▼ポケモンプラチナ・その6

 再度四天王戦へ。今回は「凄い傷薬」と「元気の欠片」を10個ずつ買って挑戦です。レベル上げは…… まぁ、これで負けたら考えるということで!


 一人目は虫ポケモン使いのリョウ。登場時のアニメがいちいち細かいなぁ。
 前回と同じくギャロップに一番槍を任せて「フレアドライブ」で勝ちまくり。同時にダメージも受けまくりです。なんだかLVの上昇と同時に受けるダメージも酷くなっているような……
 冷静に考えてみると、もしギャロップじゃなくてヘルガーを育てていたら、こんな神風作戦に頼らなくて済んだのかもしれないんですよね。悪タイプだからゴヨウにも強いし……
 とは言え、ギャロップギャロップで十分強いです。ハッサムが出てきたタイミングでHPが赤ゲージになっちゃったのは、「またか!」と思わざるを得ませんでしたが。
 そして「電光石火」をまた食らっちゃうとかもうね。忘れてたんだよぉぉぉぉぉ! ドダイトスにチェンジして「地震」でハッサムを仕留め、続くドラピオンは、「氷の牙」の4倍ダメージを貰いながらも連続の「地震」で勝利します。(←コピペ)


 貴重な「元気の欠片」を早くも消費。ギャロップのHPを回復させるべきかどうかで悩みます。
 ギャロップのHPは言ってみればPPみたいなものですからねー。ギャロップが必要なタイミングで燃料切れとかシャレにならないです。
 「凄い傷薬」を使うのはちょっと勿体無いなぁと思って荷物を漁ってみると、あれ、「いい傷薬」がない…… そう言えばギラティナ戦で使い切った覚えがあるわ。なんてこったい。
 仕方がないので「凄い傷薬」をギャロップに使います。さようなら、1200円…… とは言え、これで惜しみなく「フレアドライブ」が使えます。


 2人目は地面ポケ使いのキクノ。今回は自信を持ってドダイトスを送り出します。いやまぁ、前回も自信はあったんですけど。キクコと勘違いしてただけで。
 初手のナマズンを「葉っぱカッター」で沈めると、氷4倍でも落とせないグライオンにやや梃子摺りながらもあとは完勝。ドダイトスフローゼルさんと両面から攻められるので相性のいい相手ではありますね。
 戦闘後、グライオンの「雷の牙」でダメージを負ったフローゼルさんを回復させるべきか悩みます。被ダメはHPの半分程度という、これまた非常に悩む状況。「いい傷薬」さえあれば…… と思わずにはいられません。
 まぁ、フローゼルさんは落ちるときはHP全快でも落ちるしね。ってことで、今回は回復を見送り。次のバトルに向かいます。


 3人目の四天王は炎ポケ使いのオーバ。……って、しまった! ここはフローゼルさんが出ずっぱりの場所じゃないですか!
 前回の経験で、オーバ戦はフローゼルさんで一気に駆け抜けるのが上策という結論に至ったんですが、そのフローゼルさんが負傷中なのはちょっと怖いところです。仮にフローゼルさんが相手ポケを打ち漏らすようなことがあれば、反撃であっさりフローゼルさんが落とされて、以後の展開はグダグダになることでしょう。
 数値的にはフローゼルさん自身の攻撃力も、「滝登り」の攻撃力も、やや微妙さの残るところ。素早さが身上のフローゼルさんではありますが、ここでは突破力が試されます。
 ……が、そんな心配をよそに次から次へと炎ポケを落としていくフローゼルさん。炎ポケは概して防御が薄いせいもあるんですが、わんこそばをお代わりするかのようなスピードで次々にオーバのポケモンを撃ち落としていくフローゼルさんはマジカッコイイです。エースの風格バリバリです。


 話は逸れるんですが、今回もHPゲージの減り方はダイパと同じなんですよね。ハピナスなんかを攻撃するとジリジリジリジリHPが減っていくアレです。
 この仕様のお陰でポケモンのHPが高くなる後半のバトルはあまりテンポがよくないんですが、ジワジワとダメージが入るこの演出、緊迫感があって自分は凄く好きです。特に実力が拮抗している相手との戦闘ではHPゲージが削れて行くのをじっと見守ってしまいますよね。
 自分はテンポ至上主義者なので、テンポを優先して欲しかったな、と思う気持ちもあるにはあります。最終的なテンポではやっぱりGBAポケに軍配を上げますけども、プラチナの選択も、まぁ、戦闘に重厚さを添えているので、これはこれでアリだなと思っています。


 さて、話は戻ってオーバ戦です。怪我を負いながらもヘルガーゴウカザルギャロップを次々に撃破したフローゼルさん。その前に立ち塞がるのはブーバーンです。
 今まで出てきたポケモンとはタフネスが段違いなブーバーン。とは言え、ブーバーンと互角に戦えるのはフローゼルさんただ一匹で、フローゼルさん次第で展開がどちらにも転ぶ可能性がある、勝敗の分水嶺とも言えるポイントです。
 しかし、こういう展開になると、やはりフローゼルさんの怪我が足枷になります。ブーバーンの攻撃を一発受け止められるだけの体力があれば、こちらも安心して攻め込めるんですが、「滝登り」を凌がれてしまったら、と思うとやはり躊躇します。
 とは言え、ここは一騎当千の活躍ぶりを見せてくれたフローゼルさんを信じるべき時。フローゼルさんの伝家の宝刀、「滝登り」で攻撃です。
 「滝登り」を受けたブーバーンのHPは…… 少し残った! うわぁぁぁぁ、耐えやがったコイツ!
 さすがのフローゼルさんもここまでか、と思った、しかしその瞬間。


 ブーバーンは怯んで動けなかった!


 怯み発動来たぁぁぁぁぁ! ヤバい、フローゼルさん凄すぎるわ!
 その後のフローゼルさんは「アクアジェット」でキッチリとブーバーンを沈め、最後のブースターも難なく下すことに成功しました。フローゼルさんだけで5人抜きとかマジ凄いな!


 さて、フローゼルさんの活躍に歓喜しつつも、次の相手は、以前土を舐めさせられた四天王最後の一人、ゴヨウです。さすがにここまで来るとレベル差のアドバンテージも薄く、後は地力の勝負となります。
 ここで非常に迷うのが先発の選択です。自分のポケモンはどれもそれなりに対エスパー技を持ってはいるのですが、威力が微妙だったり、命中が微妙だったりと、安定して勝ちを狙えるポケモンとなると途端に選択が難しくなります。やっぱりそういう意味ではヘルガーがいたら鉄板だったのかも、と思いはするんですけども、まぁ、今はタラレバに逃げこまずに、自前の面子で勝つ方策をまずは探さなければなりません。
 ここで改めてステータスをチェックしてみると、意外なことに攻撃力が一番高いのはフローゼルさんでした。ドダイトスはLVが高いにも関わらず次点。
 持ち技はフローゼルさんもドダイトスも同じ「噛み砕く」なので、ここはフローゼルさんに続投をお願いすることに決めました。ホントフローゼルさんは働き者ですね。


 さて、そんなワケでゴヨウ戦。初手のバリヤードは物理防御も高くてイヤな相手です。
 相変わらず怪我をしたままのフローゼルさんにはやや荷の重い相手かとも思いましたが、ここは難なく「噛み砕く」で突破します。フローゼルさんはこれで、えーっと6人目抜きか。
 そして次に出てきたのは初戦で地獄を見せられたエルレイド。うぉい、出てくるの早いよ!
 とは言え、今回はロトムが控えているので話はちょっと違います。先手を取っての「怪しい風」2発で、ダメージを食らいながらも勝利です。
 エルレイドを倒して勝負は決まったかと思いきや、ゴヨウが次に繰り出してきたのはドータクン。んー、このドータクンは「浮遊」持ちなのか「耐熱」持ちなのか。ギャロップを出すべきかドダイトスを出すべきか迷います。
 とりあえず博打性の薄い炎でここは攻めることにして「フレアドライブ」で攻撃。これを凌がれたりすると返しの一撃でギャロップは落ちるかも、という不安はありましたが、どうやらドータクンは「浮遊」持ちだったようで、見事一撃で粉砕することができました。
 続くフーディン、エーフィは耐久が低いので、先手の取れるフローゼルさんで撃破。速度勝負になると少々厳しい相手ではあるんですが、紙一重でこちらの速度が上回ったようです。
 ということで、なんとかゴヨウにリベンジを果たし、これでいよいよチャンピオンとの決戦を残すのみとなりました。というか、チャンピオンはシロナなんですよね? あれだけ出番が増えると、ダイゴパターンがありそうで怖いわ。


 ちょっとドキドキしつつ、最後の部屋に向かうとちゃんとシロナがいました。おおおおお、なんかホッとした。
 話し掛けるといよいよ最後のバトルの開始です。新規アニメでシロナの男前度が上がってますなー。
 シロナの先発はミカルゲ。こちらはロトムです。早速「怪しい風」で攻撃を仕掛けると、あれ、SEが抜群じゃないぞ…… って、しまった、ミカルゲって霊+悪か! 弱点ないんだ!
 すっかりタイプを忘れていたミカルゲの返しは、霊タイプにはキツい「シャドーボール」。一撃であっさりロトムがやられます。これは痛いなぁ。
 こちらはドダイトスを送り出して「地震」でミカルゲを倒しますが、まだまだバトルは始まったばかり。続いてルカリオが飛び出してきますが、ここはギャロップに交代して「フレアドライブ」で薙ぎ倒します。
 そしてシロナの3番目のポケモンミロカロス。なんかイヤーな相手が出て来ました。
 とは言えドダイトスなら対抗できるはず、と送り出してみると、ミロカロスの先制「冷凍ビーム」でドダイトスが一撃で落とされてしまいます。4倍ダメージはさすがにキツい!
 うーん、ロトムさえ残していれば、ミロカロスとは互角に戦えたハズなんですが、それも今では後の祭り。うーん、一度の失策がここでジワジワと響いてきましたよ。
 手持ちで戦えるのはタイプ的に不利なギャロップと、攻め手のないフローゼルさん。まともに殴りあうにはちと辛い面子です。
 ここは時間を稼いで回復をするべき時だと考えて、フローゼルさんを矢面に立たせてその間に「元気の欠片」でロトムを復活させます。ミロカロスが「ミラーコート」で無駄にターンを浪費しているうちに、こちらは回復を済ませて、ビーダルさんにタッチ。ビーダルさんが「竜の波動」で散った後は満を持してのロトム登場です。
 ロトムの「放電」はミロカロスに効果抜群! タフさがウリのミロカロスですが、さすがにこれには耐えられずダウンを喫します。
 これで流れを掴んだと思ったその瞬間、しかし、シロナが繰り出してきたのはエース格のガブリアス! 一つの山を越えたと思ったらもう一つの山が眼前に現れました。
 とは言え、ここまで来たら後は押し切るだけです。「怪しい風」を置き土産にロトムは「ドラゴンダイブ」の連発でダウン。そして後を引き継いだフローゼルさんは、この一戦のために磨き上げた「氷の牙」でガブリアスを強襲します。
 4倍打でもキクノのグライオンを落とせなかったフローゼルさんの「氷の牙」。それは果たして、シロナのガブリアスを落とすことができるのか?
 HPバーがジリジリと減っていきます。それはゲージが赤くなってもまだ止まりません。遂には最後のドットまで掻き消えて。そして一瞬のタメを置いてガブリアスが倒れます。
 シロナは最後のポケモントゲキッスを繰り出してきますが、自分は既に勝利を確信していました。フローゼルさんが「氷の牙」を放ち、返しの「電撃波」に倒れ、そしてギャロップが最後の「フレアドライブ」を叩き込きます。トゲキッスが沈み、そして勝利のファンファーレが流れ始めました。


 終わってみれば、6体中4体のポケモンが瀕死という壮絶な戦い。さすがチャンピオンを決めるに相応しい、歯応えのある一戦でした。
 もっとやりようによってはスマートに勝てたのかもと思うところもあります。でもまぁ、互いに全力をぶつけあったこの感じ、あっさりと試合が決まるよりも波乱に満ちていて楽しかったですよ。
 とりあえずこれでポケモンプラチナはクリア、ということになります。プレイ日記もこれで一段落ということになるかと思いますが、まだまだバトルフロンティアやら、楽しめる要素は盛り沢山なんですよねー。
 なので、また何か面白い試合とかあれば報告したいかなと。って言うか、アレかな、今回はビデオとかアップできるのかな。だったら結構気軽に報告できるかもしれないですねー。


 あと、今回のMVPはなんと言ってもフローゼルさんですね。あらゆる場所で大活躍でした。
 ちょーっと能力的には非力なんじゃないかなーと思っていたんですが、全然そんなことはなくて。予想以上の活躍を見せてくれました。
 ちなみにクリア時のそれぞれのレベルは、ドダイトスLV66、ギャロップLV60、ロトムLV60、フローゼルLV64でした。フローゼルさんは一番参加が遅かったのに、四天王戦やらでガンガンLV上がってねぇ。急成長振りが凄かったです。