▼ゴーストトリックつぶやきプレイ・その4(第15章〜最終章)
ゴーストトリックをプレイしながら呟きまくった記録です。思いっきりネタバレバリバリですんで、閲覧にはご注意下さい。
今回は第15章〜最終章までです。もう断る必要もないとは思いますが、最大級のネタバレ含みですので、クリア後までは目を通さないことをオススメします。
このゲームを終えてちょっと思ったことを書いてみます。
ゲームには自ずから消費されやすい要素と消費されにくい要素とがあります。消費とは、つまり「飽きる」という意味で、プレイヤーにとって再現性が容易な要素ほど消費されやすい傾向があるようです。
その中で最も消費されやすいシロモノが「驚き」です。小説でも映画でもなんでもそうですが、初見の驚きを超える驚きを再度の鑑賞で得ることは難しいんですよね。
勿論、巧舟さんのテキストの味は健在で、全てのテキストを拾うために、より深く物語を理解するために、再プレイの余地は大いにあります。それでも、記憶でも失わない限りは、構成の面白さを最大限味わえる機会はたったの一度限りと言っても過言ではありません。
このゴーストトリックはユーザに衝撃的な「驚き」を与える、消費されることに全力を注いだゲームなんですね。その刹那的な輝きを美しいと思うか、不毛と思うかで、この物語を読み終えた時に得られる充実感は大きく違ってしまうのではないかと思います。
濃密でめまぐるしく移り変わる一夜限りの幻想にどっぷりと浸かりたいという方。是非ともこのゲームを手にとってプレイして欲しいなと思います。
一方で、ゲームはコストパフォーマンスが何よりも重要だ、とお考えの方。ゼノブレイドオススメしますよ。
自分は、両方をプレイして全く違った味わいを楽しめました。何事もメリハリが大事ですね。