。狭い通路をFOE『ディノティラノ』が塞いでいますが、正面から粉砕突破です。『力溜め』しているうちに『ペイントレード』2発でOK。そんなワケでパワープレイ再びでザコもFOEも片っ端から薙ぎ倒して進みます。『アイアンアーマー』の先制攻撃がウザったらしいなぁ。
 マップ自体は特にギミックもなく平坦な作り…… と思ったら象形文字のワープに飛ばされて振り出しに戻ったりして。道中が長いので地味に精神的に堪えます。
 それでもめげずに再び探索を続け、マップを描き間違えたりしながらボス部屋まで到達。折角だからオレはこの赤い扉を選ぶぜ! ……の前にショートカットを開通して一回街に戻ります。ふー。


 街では各種アイテムを取り揃え。上帝さんとの最終決戦を控えてテンションが上がります。
 やはり最終決戦に挑むからには装備も万端に整えなければと、1個3500enもする『耐魔ミスト』や『耐物ミスト』までも買い込みますが、双方1つずつ買ったところでSOLD OUT。み、『水仙人掌』が足りねぇぇぇ!
 ここに来て採集部隊を派遣しなきゃならないのかなぁ、と考えるとどうにも情けなさで一杯です。というか、『水仙人掌』ってどこで取れるんだっけ? 伐採? 採取?


 まぁ、色々面倒なので、『耐魔ミスト』と『耐物ミスト』に関してはもういいやと結論付けます。攻撃パターンを見て必要なら『耐火ミスト』とか買えばいいんだし。
 あとは『メディカ3』『アムリタ』『ネクタル』『ネクタルオール』『テリアカαオール』『テリアカβ』『ラウダナム』辺りを買い込み。
 『テリアカβオール』は密かに貴重品だったみたいですね。『ラウダナム』のおかげで『巫術:祓化』は空気だなぁ。とは言え『エタニティツリー』みたいなのが来そうな予感がするので、準備はしておきます。




 ということで磁軸の柱を使って25Fへ。扉を潜ると目の前に黒FOEが。近すぎるよ!
 そう言えば、今作は前作と違ってボス部屋に入ってもいきなり戦闘が始まらないですよね。エスバットの時は警告があるけど。
 『炎の魔人』の時とか、無駄に部屋をグルグル回ったりしたのをふと思い出しました。なんかテスト前に部屋を掃除したくなる気持ちに近いと言うか。


 でまぁ、上帝さんの話が始まるんですが、この第5層は破滅を迎えた大地から逃れるための箱舟だったのですが、新しい環境に適合できなかった彼らは2派に分かれ、一方は大地での死を選び、一方は箱舟での生を選んだと、そういう話らしいです。
 で、上帝さん自身は箱舟での生き方を模索した科学者のようで、『諸王の聖杯』を用いて不死の実現を目指しているのですが、現状では『スキュレー』のような魔物を生み出すのが精一杯ってことらしいです。人間の姿のままで不死を実現することは未だ叶わないと。どこか前作に繋がるところがありますね。


 でまぁ、話としてはそれで理解が行くんですが、「え、それで終わりなの?」という。
 正直、先読みとこれまでのテキストで、上帝さんの語った部分については殆ど想定の範囲内だったんですよね。なのでインパクトが感じられなかったんです。
 もう一押し、予想を斜め上に裏切る展開が欲しかったですね。欲を言えば、不死を実現させてからどんな悪どいことをするのか、ってところまで語って欲しかったなぁと思います。


 あ、そう言えば『諸王の聖杯』の『諸王』の部分はシナリオ的な意味はあんまりないみたいですね。なんか諸々の由来があるのかなーとか当初は思っていたんですが。




 てまぁ、『諸王の聖杯』を巡っての戦闘が始まるワケです。不気味なイントロに乗って現れた上帝さんの姿は…… カブトガニ!? 画面一杯の金ピカなカブトガニです!
 なんというかまぁ、コメントしづらい外見だなぁと思いつつコマンド入力。ソードマンは『トルネード』、ブシドーは『ツバメ返し』、ドクトルが『巫術:皮硬化』でレンジャーを補強して、レンジャーは『チェインダンス』。カスメは『力祓いの呪言』、とまぁ、この辺はもう大分パターン化された感じ。
 で、ソードマンが真っ先に『オーバーロード』に斬りかかるんですが、これが固い! 『ジャガーノート』よりはマシといった風情で、もうこの辺になると敵は固いのばっかりですね。『ツバメ返し』も思ったほどダメージが入らず、ちょっと嫌なムードが。
 対する『オーバーロード』なんですが、全体状態異常、全体攻撃、カウンターと嫌過ぎる攻撃のオンパレード。攻撃力自体は『ジャガーノート』よりも控えめなんですが、攻撃の遅いブシドーがカウンターで殺されたり、混乱したカスメが杖で仲間をポコポコ殴ったりして結構大変。まぁ、その後カスメは全体攻撃で倒れて事なきを得たんですが。
 とまぁ、全体に生傷が絶えない状態なのでレンジャーが薬係として大活躍。まぁ、『サジタリウスの矢』はヘチョいし、『チェインダンス』は意味ないしで、それぐらいしか仕事がなかったってのが本当のところなんですが。行動の早いドクトルは素早く『エリアヒール』で全体回復。『TPブースト』の底上げが地味に精神的余裕を与えてくれたりして。
 そんなワケで初見の戦闘ならではの苦戦はあったものの、サクッと一撃突破。とは言えまぁ、明らかに第2戦がありそげな雰囲気なので気は抜けません。


 で、敗れた上帝さん、「不死にしてやる代わりに『諸王の聖杯』を諦めろ」的な取引を持ち出してきます。おおおおお、竜王の選択的! これはいいなぁ。ただ、一回負けてからってのがちょっと情けないぜ!
 YES、NOの選択肢が表示され、どっちを選ぶかちょっと逡巡。うーん、これは悩む。面白い。
 まぁ、あれですね、脳内設定的には、この話に飛びつきたがる輩がいたりするワケで、しかもそれがパーティ内で発言力の高い立場だったりするもんですから。とは言え、上帝さんの悪行を絶対に許せないっていうヤツも中にはいるワケですよ。脳内で喧々諤々の論争が繰り広げられています。ここまで妄想してきてよかった!


 で、結局自分が選んだのはYES!



 フン! くだらんなあ〜〜 一対一の決闘なんてなあ〜〜〜〜っ
 このノワイトの目的はあくまでも「聖杯」! あくまでも「不老不死」になること!!


 ベオのような戦士になるつもりもなければ、ロマンチストでもない……
 どんな手をつかおうが…… 最終的に…勝てばよかろうなのだァァァァッ!!



 ジョジョチックに叫ぶ兄上! いや、こんなキャラじゃないですけど!
 そしてギルド・バラックが迎えた終点はゲーム・オーバーでした! うっはー、こんな終わり方でいいのかーっ!?




 いやはや、これもまた一つの終着ですよね。でも、行き着く先がゲームオーバーであったとしても、ほんの僅かなセンテンスに過ぎなくても、選択肢を用意してくれたってこと自体を自分は凄く感謝したいです。
 まぁ、前作ではモリビト関係での自由度の低さってのが結構指摘されていた気がするんですが、自分的にはこのイベントが用意されたおかげで、もう十分に汚名返上を果たせたように思えますよ。
 正直、聖杯を手に入れても公女様に渡さなきゃいけないならアレだなぁと思っていた節もあったので、冒険者が自らの意思で終幕を選べたことは非常に嬉しかったんです。いやぁ、最後の最後でドデカいプレゼントを貰った気分ですよ。
 とは言え、逆に聖杯やら不死やらになんの感慨も持たない多くのユーザにとっては、この選択肢は選択し甲斐のない平坦な設問だったのかもとも思います。そういう意味では、このイベントを楽しめた自分は幸せだったなぁ、と心の底から思います。
 やっぱ世界樹は脳内設定を駆使してナンボなのかなと。小森さんに妄想を後押ししてもらったような気が凄くしますね。
 シナリオについては煮え切らない部分もありました。が、世界樹のストーリーはユーザが自ら紡ぐものなのだと改めて伝えられた気がします。世界樹2、面白かったです!




◆ベオ ソードマンLV67
HPブーストLV9 STRブーストLV10 AGIブーストLv10
剣マスタリーLV5 斧マスタリーLV5
トルネードLV10 チェイスファイアLV5 チェイスフリーズLV5
チェイスショックLV5 ウォークライLV5


◆ナガヤ ブシドーLV67
HPブーストLv5 STRブーストLV10
上段の構えLV10 居合いの構えLV7 下段の構えLV7
ツバメ返しLv10 卸し焔LV5 鬼炎斬LV1 抜刀氷雪LV5 細雪LV1
雷耀突きLV5 建御雷神LV1 死人の法LV5


◆ユーディット ドクトルマグスLV69
TPブーストLV10 STRブースト6 巫剣マスタリーLV10 巫術マスタリーLV10
巫剣:呪吸大斬LV5 ヒーリングLV4 フルヒーリングLV5 エリアヒールLV5
巫術:鬼力化LV5 巫術:皮硬化LV5 巫術:転化LV5


◆ミレッタ レンジャーLV68
HPブーストLV10 STRブーストLV10 AGIブーストLV3 弓マスタリーLV10
先制ブーストLV5 サジタリウスの矢LV10 アザーズステップLV1
スローステップLV5 チェインダンスLV10 ソニックステップLV3


◆ノワイト カースメーカーLV67
HPブーストLV10 TPブーストLv5 TECブーストLV5 呪言マスタリーLV7
博識LV3 力祓いの呪言LV10 軟身の呪言LV10
昏睡の呪言LV5 罪咎の呪言LV5 ペイントレードLV10






 ……とまぁ、綺麗に纏まった気はするのですが、これで終わりってのもさすがにアレかなとも思うので、もう1回ラスボス戦にチャレンジです。いやまぁ、割とラクに勝てたもんで選択もしやすかった部分も多分にあったんですけどね。
 で、2度目となる『オーバーロード』戦はサックリと突破。やっぱレベルが高くなりすぎたんだろうなぁ。


 続く第2戦は『オーバーロード』が変形します。えーっと、パッと見スパロボのオリジナル系にいそうな感じというか。あのカブトガニモードは移動力が上がって水適性がAになったりするんでしょうかね。


 と言うワケで今度こそ決戦、なのですが、戦闘の雰囲気としてはさっきとさほど変わらず。今回は全体攻撃を多用してくるおかげもあって、不死を渋々諦めたカスメ兄上が死にまくりです。やっぱ兄上的にはあそこで引き下がるのが正解だったんだろうな……
 しかしながら、攻撃自体はさほど激しくもなく。投入した『耐魔ミスト』やらのおかげでダメージ自体は控えめです。
 その合間に『巫術:鬼力化』の援護を受けたブシドーとソードマンが暴れまくり、蘇ったカスメの『ペイントレード』が火を噴きます。そして体力ゲージが赤に達した『オーバーロード』に対して、最後はソードマンの『トルネード』が駄目押しの200ダメージを叩き出し、遂に上帝の野望に終止符を打ったのでした。
 おお、最後だけ主役っぽいことをしたぞ、この子は! ダメージが微妙だったのは、ほら、最後の力を振り絞ったからだよ、うん。




 と、いうワケでエンディングです。まぁ、当たり障りのないテキストが流れてからスタッフロールに続いて終わりと。この辺は余り語りすぎずに、もうちょっと含みを持たせる終わり方でもよかったのかなという気もしますね。


 ゲーム的には、最初に選んだパーティ構成で無事完走できたことをまず喜びたいですね。まぁ、途中も色々と苦しい場面もあったんですが、なんとか志を曲げずに完遂することができました。
 前作は割と攻略重視でコロコロとメンバーを変えていたので、キャラ中心でゲームを進めたってのは自分でも珍しいんですよね。まぁ、それだけパーティメンバーに愛着を持てて、楽しく戦術を構築できたってことが言えるとは思うんですが、簡潔に言えばこの面子でホントよかったなと。そう思いますね。


 でも、ゲーム自体はここでセーブせずにパーティを変えて色々試しています。ラスボス戦はクリアするともう楽しめないというのは、自分が前作で学んだ教訓です。あー、ソードマンがダクハンに変わると凄いラクだ……!(酷)


 シナリオ的な部分については、また後日改めて所感を纏めたいと思います。まぁ、一言だけ言えば、ちょっと平坦だったかなーと。
 ただ、シナリオについては前作経験者であるか否かで評価が大きく変わるような気もしますし、自分自身が先読みをしまくるユーザだったので、前情報なしに進めた前作と比べてどうこう、という評価の仕方はちょっとアンフェア過ぎるかなとも思います。
 とは言え、あんまりそうやって自分を縛りまくると、今度は自分の生の声が届かなくなるので、まぁ、いつも通りに卒直なところを述べていけばいいのかなと思います。




 そんなワケで、ようやく実プレイに追いつきました、プレイ日記! 今はダラダラとキャラを育てている最中です。延々ボス狩りばっかしてます。26Fには、そろそろ進もうかなぁと思っています。
 なので、日々継続してのプレイ日記はここで一時中断となりますが、プレイに進捗があればその都度ご報告したいかなと。26F以降も見ないとシナリオを把握できないとなると、まぁ、頑張って先に進まないとなぁって感じなんですけど。




 ……あれ、そう言えばフロースガルさんは?