レイトン教授買ってきました

 業務スーパーまで78円の春キャベツを買うべく自転車を走らせたら見事にパンク。なんか最近どうもついてない気がします。
 が、安物を買うのが吉と教えて貰ったので、今日はカメクラで『レイトン教授と悪魔の箱』を買ってきました。なかなか3000円切るの見たことないんですよね、これ。
 まぁ、シリーズものなので進化の流れを実感すべく、前作の『レイトン教授と不思議な街』の方から触りたかったんですが、修理代もバカにならないしね…… ということで。お金は大事ですね!
 実はシムシティDS2も欲しかったんだぜ……! パンクさえなければ!


 で、1時間半ほど触ってみたんですが、なるほどこれは触感いいですねー。アニメがふんだんに使われてて、力が入ってるなーと感じられますし、キャラもADVとして雰囲気がいいです。大泉洋とかもっと軽い感じなのかと思ったら、予想外に落ち着きがあっていいですね。英国紳士いいわぁ。
 台詞も快適なスピードで流れてテンポがいいです。DSのADVは割と遅めにメッセージが表示されてイライラすることが多いんですが、こちらは大人だけにターゲットを絞っているせいか、こういう割り切った仕様にしたのかなぁとか思ったり。


 あと、メインとなる謎解きも、タッチペンを素直に使った感じが好印象ですね。この辺は変な動作を放り込んだりせずに、触感のチューニングに注力した感じがあって、シンプルに纏まってていい感じです。どうもレベルファイブのゲームって、枝葉の切り落としが足りない印象を受けるもので。
 自分が感心したのは、荷物をスーツケースに隙間なく詰め込むジグソーパズル的な問題で、このゲームでは、それぞれのピースを、重ねたり、スーツケースとピースエリアの境界線上に置いたりことができるんですよね。この自由度は凄いなと。凄く地味なんですけど、これは確かにプレイアビリティが優れてるんです。
 そういう細かい配慮が随所に施されてるこのゲーム、なるほどDSの出世頭的なゲームだなってのをヒシヒシと感じます。ホントいい仕事ぶりが窺えますね。


 で、謎解きの難易度なんですが、これが頭を使うというか、すっげー序盤なのにメチャメチャ考えさせられてるんですが、まぁ、今のところはなんとかヒントなしで進めてる感じです。どうもこの手の問題を見ると、自分は作り手の考え方を覗こうとして余計に考えすぎるパターンが多いですね。


 とは言え、少し気になった部分もあります。ADVモードで背景をタッチするとタッチしたオブジェクトに応じて移動と調査ができるんですが、扉付近を調査をしたいのに移動してしまったりすることがあったりして。移動は移動で別個に専用のインターフェースが用意されているので、完全に切り離してしまった方がスッキリしていてよかったのかなという気もします。まぁ、これは手間を省く意味では正しいとも思うので、自分の好みの部分だと思うんですが。
 あとは、台詞のスキップがないところとか。ゲームを中断して再開すると、今までのあらすじが流れるんですが、まぁ、別に見る必要もないなーって時もあるので。間違えて同じキャラに話しかけたりするときもありますしね。


 でもまぁ、今のところは気になったのはそれぐらいで、総評としては良作の匂いプンプンですね。物語の見せ方も一番真っ先に大きな謎を持ってきて、なおかつその後にサスペンスが続くという、理想的な流れだと思いますし、パズル的な楽しみとADV的な楽しみの両方が詰まった贅沢なゲームという気がしますね。
 まぁ、自分がどうこう言う前に、もう既に評価の固まってるゲームなので後追いのアレでしかないですけど、新鮮な新作だけに目を向けるんじゃなくて、買い逃したこういうゲームを改めて味わうってのもいいものですね。


 ……とか言いながら、オクで『ルクス・ペイン』買っちゃいましたえへへへへ。こっちも評判はいいので楽しみです。