任天堂、夏場のソフト比較
今年は去年よりも売り上げを伸ばすよー、と任天堂は予め宣言してるので、企業としてはソフトのラインナップもそれに見合った数を提案していかなければならない事情があるワケです。まぁ、日本の市場の狭さとか、前期に販売されたソフトが未だ売れ続けたりもあるので、厳密に言えば比較の意味合いは薄いんですけども。
今年度の1Q(4月〜6月)は、去年の売上高を更新できたのですが(国内は縮小)、さて2Q(7月〜9月)はどうなるのでしょうか?
ってことで、去年と今年のソフトを比較してみようと思いました。
でも、ちょっと考えてみると、去年のこの時期ってあんまり任天堂のゲームで遊んでた記憶がないんですよね。せいぜいフォーエバーブルーくらい?
じゃあ任天堂の売り上げ更新も楽勝かなー、なんて思いながらちょっと調べてみたら。あ、あれれ?
昨年2QのDSソフト
7月5日 咲かせて!ちびロボ!(任天堂、4800円)
7月12日 がんばる私の家計ダイアリー(任天堂、3800円)
8月2日 スライドアドベンチャー マグキッド(任天堂、5800円、スライドコントローラ同梱)
8月2日 フェイスニングで表情豊かに印象アップ 大人のDS顔トレーニング(任天堂、4800円、フェイスニングスキャン、DS用スタンド付属)
8月9日 ドンキーコング ジャングルクライマー(任天堂、4800円)
9月6日 シータ(任天堂、3800円)
9月13日 ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊(ポケモン/任天堂、4800円)
9月13日 ポケモン不思議のダンジョン 闇の探検隊(ポケモン/任天堂、4800円)
今年2QのDSソフト
7月10日 伝説のスタフィー たいけつ!ダイール海賊団(任天堂、4800円)
7月31日 リズム天国ゴールド(任天堂、3800円)
8月7日 ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣(任天堂、4800円)
9月13日 ポケットモンスター プラチナ(任天堂、4800円)
昨年2QのWiiソフト
7月26日 マリオパーティ8(任天堂、5,800円)
8月2日 FOREVER BLUE(任天堂、5,800円)
9月20日 マリオストライカーズ チャージド(任天堂、5,800円)
今年2QのWiiソフト
7月24日 ワリオランドシェイク (任天堂、5800円)
7月31日 零〜月蝕の仮面〜 (任天堂、6800円)
8月28日 キャプテン・レインボー(任天堂、6,800円)
うぉ、なんか去年のが質量共に揃ってないか!? まぁ、任天堂は年末に備えて夏場ってあんまり注力しないんですが、それでも今年は小粒感が否めないような気がしなくも。
とりあえず、ソフトの規模でそれぞれ取り組みを決めてみるとこうなります。
ポケモン対決:ポケダン VS プラチナ
40万〜ハーフ対決:家計簿 VS リズ天G
20万対決:ドンキー&マリスト VS FEDS
10万対決:ちびロボ&顔トレ VS スタフィー
真夏の5万対決:FEB VS 零&ワリオ
ワゴン対決:シータ&マグキッド VS ?
こんな感じですよ! 一見すると互角に見えるんですが、実は去年は超ミリオンソフト、マリオパーティ8を温存してるので、戦力的には今年を圧倒しています。くっ、ディザスター将軍さえ健在だったら……!(無理です)
何気に怖いのは、去年のソフトはドンキー(20万)+顔トレ(15万)+ちびロボ(15万)+マリスト(20万)+家計簿(45万)で、ミリオン超えちゃうんですよね。決して強力な弾ではないにも関わらず、集中的に運用しても互いに食い合わずにキチンと戦果を発揮する幅の広さと陣容の深さは改めて脅威です。
今年は良くも悪くもゲーマー向けにシフトしてるなあという印象ですね。実用ソフトとか全然ないんですわ。
まぁ、9月発売のソフトに関しては、まだまだ出し惜しみしてる感がありそうなので、これからの任天堂の発表にちょっと期待したいところですけどね。海外が順調過ぎると全然発表もないかもわかりませんが。
まぁ、そんなワケで現状は極めて体勢不利な今年のソフト群ですが、これから発売されるソフトはまだまだその真価を発揮しておらず、実力は未知数です。と言うことで、最終的に今年のソフト群が去年のソフト群に勝つための方策は、これしかないなという結論に至りました。
頼んだぜ、キャプテン・レインボー! 勝利は君の双肩にかかっている!