ガンナー5人で放浪記・その14(23F)

 今までのあらすじ。「ねんがんの シルバーバスターを てにいれたぞ!」


 ガラハドさんは殺さないでボス消しバグ使用派でした。グレイがメインキャラだったので尚更殺すのは忍びないという。


 さておいて、『シルバーバスター』の試射です。この銃は、攻撃速度が上がる特性を備えた特殊な銃なんですが、果たしてどれだけの効果を発揮するのかは数値化されていないので試してみるまではわかりません。
 世界樹2は特に武器による攻撃速度の変化が顕著で、ガンナーもそれに幾度も泣かされてきたんですよね。まぁ、武器がどうとか言う前に素のAGIも激低いんですけども。
 まぁ、最低限『精密射撃』で、素早い敵の先手を取れれば重畳かなぁ、と思いながらテストを始めたんですが…… え、何これ? 『シルバーバスター』メッチャ速いよ!?
 具体的に言うとですね、『イエローゼラチン』が動く前に『アイスショット』で確殺できる……ことが多いです! 凄い! これは凄すぎる!
 いや、これはギャグじゃなくてですね、マジで大変化、大躍進なんですよ。正直『シルバーバスター』の登場で、第5層における戦闘のモードはガラリと一変しました。でも、この凄さを誰にも共感して貰えないであろうところが実に悲しいです。「そう かんけいないね」で流されてしまうのが手にとるようにわかりますね。
 しかし、『シルバーバスター』を得たことで、ガンナー無双が始まったのも確か。『シルバーバスター』使用前と使用後では具体的にはこんな違いが出ます。


 『イエローゼラチン』 『溶解液』で即死 → 『アイスショット』で速度五分
 『フォレストバット』 『精密射撃』で速度五分 → 『精密射撃』で乱数一発
 『マンドレイク』 『精密射撃』で速度五分 → 『精密射撃』で乱数一発
 『闇夜の魔馬』 『精密射撃』で確定二発 → 『精密射撃』で確定二発
 『ノヅチ』 『精密射撃』で確定二発 → 『精密射撃』で確定二発
 『ブラックウイング』 『精密射撃』で速度五分 → 『精密射撃』で確定二発


 攻撃速度を不等号で表すとこんな感じに。「疾風」は『疾風のお守り』装備時です。


 『精密射撃』+疾風 > 『精密射撃』 > 通常攻撃+疾風 > 通常攻撃 >『フォレストバット』などの速い敵 > 『闇夜の魔馬』などの普通の敵 > 『アイスショット』+疾風 = 『イエローゼラチン』などの遅い敵 > 『アイスショット』


 とりあえず通常攻撃だけでも先手を取れるという素早さ。通常攻撃で先手を取れるということは『跳弾』やスタン効果のある『ブレイクショット』で先手を取れるということで、戦術の幅が大きく広がります。『掃射』は行動速度が低めですね。試しに使ってみた程度なので詳しくは言えないんですが、属性弾と同じくらいかな。


 とまぁ、全体的に優位性が高まったのは実に大きいです。確定二発が必要なモンスターも高火力の後衛と壁役の前衛とのコンビネーションで確実に倒せますし、前衛と後衛の足並みが揃うのも実にありがたいです。
 戦闘1回につきメディカをやったら消費していたのが、ほぼノーダメージで通過できるようにもなり、経戦能力もググンと向上。この辺になるとTPは余りがちなのでスキルを惜しむ必要もなく、不意の先制攻撃を食らいでもしない限りは安定して戦闘をこなすことができるようになりました。


 さて、これで21Fやら22Fは気楽に歩くことができるようになりましたが、そうなるとそろそろ23Fの突破を目指したいところです。
 23Fの最奥に控えているのは、シナリオ進行上、最大の強敵とも言える『ジャガーノート』。正直、このプレイを始める際にも、「『ジャガーノート』まで行ったら終わりかなぁ」という懸念がありました。
 とは言え、ここまで脅威の火力で居並ぶボス敵を薙ぎ倒してきたガンナーパーティ。実際に戦ってみることで何かしら突破の手段が見えてくるのかもしれません。
 ということで、『ジャガーノート』に突撃です。まずは23Fを歩いて『ジャガーノート』部屋の手前まで侵入します。厄介な『銀板の監視者』は、Wikiの回避法を参考にスルッと無戦闘で回避……するつもりが足を縛られてグダグダになったりして。こういう時、足が遅いとやっぱり手間取りますね。
 一端部屋を抜け出して再度挑戦。今度はなんとか逃げ出して『ジャガーノート』まで辿り着きます。


 パーティの状態をもう一度確認してから『ジャガーノート』との戦闘を開始します。とりあえず基本方針としては縛りを多用して動きを封じ、その間に『チャージサンダー』でダメージを与えるという方向で考えました。ということで、1ターン目は前衛が『サンダーショット』、後衛は『アームスナイプ』で腕縛りを狙います。……有効なのは頭縛りらしいんですが、まずは雰囲気を確かめるということで。
 腕縛りは成功。『サンダーショット』は約ダメージ100点。出だしとしてはまずますですが、『ジャガーノート』の『巨角の一撃』で前衛一人が死亡。腕縛り程度では『ジャガーノート』の攻撃を凌ぐことはできないようです。
 その後は銃撃シフトに移行。『ジャガーノート』は属性ダメージを受けた直後にカウンター技の『蛮勇の障壁』を使うパターンが多いので、『チャージサンダー』でダメージを与えた後は様子見で回復に集中するターンを設けます。
 『ジャガーノート』は、2ターン目か3ターン目、腕縛りの最中に『完全破壊』を使った以外は、前衛を対象とする『巨角の一撃』『ブン回し』を多用していたので、毎ターン『ネクタル』や『ネクタルオール』を使うことで、意外と長く戦線を保つことができました。
 とは言え、前衛が倒れて後衛が前に出たり、前に出た後衛がやられて再び前衛が前に出てきたり、激しい消耗戦が続いてたんですけどね。ここで『完全破壊』を食らえば一発で終わりだったんですが、なぜか『ジャガーノート』は『巨角の一撃』や『ブン回し』に執心していましたね。
 で、最終的には『ネクタルオール』が切れたところで、『チャージサンダー』が『蛮勇の障壁』に跳ね返されて、9000ダメージとか10000ダメージとかを食らって終了。ミンチより酷い有様です。
 とは言え、正面からの真っ向勝負でも戦えるなー、ってのが戦闘してみて抱いた実感です。まぁ、『完全破壊』を食らえば一発終了なので、運ゲーと言えばそうなんですけども。


 まぁ、緒戦で6割方HPゲージを削ることができたので、行けそうだなという手応えはビシビシと感じました。『ジャガーノート』は各種バフ、デバフを使うと暴走モードに入ることが良く知られていますが、縛りやら何やらまで含めて絡め手を使わないのが実は一番ラクな戦い方なんじゃ? という気がしてきました。


 ということで2戦目。今度は前回よりもしっかりと薬を用意しての再戦です。
 で、今回は腕縛りを狙わずに『チャージサンダー』1本で攻勢を仕掛けることにしました。『アームスナイプ』で1ターンを潰すよりも、『チャージサンダー』で350*3ダメージを狙う方が意義としては大きいです。『完全破壊』は、まぁ、食らっちゃえばチャージしてようがしてまいがアウトだなと。
 さて、そんなワケでガンガンと『チャージサンダー』で攻撃。『ジャガーノート』は、やはり『巨角の一撃』や『ブン回し』を使ってばかりなので、『ネクタル』『ネクタルオール』で十分に蘇生が間に合います。
 属性攻撃後の『蛮勇の障壁』の使用率はおよそ50%くらいでしょうかね。思っていたよりもランダム性が高くて、攻撃を手控えて回復に徹していても『巨角の一撃』でご破算になったりと、読み自体は余り正確にはいきませんでした。
 しかし、『チャージサンダー』の連打は、予想以上に強力です。単発で350ダメージ程度のスキルというのは、ブシドーやらアルケの一撃に比べると地味目の数字に見えるのですが、回復、防御、補助の全部を捨てて攻撃だけに集中できるので、ターン単位のダメージが凄まじいです。さながら往年の横浜マシンガン打線のような感じですね。
 ということで理屈上では5ターンで『ジャガーノート』を粉砕できるこのパーティ、大体それぐらいで『ジャガーノート』の撃破に成功しました。なんか、もう、強すぎる。
 まぁ、比較するにはプレイヤー知識の蓄積が違いすぎてアレなんですが、初回プレイよりよっぽどラクだったような気が…… 戦っている最中に絶望感みたいなのは全然感じませんでしたね。


 とは言え、一番の勝因は『全体破壊』に代表される全体攻撃を全く食らわなかった点にあると思います。これは『ジャガーノート』のルーチン上の弱点を上手く突けたのか、ただ単純に運が良かっただけなのか、そこのところはちょっと判断が難しいです。
 とは言え、圧倒的な高火力で『全体破壊』を使う間もなく押し切る戦い方ができるからこそ、分の悪い運ゲーに持ち込むことなく一方的に畳み掛けることができるワケで、その辺がガンナーパーティならではの戦闘スタイルなんでしょうね。




 さて、そういう意味では全体攻撃だらけの『オーバーロード』戦は、今までにない苦戦を強いられる予感がします。『オーバーロード』は、全体攻撃以外にも全体バステやカウンターなど、攻撃に特化したガンナーパーティにとっては相性の悪い攻撃手段を豊富に持っているだけに、普通のプレイとは一味も二味も違うラスボス戦が展開されそうです。連戦なのも厳しいかなと。
 とは言え、ここまで来たからにはクリアを目指したいですね。どうなるかなー。






◆ビアッソ ガンナーLV45
STRブーストLV10 銃マスタリーLV5 精密射撃LV5
アイスショットLV1 サンダーショットLV1


◆ツィレ ガンナーLV47
STRブーストLV10 銃マスタリーLV5 精密射撃LV5
アイスショットLV1 サンダーショットLV1


◆ツォロ ガンナーLV50
STRブーストLV10 AGIブーストLv1 銃マスタリーLV10
アームスナイプLV5 精密射撃LV5 アイスショットLV1
サンダーショットLV5 チャージサンダーLV10 跳弾LV5


◆アルーシュカ ガンナーLV51
STRブーストLV10 AGIブーストLv1 銃マスタリーLV10
アームスナイプLV5 精密射撃LV5 アイスショットLV1
サンダーショットLV5 チャージサンダーLV10 跳弾LV5


◆マリエラ ガンナーLV50
STRブーストLV10 AGIブーストLv1 銃マスタリーLV10
アームスナイプLV5 精密射撃LV5 アイスショットLV1
サンダーショットLV5 チャージサンダーLV10 跳弾LV5




 ここで貯めに貯めたスキルポイントをガガッと『チャージサンダー』に投入。とは言え、『ジャガーノート』戦以降使う機会があるのかどうかは怪しいところです。