キャプテンレインボー・その2
面白いゲームを賞賛する賛辞のひとつに、「歩いているだけで楽しいゲーム」という表現がありますが、キャプテンレインボーはそんなゲームのひとつですね。明確なイベントがあるワケではないんですが、空気感だとか、音楽だとか、走るモーションだとか、SEだとかが絶妙にマッチした時に、心が安らぐような、沸き立つような、不思議な感覚が生まれるように思います。
任天堂のゲームは、そんな「歩いているだけで楽しいゲーム」を作り出す手腕に長けているように思います。マリオサンシャインとか、どうぶつの森とか、フォーエバーブルーとか、みんなそんな感じですね。
あと、やっぱりこのゲーム、テキストのセンスが凄く楽しいです。これ、オリジナルのキャラでやったら相当ドギツくなってしまうところを、任天堂キャラで幾分か和らげている部分があるんだろうなぁと思うんですが、キャラがマイナーすぎてあんまり中和できていないような気もして。全体的にテンションが高いのが自分好みなのかな。
よく任天堂のゲームはテキストが黒いとかエロいとか言われますけど、えーっと、ぼくこどもだからよくわかんないや! ……っていうか、あんまりそういうの気にしたことないんですよね。エスプリの効いたジョークだねHAHAHAみたいなのはよくあるんですが。
でも、実は…… ってのが結構あって、それはちょっと後述します。
このゲームはもう雰囲気が抜群なんですが、一つだけ残念に思う点があります。それは、ミニゲームをリトライする際、毎回ロードと操作説明が入る点です。
ロードがいちいち入ることでゲームのテンポを著しく阻害していますし、ミニゲーム自体も難度が高く、プレイを繰り返して操作に習熟するデザインになっているので、やはりリトライに要する手間はできる限り省くべきだったのではと思います。
操作自体はWiiリモコンを使用する直感的な操作体系なので、そう度々説明が必要なものではないと思うんですけどね。ここだけはイマイチ不可解な仕様です。
ゲームはマッポに頼まれた爬虫類探しで詰まっています。どこにいるんだろうなー、爬虫類。全然見つからないよー。
以下、ネタバレ過多なのでご注意を。
ファミコン兵士に愛の鞭! 炎のスパイクを受けてみろ!
孤高の剣士鷹丸登場! 音楽が美しすぎる!
名前を間違えられても笑顔でスルー! だってそれがスーパーヒーローだから!
夢島の女王トレイシー様! 夢島やったのに覚えてなかった自分……
トレイシー様の男を見る目はワールドクラス! 並び立てるのはピカチュウくらいか!
ロード中はミミンスタンプでお絵かきできる! ロード時間を飽きさせない工夫!
釣りはリモコンを振り下ろしたり、振り上げたりとオーソドックスな作り。竿を振り上げた瞬間から格闘が始まるのでやや一体感に欠けるのが残念。
キャプチャー環境を整えられて良かったなーと思うのは、ゲームをプレイして面白かった場面を余さず紹介できるところですね。と言っても、これはぜひ自分で見て貰いたいなーと思う部分については伏せたりもしてるんですが。
自分の脳は揮発性なので、ゲームをプレイして「楽しかったなー」と思っても、「で、何が楽しかったんだっけ?」と思うことがしばしばで。ちょっとした酸素欠乏症なのではないかと思ったりもしています。
自分のプレイを見返すのもなんか楽しいです。ああ、こんなことあったなー、みたいな。この日記を書く際にも動画を見つつチョロチョロと進めています。
黒い話。ドラッグクイーンってなに? と思って調べたら……
く、黒い……!