ニンドリ買ってきました

 さらっと本誌も読んではみるけど、一番ワクワクしたのがポケモンプラチナってのはどうなのかと。去年も思ったけど、ニンドリはなんかワクワク感が足りないです。まぁ、月刊誌なのでしゃーないのかもしれないですが。
 さておいて、今回の本命は、付録の「最新完全版DSソフトオールカタログ08SUMMER」ですよ! 名前が長い!

 今回は前年より4割り増しと言うことで、更にデータが充実した感があり。でも見た目はあんまり増量感は感じないです。
 とりあえず適当にパラパラとめくって「おー、意外と売れてんなぁー」とか「うわー、初動率たっかー」とか「んが、○○○より売り上げ低いのかよ!」とか、まぁ、色々。数字見てて楽しめる人間としては、これだけで1年間食っていけます。


 ちなみに最近自分の買ったゲームの売り上げ本数を適当に抜き出してみましょうか。


 ルクス・ペイン 初週1.4万本 累計2.3万本


 同時期に出たタイムホロウは、初週3.4万本の累計6.8万本なんだよなぁ。被ったのが悪かったのか。


 バンガイオー魂 初週0.2万本 累計0.4万本
 幻霧ノ塔ト剣ノ掟 初週0.2万本 累計0.3万本


 ……あー、泣ける。まぁ、ノトノはまだ収束してない、気は、する……
 ちなみに同じサクセスのイズナは、初週0.4万本で累計1.4万本。これはでもコレシカナイ需要で結構伸びたように思うので、ノトノの着地点は相当低そうな気がするなぁ……


 無限フロやらせかあたは最近過ぎてキチンと集計されてないので考慮外。ちなみにせかあたの前作、ダンジョンメーカーは初週0.2万本、累計0.5万本。厳しい数字ですね。
 せかあたは初週0.3万本なので、もうちょっと頑張れるだろうか。口コミで伸びるといいけど、RPG多すぎでこの辺潰しあいになっているのがどうにも。




 ところで横山光輝三国志がDSで手軽に読めると、発売時にちょっと噂になったゲーミックスシリーズ。


 Vol.1 初週0.2万本 累計0.4万本
 Vol.2 初週0.1万本 累計0.3万本
 Vol.3 初週千本未満 累計0.2万本
 Vol.4 初週千本未満 累計0.2万本
 Vol.5 初週千本未満 累計0.2万本
 Vol.6 初週千本未満 累計0.1万本


 きっちり累計を落としていくのが、非常に興味深いです。デアゴスティーニとかのシリーズモノって段々売り上げが落ちてくって聞いたんだけど、ホントなんだなぁ。
 1000本単位でしか表記されていないので、詳しい数字はわからないんですが、リストに出てくる順番はしっかりリニアになってるので、売り上げも落ちているものと推測されます。よく頑張って最後まで出したなぁ。




 あと売り上げと言えば、黒字になったよって話も聞こえてきて「ホントかよ!?」と思ったスクエニの実用シリーズ。


 クラシック聴いてみませんか? 初週0.3万本 累計1.4万本
 地球の歩き方イタリア/タイ/フランス 初週0.2万本 累計2万本
 ガーデニングLife 初週0.1万本 累計0.7万本
 ティップネスのヨガ 初週千本未満 累計0.7万本
 地球の歩き方台湾/ニューヨーク/ハワイ 初週千本未満 累計0.8万本
 ワインのはじめかた 初週千本未満 累計0.7万本
 人生8万7000回の食事を楽しくするおいしく極める食通DSおとなの週末編集部厳選のオススメお店情報入り 初週千本未満 累計0.2万本
 地球の歩き方イギリス/ソウル・釜山/香港 初週千本未満 累計0.6万本
 日商簿記3級 初週0.4万本 累計1.6万本


 数字が微妙すぎて疑念が晴れません。相当開発費少なかったのかなぁ。
 人生8万7000回の(略)は、タイトルに突っ込んだ努力が見事に空回ってて泣けてきます。やはり何事もほどほどが一番と言うことですかね。
 スクエニの和田社長は、このタイトル自体を黒に持っていくというよりも、このタイトル群を通してスクエニという会社をカジュアルユーザに知ってもらう、と言ってたような記憶がありますが、地球の歩き方シリーズの累計が右肩下がりなことを考えると、どうもリピーターが生まれるほどの評判は得られなかったようにも思えます。
 この手の実用ツールでブランドイメージを構築するためには、それこそ任天堂やベネッセのような元々の信頼感と販売ノウハウが必要なんじゃないかって感じですね。ちなみにベネッセが初めて出した「読みトレ」は累計8.6万本売れてます。




 あと個人的にビックリしたのがジャンル:SLGのゲーム。
 上から順番に、Nintendogsどうぶつの森、たまごっち、たまごっち、牧場物語、たまごっち、シムシティ牧場物語シムシティ…… と納得のラインナップが続くんですが、その次にくるのが「まめゴマ ほのぼの日記」。えええええ、聞いたことねぇぇぇぇぇ!
 ちなみにこのまめゴマ、初週1万本なのに累計14.1万本と脅威の初動率を叩き出しています。その次に続くのがルンファク1,2だったりする辺り、かなりのツワモノです。


 累計では結構売れてるソフトとは言え、なにせ初週1万本だと話題にすら上りません。ホントに全然聞いたことのなかったソフトなので、この辺を見てようやく合点がいきました。お茶犬と同系統なのかー。


 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BE%E3%82%81%E3%82%B4%E3%83%9E%E3%81%BB%E3%81%AE%E3%81%BC%E3%81%AE%E6%97%A5%E8%A8%98


 まぁ、キャラゲーってことであんまり評判はよくなさそうなんですが。どうも2回は発売延期してるし。
 ちなみにWikipediaではお茶犬に次ぐ売り上げと表記されてますが、カタログによるとお茶犬の累計も抜いてます。TDKコアボロ儲けですな。
 しかも続編も開発中とか恐ろしいことが書かれているんですが。これはちょっと注目してみたいと思います。



 と言う感じで、色々と新しい発見ができた今回のカタログ。週版やら追ってっても基本的にはコアゲーマー向きのゲームしか追ってないことが多かったりするので、カジュアルゲームについても数字が追えるこの手の資料は、固まりがちな認識を改める材料として非常に有用です。
 あとはまぁ、昨年のカタログと見比べてみて、トップセールスのソフトが50万本近く伸びているのにビックリしたりもして。最近発売されるソフトはどれもセールスが伸び悩んでいる印象があるんですが、この手の定番ソフトが今なお売れ続けているんじゃ、それも仕方ないよなぁと言った感じです。