世界樹日記・その31(28Fのアイツと、30Fと、6Fのアイツ)

 そう言えば、最近になってようやくネタバレを気にせずにネットを闊歩できるようになった気がします。これは回りがどうこうってんじゃなくて、自分の中でようやく世界樹がひと段落ついたってことなんですけど、今の立場で振り返ってみると、ネタバレか否かというのは至極主観的な区分けに過ぎなくて、自分で線引きする際にも物凄い自分基準で考えがちな問題なのだなーということを思いました。
 というのは、この前のオンリーレポでポロっと第5層回りのネタバレとか、かましちゃってるんですよね。そういう、なんていうんだろうなあ、無意識的な部分で判断基準が自分基準を準用しているので、気をつけなきゃいけないのかな、みたいな。
 まぁ、もうゲームも発売して1ヵ月半過ぎたワケですし、ネタバレであまりガナり立てる人もいないと思うので、敢えて手を入れるようなことはしないんですけども、まぁ、ついついポロッと口に出してしまうことはあるような気がするので、ちょっと気をつけていかないとなぁと思った次第です。


 と言うか、ネットを回って初めて気づいたんですけど、自分のパーティってかなりの強パーティだった……感じ? いや、むしろプレイ日記を見て回ってる感じでは、自分の苦労っぷりは他所様より突き抜けてる感があるんですが、それはなんですか、単純に自分の運用がド下手なだけってことなんでしょうかね。ちょっとガックリです。
 自分の愛用してる戦術はかなりマンチキン指定っぽいらしいんですが、その辺が前作の『医術防御』バッシングみたいなことにならなければいいなぁと思っています。結局このゲームは、ユーザが好きなように戦術を選べるゲームであって、その選択の差異に上下の別をつけてしまうんじゃ、気持ちよくプレイできなくて面白くないと思うんですよね。
 まぁ、このゲームはただのスタンドアローンなゲームなので、個人のプレイが人様に迷惑をかけるということもありませんし、制限が必要なら個人の判断で賄える類のゲームです。個人の嗜好を尊重するのが世界樹ユーザの素晴らしい美徳だと個人的には思っているので、内に内に篭るようなことがなければいいなぁと思っています。


 そんな感じで、以下ネタバレです。




 クエスト『浮遊城の闇、悪食の亡霊』を受領。『ヘカトンケイル』の討伐に向かいます。って、あ、あれ、火竜じゃないの……?
 もうクエストないっぽいんだけど、おかしいなぁ。……と思ってWikiを見たら、27Fにあった剣を入手しないと火竜関連のクエストが始まらないとのこと。つーか、あの剣はアレで役目終わりじゃなかったのか。
 まぁ、いいや、色々アイテムも買い込んじゃったし、先に『ヘカトンケイル』を倒すことにしよう。ということで28FにGo。
 28Fの隠し通路を抜けると何やら謎かけが。リドルってよりかは、まんま記憶試しって感じではあるけど。
 しかしまぁ、この問題、出題が「○○は○○かどうか否か?」って形式で、「否か?」に対してY/Nを答える形なので、ひっじょーに答えを間違えやすい。答えはわかってるのにダメージ食らうとかアホの子みたいじゃないですか。おかげで兄上が瀕死ですよ。元からだけど。
 でまぁ、そんなのを繰り返して奥に向かうワケです。道中は結構長いのかなぁと思っていたら、28Fの空きスペース自体が限られているので通路を作ろうにも作れない有様。あっさりと最深部にまで到達しました。
 で、出迎えてくれる黒FOE。とりあえず突撃する前にマップでも埋めるかなーと、ちょっと歩いてみたら、なんか向こうも動いてるし。えええええ、黒FOEの癖になんだこの落ち着きのなさは! でまぁ、ホントに逃げられないみたいだったので、しょうがなく戦闘へ。


 FOEヘカトンケイル』。画面からはみ出す超巨体。というか、デザインがなんか悪魔絵師っぽいですね。
 関係ないけど、自分は長澤さんの絵では四足の獣系モンスターとかが迫力があって好きです。人型はイマイチかな。
 さておいてコマンド入力。もはや対FOE戦の戦術はほぼ固定化してて、『アザーズステップ』からの『オールボンテージ』、『巫術:鬼力化』からの『ツバメ返し』、最後に『ペイントレード』とスムーズに流れる。
 これで相手の行動を阻みつつ、こちらは最大火力でガンガン押していけるんだけど、これが『ヘカトンケイル』は固くて固くて。なんか後半のFOEってこんなんばっかりね。
 『ツバメ返し』でも150*3程度しかダメージが入らなくて、次に試した『雷耀突き』とあんまり変わらない。弱点はよくわからないけど、ちょーっとこれは通常打撃で削るのは厳しい気配。
 そのせいもあってか『ペイントレード』が超強力に感じられる。コンスタントに毎ターン2000点ダメージを与えていけるしね。結局『オールボンテージ』の効き目が結構長引いてくれたこともあって、ノーダメージで『ヘカトンケイル』を撃破することに成功しました。


 とは言え、ドロップは1種のみ。条件を調べてみると壊属性で撃破しなければならないということで、斧装備のソードマンを帯同して2度目の勝負へ打って出ます。
 三竜と違ってチェイスをガンガン撃てるワケじゃないので結構厳しいかなとも戦前は予想。だけど、『巫術:鬼力化』『ウォークライ』『変化の呪言』を使った後の、STR99『パワーゲイン』で1400点のダメージが出ると、さすがに奇声が漏れ出す始末。うはー、これは強い。
 あと、『ヘカトンケイル』は1ターン目は強化スキルを使ってくるので、こちらは安心して1ターン目を流せるのが気楽なところ。例えパンプしたとしても、2ターン目に『オールボンテージ』をかませば、ほぼ無効化できるしね。この1ターンが実は物凄く大きい。
 ということで、感覚的には三竜よりもあっさりと勝てた感じです。『オールボンテージ』を1ターン温存できるのが大きな違い。『パワ−ゲイン』もエンドカードとしては威力十分でした。
 というか、斧装備だとカスメよりも行動が遅いから、『変化の呪言』から『パワーゲイン』が無駄なく繋げるのね。多分、『パワーゲイン』だけじゃなくて『ハイスイング』とかも同じだと思う。




 さてまぁ、そんなこんなで『ヘカトンケイル』の撃破に成功。意気揚々と30Fの探索に向かいます。あれ、何か忘れてるような……?
 前作の30Fは、つづら折りの面倒なだけの道のりだったけど、今回は果たしてどうか、と思ったらいきなり登場のワープゾーン。またワープゾーン地獄か!
 とは言えワープゾーンは、手前がダミーで奥が本命のパターンを徹底的に踏襲しているので、抜けるのは容易。途中のFOEゾロゾロゾーンでやったらTPを消費してしまったことを除けば、全体的に難度は控えめ。まぁ、この階はメインディッシュが終わったあとのデザート感覚なフロアなんだろうな。
 あと、この階の特徴としては、道中のエンカウントが全然なくて、扉を開けると戦闘が始まるという、今までの世界樹にはなかったパターン。これ、Wizを模してるんだろうなぁ、きっと。
 WikiによるとマップもWiz#1のパロディらしいそうで。自分は#1は途中までしかやってないのでよくわかんないんだけど、最後の最後でオマージュバリバリな仕掛けを用意してくる遊び心に、ついついニヤリとしてしまいましたよ。
 でもこれを世界樹でやると、その、逃げられないんですね。扉が背中にあって。おかげで突然出てきた『ディノゲーター』に3タテ食らったりして。なんでダクハンのフォース溜まってないタイミングで出て来るんだよぉ!


 とまぁそんな感じで道中を突破して、いよいよ裏のラスボス『始原の幼子』との対面となるワケですが、試しに突っ込んでみたら5000オーバーのダメージを食らってあっさり全滅しました。ブシドーが『白刃取り』を発動させたのにはビックリしたけど。
 これもまぁ、お話としては『始原の幼子』が全てのモンスターの発端みたいな言われ方をしているんだけど、この階のコンセプトとあわせて考えると、『世界樹はWizから生まれ出でたゲームなんですよ』的なメッセージなのかなぁと思えたりもして。
 あと、上帝さんがクラークの「幼年期の終り」から取られてるのだとしたら、こっちは「2001年宇宙の旅」なんじゃないかとも思ったんだけど、そう思ったのって自分だけかな。自分、小説しか読んでないので映像的にどうだったのかってのは、よくわからんのですが。




 とまぁ、そんな感じで終点までを確認。『始原の幼子』は最後までとっておくとして、次は火竜退治に向かうとしますよ。
 そんなワケで各種クエストを消化消化ー。どうも件の剣は『神の鍵』と呼ばれる封印の標で、アレを引き抜いたから、今までボーっとしてた魔物たちがわーっと下層に押し寄せてきた的な話らしいです。
 あ、そうか、だから大臣が「お前らクヨクヨするな」的なことを言ってたのか。今の今まで全然罪悪感とかなかったですよ。
 そんなワケで翼の民との会話をじっくり読み深めたいところなんですが、先を急ぐので軽めに切り上げです。あ、でもギルド長のご尊顔はじっくりと拝見できましたよ。
 なんていうか、その、思ったよりもふっくらしてたというか、丸っこい、というか。もっとキレイ系を予想してたんですが、思ったよりもカワイイ系でした。「ゆっくりしていってね! ……私からいえることはそれだけだ」みたいな。まぁ、日向さんだしね、で納得できるアレです。
 あと、ギルド長はパラディンぽいからひょっとして単純に食べすぎなんじゃ……とか思ったけど、それは違いますか。
 で、火竜の鱗で研ぎ直した『神の鍵』に氷と雷のパワーを与えて覚醒させる燃え展開をかましながら、盗まれた挙句にあっさり折られるとかいうガックリ展開。そりゃないぜギルド長。
 しかし、パーティが全滅して一人だけ帰ってくるってのはギルド長の要件なんでしょうか。まぁ、『うごめく毒樹』に全滅させられたのと、『偉大なる赤竜』に全滅させられたのとでは、格が大違いではありますが。
 とまぁ、そんなこんなで奮戦したギルド長は後ろに下がってギルド・バラックの出番です。相変わらず後ろががら空きの火竜の背中に回り込もうとすると…… 火竜動きやがりました! えええええ、知恵つけやがったよコイツ!


 そんなワケで奇襲には失敗。真面目に戦うことにします。戦闘はさきほどの『ヘカトンケイル』戦とほぼ同様。今回は『変化の呪言』を織り交ぜて『チェイスファイア』を撃っていくのが違いかな。
 とは言え、思ったよりも縛りが解けるのが早くて、『ヘカトンケイル』戦ほどの安定感がない感じ。火竜は『ドラゴンビート』を多用するんだけど、腕縛りが入っていることも多くて致命的なダメージはなんとか避けられる。
 が、HPゲージが赤になってからの『火竜の激震』で、チェイス役のソードマンが倒されると、あっという間にピンチ到来。なんとかネクタルオールでソードマンを復活させても今度は『変化の呪言』が切れて身動きできなかったりもして。
 しかも『ウォークライ』と『巫術:鬼力化』を揃えてチェイスを撃つ体勢を整えても、肝心のダクハンやドクトルの攻撃が外れまくったりして、全く以ってチェイスが使えない。そうこうしてるうちに『ドラゴンビート』でソードマンが倒されたりして、泥縄な展開が続くことに。
 ドクトルの『太古の巫道』でなんとか体勢を整えて、再びソードマンを復活させたはいいけれど、もう縛りも切れてしまってヤバい状態だったので、ここは『火術の起動符』を惜しみなく投入してチェイス連打。なんとか3発目のチェイスで押し切ることに成功。さすが最後の3竜と感嘆するような激戦でした。


 ということで逆鱗と同時に『火竜の牙』もゲット。今回は斧がもうあるから何が出てくるのかと思ったら、ガンナー用の鎧でした。うーん、これはちょっと拍子抜け。
 とは言え逆鱗3種を揃えたので、これで待望の『真竜の剣』が店頭に並ぶことに。ワクワクしながら武器リストを覗いてみると、あれ、攻撃力が微妙……? パッと見、前作での壊れっぷりが薄らいだ、ごくごく上質な武器という扱いです。
 いやまぁ、確かに全能力+20は凶悪なんだけど。凶悪なんだけど! ステータス上限だと『爆炎の戦斧』より攻撃力で劣るとは思わなんだ……! ドクトルに装備させようかとも思ったけど『ドラグウェンデル』もこれはこれで捨てがたい。うーむ。まぁ、フォースなんか滅多に使わないんだけど、そもそもアタッカーじゃないのでそんな派手な攻撃力とかいらないんだよなぁ。
 あと今回は、普通に剣装備可能な職種に限られちゃうのがねー。まぁ、それが当たり前と言えば当たり前なんだけど、前作のような究極兵器っぷりを期待してたのでちょっと肩透かしだったかなと言う感じ。
 まぁ、逆に言えば、それだけ今回は装備の選択肢が増えて面白いってことではあるんだよね。「最強装備はこれ!」みたいに決まっちゃうよりかは、色々と試し甲斐があっていいのかなとも思います。
 さてまぁ、これで当面の目的だった『真竜の剣』も確保。これを入手してから縛りプレイを始めようかなーと思っていたので、普通のプレイ日記はここで一区切りといった感じかな。まぁ、まだまだ素材とか装備とか抜けている部分も多いので、改めて第1層から回って図鑑を埋めていきたいと思ってますよ。




◆ベオ ソードマンLV65
HPブーストLv10 TPブーストLV10 STRブーストLV10
剣マスタリーLV5 斧マスタリーLV10 パワーゲインLV10
チェイスファイアLV5 チェイスショックLV5 ウォークライLV5


◆ジャド ダークハンターLV54
HPブーストLV10 STRブーストLV10 TECブーストLV1
鞭マスタリーLV8 剣マスタリーLV2 蠱毒の極LV5 無我の極LV5
アナコンダLV5 エクスタシーLV5 ジエンドLV10 ボンテージケアLv3


◆ユーディット ドクトルマグスLV49
HPブーストLV9 TPブーストLV1 STRブースト10
巫剣マスタリーLV10 巫術マスタリーLV5 巫剣:呪吸大斬LV5
ヒーリングLV4 フルヒーリングLV5 巫術:鬼力化LV5 巫術:転化LV5


◆ミレッタ レンジャーLV43
HPブーストLV8 STRブーストLV10 TECブーストLV3 AGIブーストLV5
弓マスタリーLV3 先制ブーストLV5 危機感知LV5
スリープアローLV5 アザーズステップLV1 スローステップLV5
ソニックステップLV3


◆ノワイト カースメーカーLV71
HPブーストLV10 TPブーストLv5 TECブーストLV5 LUKブーストLV10
呪言マスタリーLV10 博識LV5 力祓いの呪言LV10 変化の呪言LV5
睡眠の呪言LV5 罪咎の呪言LV5 ペイントレードLV10