忙しいので記事引用

 http://www.gamedaily.com/articles/news/eas-boom-blox-sells-450000/?biz=1


 ブームブロックスが世界で45万本売れたそうです。EAの決算報告から正確な数字が出てきたようで、思っていたよりも売れているなぁと言う印象です。
 文中の内容は多分こんな感じ。適当に斜め読みして


・発売月の北米販売本数は6万本。トップセールスを競い合う戦略タイトルの激戦の影で人知れず行方を晦ます。 → なんかいつの間にか45万本も売れてたよ!
・期待しただけ売れている。さらに売り上げは伸びると予測。
・初週命のメジャータイトルとの比較で最終売り上げは予測できない。カジュアルゲームは発売後すぐにユーザが飛びつくものではない。
・コアゲーマーではない、子供や、習熟していないユーザ向けへの販促は非常に難しかった。
スピルバーグの名前を前面に出さず、親子の買い求めやすいように広告を出した。
・8歳から12歳の子供向けに注力した。

 中学英語レベルなので全然正反対のことを書いてるかもしれません、とくにスピルバーグ辺り。
 スピルバーグ監督の名前を出して、ついでに親子に向けて広告を展開した、みたいな流れだとちょっと文章として起承転結がなさすぎるので、スピルバーグ監督の名前を伏せて、ゲームの良さを前面に押し出した、みたいな話だと推測しましたがどうでしょう。なんか無責任ですね!




 http://www.nintendo.co.jp/wii/wiiware/warj/index.html


 任天堂から囲碁ゲーが出るなんて……! これはゲームファンの間では有名な都市伝説なんですが、任天堂の山内前社長は囲碁の有段者で、任天堂から囲碁ゲーを出すためには山内前社長に勝つルーチンを組まなければならないという話があるのです。山内前社長にいったい何が……!?
 それはさておいて、山内前社長と囲碁ゲーにはこんな逸話があります。ネタ元は種本として秀逸なデヴィッド・ジェフ著のゲーム・オーバーから。

 ロジャース(注:ブラックオニキスなんかを出したBPSの社長)が準備をととのえている間に、山内は碁のビデオゲームの市場が小さすぎて商売にならないと言う結論を出していた。碁で重要なのは、打つときの静謐、石の感じ、忍耐等で、ファミコンとは合わない――伝統ある古いゲームを、基本的にはまだおもちゃだとみなされているものを使って楽しみたいと思う人間は多くないだろうと考えたのだ。

 ロジャースは次の訪問時にカートリッジを持参すると、ファミコンに差し込んでテレビモニターのスイッチをいれ、山内をその前にすわらせた。それまで自社のゲームをプレーしたことがなかった山内は、おずおずとコントローラーを手に取り、ロジャースの指示に従って操作しようとしたがうまくいかず、たちまちコントローラーを下に置いて二度とそれに手を伸ばそうとしなかった。

 すげーシビアです。なんというかね、社長に抱いたこの感情は、萌えなんですかね。
 ちなみにこのゲーム、BPSから発売された「囲碁九路盤対局」というソフトなのですが、売り上げは1万5千本と、当時ファミコンソフトが飛ぶように売れた時代にも関わらずあんまり売れなかったみたいです。その辺からも山内前社長の慧眼のほどが窺えますね。
 さてまぁ、その時代からは20年余の年月が流れているワケですが、ゲームハードはおもちゃから少しだけ様変わりして、囲碁のユーザ層とWiiのユーザ層が少しだけ噛み合うようになって、囲碁の触感を少しだけ再現できるようになって、Wiiリモコンで操作が少しだけわかりやすくなった。それで初めて囲碁ゲームが出せるようになったのかな、と思うとこれは大きな歴史的な一歩なのではないかなと思えます。


 プレイしてみたらすげー囲碁の強い人がいて、実はそれは山内前社長だったとか。ひー。「ひろし」とか見かけたら注意が必要ですね。
 山内前社長とWi-Fiで対戦できる券とかあるなら、ダウンロードして必死こいて囲碁覚えるんだけどなぁ。