▼セブンスドラゴン始動
ファミ通を買ってきて、セブンスドラゴンのページを見てたら広報が宇田さん(世界樹1の広報を担当していた方)で「ぎゃー、宇田さんじゃないか!」と声を上げてしまいました。
やべー、こりゃみんな驚くぞーと思ってPC立ち上げたら、今日公開された公式サイトで堂々と宇田さんの名前が出てるんですが。すげー畳み掛け方で「ウフフフフ、実は広報がね……」みたいにもったいぶる暇も与えられなかったです。
しかしまぁ、アレですね。公式サイトも随分豪華な作りですね! ムービーまで用意しちゃってまぁ。お金もないし時間もないし手作りでやってこう、な世界樹1の頃を思い出すとちょっと涙がちょちょぎれる思いです。販促費貰えて良かったね!
公式サイトまで世界樹に似てるとかいう声も聞こえますけど、世界樹はこんなに豪華じゃなかったですぞ! なんだかんだでセガみたいな会社はこういうバックボーンはしっかりしてるよなぁと感心します。プロデューサーの小玉さんの尽力があったのかしらね。
えー、さて、なんだ、痛い信者っぷりを晒すのはこの辺にして、せっかく公開された情報なので、存分に行間を読み取って、ゲームの内容を想像していきたいですよね。そういうのが楽しいんだって宇田さんも言ってますし、予告編を見てあーでもないこーでもないと妄想できるのは本当に楽しくて幸せなことだと思いますよ。
宇田さんもそんなユーザーの気持ちに答えてくれるような頑張りを約束してくれるそうですし、まぁ、同じアホなら踊らにゃ損損ということで、力の限りに踊らされようと思います。
ちくしょー、今日は沢山ゲームしようと思ったのに、情報纏めるの楽しすぎて手がつかないじゃないかー! すっかり予定が狂ってしまった!
まずは新納さんのコラムから。相変わらず新納さんのコラムは、自分殺しで泣けてきます。悔しいぐらいにその通りなのでねー、もうどうしようかと。
ゲームへの期待を語ると凄く長くなってしまうので、それは〆に移すとして、まずはゲームに関係した内容を拾ってみます。
・自分のお気に入りのキャラクターをメイキングできて
・見下ろし型のワールドマップを歩いて世界を旅して
・歯ごたえのある戦闘に、スキルやアイテムが沢山あったりして
・ちょっとどこか、くすぐられる世界観がある
この辺りですかね。うん、漠然としすぎていてよくわからないぞ! 或いは見ただけですぐわかるっていうかね。
まぁ、概観はこんな感じで、詳細はこれから語られるんだと思いますけども。とりあえず、こうした項目を満たすようなゲームは…… ゲームは、なんだろう、ドラクエ3……ではないな、近いのはロマサガなんだけど、やっぱりちょっと違うんだよなぁ。
個々の要素は物凄くありふれた素材ではあるんですが、この組み合わせを完全に満たしたゲームってのは珍しいんじゃないですかね。そういうやり方で、セブンスドラゴンは新しさを表現しようとしているんだと思います。これは期待含みで言ってますけど。
次に小玉さんのコラムから。新納さんは余り情報を落としてくれなさそうなので、こういうときはやっぱりプロデューサーに期待ですよ!
・私が初期企画案を手にしたのは、昨年、2007年の初夏。もう、丸1年以上前のことでした。
新納さんがイメージエポックに入社したのが去年の4月だったかな。ここからゴーサインが出るまでどれだけかかったのかはよくわからないんですが、制作期間はそれなりにあると考えていいような。世界樹2の1年という物差しがありますが、まぁ、新規作品と続編じゃノウハウの蓄積も違いますし、イメージエポックも新納さんの入社で新たにラインを創設したという話だったように思うので、開発環境を整えるのにも時間がかかるだろうしで…… うん、結論としてはよくわからないですね。
・花が世界を覆うとゲームオーバー?
さすが小玉さんは惜しげもない。花に関しては誰もが思う通りですね。
・足し算と引き算の遊び?
これが一番わからない! 花と竜に並ぶっていうことは相当大きな要素なんでしょうけど。自分がパッと思い浮かんだのは、切符の数字を四則演算で10にする遊びだったんですが、それがだからなんだ、という。
あ、そうか、加減を使って7にする遊びなんだ! ブラボー! ……ダメだ、自分で言ってて意味がわからない。
・今、現場は、東京ゲームショーで皆さんに遊んでいただく版を制作中です。
TGS行きたいぃぃぃぃぃ! まぁ、ゲームの触感はそれでわかるってことなんですかね。
公式サイトの公開のタイミングといい、随分と仕掛ける手が早いなという印象があるんですが、それまで話題を持たせられるだけのネタがあるんでしょうかね。世界樹の時は割と放置プレイだったので気になります。
しかし、小玉さんと新納さんの馴れ初め(語弊のある言い方)も気になるところです。この先企画を通すためにどんな苦労があったのかが語られそうで楽しみですね。
次は宇田さんのコラムから。と言ってもゲーム的なアレはないんですが。
・みなさまがセブンスドラゴン(略称セブンス)をより、楽しみにしていただけるよう、スタッフ一同がんばりますので、最後までお付き合いいただければ幸いです。
さすが宇田さんのネーミングセンスは健在だぜ! セカキューが定着しなかったように、この微妙さ加減からセブンスも定着しない予感が凄くします。
多分、宇田さんとしてはセブリューとかを最初に挙げたかったんだと思うんですが、それじゃセカキューの二の舞だってことで今回はセブンスにしてみたんだけど、やっぱりそれもどうなんだろう、みたいな現況なのではと。うん、ここまで妄想できる自分に正直感動しますね。
セブンスは余りにも一般名詞過ぎてどうかなぁ。略しにくいタイトルなので、無理に縮めずに七竜とかでいいんじゃないかとか思いますけどね。
次に公式サイトから。
・Recruit 募集
最初はなんかスタッフでも足りないのかな、と思ったのですが、まさか製作が佳境に入っている最中にそんなことがあるワケもなく。これは多分、「ゲームに関する要望や質問をそのうち募集します」ってフリだと見ています。
ってことは、多分回答も込みで考えていると言うことで、そうなると回答の場はやっぱりポッドキャストだったりするんじゃないですかぁ? ここまで世界樹の広報活動を踏襲していて、まさかポッドキャストをやらないってことはないですよね。宇田さん、信じてますよ!
とりあえず要望が出せるようになったら、腹筋動画に挑戦して貰うように頼み込みます。
続いてインプレッションムービーから。と言っても、これはホント雰囲気優先な作りでゲームの内容はよくわからないんですけどね。
しかし、こんなに暗いお話なのか。いや、暗いのは好きですけど、世界樹も表面上は明るい雰囲気を醸してたので、その路線に則るのだとばかり。んー、なんか良くも悪くも自分は世界樹に引きずられているなぁ。
・ムービー中のテキストを拾うと以下の通り
46億年を超えて
神は再び訪れる
人類の、敵として…
序章か、終焉か…
それは
人類滅亡へのカウントダウン
侵略
グレイトフルセブンス
Genocide
七つの絶望
殲滅
花に覆われ
滅びる世界
終末の花園
Dragon Chronicle
紅の塔
古代機械文明
東京大戦
禁じられた土地
飛空挺
人類最後の希望
とりあえず紅の塔は東京タワーなんじゃないか、くらいの想像はつきますが、その辺が限度かなぁ。グレイトフルセブンスは竜のことですかね。まぁ、まずはキーワードだけ出しておいて、詳細は後々紹介しますよ、ってことなんでしょうかね。
ってことで公式サイトからは以上。最初の更新だと言うのに(最初だから?)異常に読み応えのある内容でした。ごちそうさまでした。
続いてファミ通から。今回のファミ通は、無限航路やらリ・ゾードやらKIZUNAやらダン・ダムやら気になってるゲームの情報が一杯だったので、すごいお得感を覚えています。やっべ、無限航路がスーパー宇宙船大戦になってる。
・タッチペンでスキル選択(?)
スキル選択画面は下画面に配置されているので、アイコン状に表示された各スキルをタッチペンで選択して習得やら確認やらするっぽいです。でも十字キーも併用できると、なおいいんですけどね。
ゲージ(多分スキルレベル)は5段階で表示されていますが、マスターになると区切り線がなくなるのかな。
ただ、ゲージ一杯でも区切り線があるスキルとないスキルが混在しているので、5レベルが上限ではないのかも。色が変わって2段階目、10レベルでマスターとかありそう。拡散波動砲ですね。
・クエストオフィス
クエストオフィスで、様々なクエストを受領できる様子。ルナドン式の自動生成クエストなのか、世界樹のようなイベント型クエストなのか。
クエスト履歴なんて項目があるのを見ると後者っぽいですけどね。あ、COMP率なんてのもあるし、これは決定的だなぁ。これで自分の中ではルナドンからロマサガに針が動きました。
・Exゲージ
これはフラゲ情報でも見ていたんですが、改めて見直してみると、先日仮定した「疲労度」はちょっと違うかな、という気がしてきました。
というのは、もし恒常的にステータスに影響を与えるパラメータで、かつ頻繁に数値が上下するようなものだとしたら、配置としてHPやMPと纏めると思うんです。画面写真ではExゲージを確認できる場面は、ステータスを表示した時と、キャラの戦闘コマンド入力時という限定された箇所だけなので、Exゲージが関わるのは戦闘コマンド入力時だけ、つまりある種の戦闘オプションの使用に関係した要素なのではないかなと思えてきました。
まぁ、ぶっちゃければブーストorフォースみたいなもので。あれも確認できるのは、ステ表示時とコマンド入力時だけですよね。その時だけ参照すればいいパラなので。
とまぁ、そんな感じで。書きながら考えて、考えながら書いているので、多分、ちょっと落ち着いて考え直してみると、「あ、やっぱそんなことなかったわ!」みたいなのがありそうな気もします。今も実際にありましたしね。
でもまぁ、スピード感というか、思いついたそのままを書き込んで、読んだ人にどう思うかを問いかけるライブ感を自分は大切にしたいと思っているので。全然見当違いのことを言ってたとしても、それはしゃーないなーと思っています。
なので、ガンガン推論をぶつけてくれると嬉しいです。まぁ、答えはいつか新納さんが教えてくれると思うので、それまでの繋ぎとしての推論のための推論にしかならないとは思うんですが。
でも、自分はそういうの、好きです。そうやって理想のゲームを突き詰めようとする探究心が凄く好きなんです。
最後に差別化で思うことを少々。
「差別化」と「斬新さ」については、確かに新納さんの言う通りで、最近はDSでも多数のRPGが発売されますが、その差別化は本当に必要な差別化なのか、差別化することで本当にそのRPGは面白くなるのか、必要性が心まで響かない新システムが多くなっているような気がします。
だって差別化さえすればウリが生まれますもんね。それがラクなんです。でも、逆に差別化されたゲームに満ち満ちた今だからこそ、王道のど真ん中を直走るというのは回り回って最強の「差別化」だとも思うんです。
尤も、新納さんのいう「素直なRPG」が文字通りの平坦なRPGだとは自分は全然思っていませんけどね。世代間の壁というのは確かにあって、今の時代にドラクエやFFのリメイクものが売れるのも、その世代の空気を知らない人にとって、それが酷く新鮮に感じられるからだと思うんです。懐古主義だけでは決して100万という数字は動きません。
そして、新納さんはオッサンです。まぁ、失礼な言い方になりますけど、少なくとも新納さんの話すPCゲームの話に自分はついていけません。無理です。
だから新納さんにとっては、物凄く当たり前のことに過ぎない経験の数々も、自分にとっては物凄く新鮮に思えるのではないか。そうした期待が自分には強くあります。
その先例を自分は世界樹で経験しましたし、多分、このセブンスドラゴンでも味わえるのではないかと強く期待しています。古くて、懐かしくて、でも、新しいRPG。今から本当に楽しみです。