▼エルミナージュクリアしました

 クリアまで大体45時間位かなー。竜の牙(最後のダンジョン)は割と駆け足で突破しました。というか、森(2つ目のダンジョン)の中央部のモンスターってラスダンのモンスター並の強さなんじゃないか…… そりゃロイヤルハニー強いワケだわー。
 自分は全てのダンジョンを隈なく歩いて、それからやっとこさ指輪探しを始めるような遊び方をしていたんですが、どうもこれだとキャラがクリア想定レベルを相当上回るところまで成長してしまうみたいです。ラスボス戦もまぁ、サクッと勝てちゃいましたし、道中で出てくるモンスターもそれほど変わり映えしないので、万全を期して最終ダンジョンに飛び込むと見慣れた相手をばったばったと切り伏せる味気のないプレイになってしまいがちのようです。
 緊張感に満ちたプレイを期待するのなら、方針としては指輪捜索を重視して不要なダンジョンは2周目までお預け、或いは1stパーティと2ndパーティで担当を分ける、みたいな気持ちでいた方がいいのかもしれないですね。ダンジョンの構造は基本的に単調というかランダム作成ダンジョンみたいな感じで、謎解きや踏破を楽しむよりは戦闘を楽しむためのフィールドとして機能している感じです。目的意識もなくウロウロ歩き回って見知った敵と戦うのもモチベ的には宜しくないと思いますし、指輪を集めたらさっさと竜の牙に挑戦しちゃうぐらいのスピードがマゾゲーマー的にはいいのかもしれません。竜の牙は割とギミック豊富で面白かったですよ。


 さておいて、クリアまで一息で突っ走ってしまったエルミナージュ。自分は飽きっぽくてあんまり2周目とかのやり込みはできない人間なもので、面白かったこのゲームもここで一区切りかな…… と思っていたんですが、エンディングがえらくサッパリしていて、クリア後もなんか王様から普通に依頼が来るもんですから、「あー、終わった終わったー!」という充足した気分もなしに、粛々とクリア後プレイを続けています。というか、どうやらエルミはここからが本番みたいで、2周目に入るためにはまだまだクリアしなければならない要素があるようです。
 しかし、クリア後のエクストラダンジョンに潜ってみたら敵とかメチャクチャ強くて、クリア前は「あー、なんかキャラ育てすぎちゃったなー」なんて思っていたのが、大層な思い上がりだったと思い知らされましたよ。ヤバい、レベルとか全然足りないわ。隠しボス強すぎます。
 でも、なんというか、これで改めて自分の中で火がついたような感じで、エルミ購入直後、サルのようにハマっていた感覚を再び取り戻してハック&スラッシュを堪能しています。おかげで連休中は殆どの時間をエルミに突っ込んでしまいました。
 やっぱり超えたいと思う目標が間近に感じられないとプレイがダレるなと実感しますね。中盤以降はパーティの戦力も充実して、Aボタン連打で戦闘が終わるような場面も少なくなかったので、全体的にプレイングに緊張感が欠けていたんですよね(ただ、これはエルミのバランスがヌルい、という意味ではありません)。
 なので、クリア可能なレベルに達してしまったら素早くラスボスを倒して隠し要素を堪能する、というのがこのゲームを一番楽しめる遊び方なんじゃないかな、と自分は思います。このゲームは達成困難な目標と、目標を突破するための手段の両方が存分に用意された作品なので、プレイヤーはコストパフォーマンスだとかの変な遠慮を抱かずに、心の赴くままに全力疾走で走りきってしまえばいいんだと思います。
 そして、ゴールを超えたときにプレイヤーは気づくはずです。ああ、ここはゴールであって、同時に新たなスタート地点でもあったんだ、ということに。そんな懐の深さがこのゲームの持ち味の一つではありますね。


 そんなワケで今は隠しボスと戦っているんですが、いやー、めっちゃ苦労してます。Wizプレイヤーにはお馴染みの、レベル1相当の経験値を消費して願いを叶える強力な呪文がエルミにもあるんですが、これを乱発してようやく勝てるような激戦を日夜繰り広げています。
 まぁ、言うなればドラゴンボールのセル戦で、天津飯気功砲を連発して、命を削りながら塹壕を掘ってるような感じとでも言いますか。向こうの攻撃がどれも即死レベルの苛烈さで、1ターンに1人死ぬのは当たり前。2、3人死んで一瞬で戦線が瓦解することも珍しくないほどなので、真っ当な回復呪文では全然被害に追いつかないんです。というか、回復役自体、回復呪文を唱えるまで生きているか保障がないぐらいで。
 まぁ、ちゃんとレベルを上げれば正攻法でも戦えるとは思うんですが、今の自分はサイヤ人レベルに達していないので、レベル1単位を弾扱いで消費しながら戦っています。戦闘後に侍と司教のレベルが5つも6つもダウンしたりして、普通に戦ってるほかのメンバーとのレベル差が酷いことになったりもして。経験値にして約1000万点差。泣けるなー。


 でも、「限界まで戦ってるな!」って感じでこれは楽しいですよ。割と敵の攻撃はパターン化されてるのできちんと装備を整えれば一方的に勝てるのかもしれないですが、試行錯誤感がある間が一番楽しいのかなぁと言う気もします。




 話は全く変わって鍛冶錬金の話を。自分のメモ兼用でちょこっと書き出してみます。
 エルミでは、宝箱から入手する素材を使って装備を強化することができるんですが、強化可能な要素は素材によって異なります。エルミには全部で6種類の素材がありますが、素材はそれぞれ用途が異なるので、なんでもかんでも数値が高いものを選んで合成すればそれでいい、というのではなく、武器なら武器向けの、防具なら防具向けの素材を選んで合成するのがベターかなと思います。
 とは言え、個別の素材をどう活用したらいいのかというガイドはあんまり見ないので、自分の経験ではありますが、ちょこっと纏めてみたいと思います。


◆ドヴェル軟鋼
 ドヴェル軟鋼は、装備の特性に応じて幅広く諸要素を底上げできる初心者向けの素材です。一方で呪い解除や制限解除などの変化球的な用途には適さないため、ストレートに強力な戦士用の武器防具を数値的に底上げするのに適していると言えます。
 余ったポイントは、ターン回復や呪文抵抗、属性攻撃/防御、特殊発動などなど様々な部分に回すことができるため、序盤からポイントを余すところなく使えるのも大きな長所です。とりあえず合成する素材に困ったらドヴェル軟鋼を選べばまず間違いはないでしょう。


◆氷化エルブン鉄
 氷化エルブン鉄のユニークな点は、呪い解除が可能で、同時にダメージの増加やACの低下が図れる点にあります。呪文抵抗や特殊抵抗を持たないシンプルな装備をさらに数値的に強化する際には、この素材が役立つことでしょう。
 どちらかと言えば武器を強化するのに向いた素材で、倍打や射程を弄れるので、終盤用の特定のボスやダンジョン向けの尖った性能の武器を作るのに適しています。高ポイントが望めない序盤は、HP回復が便利です。


◆ベクトレイム
 ベクトレイムは、ダメージやAC低下など武器・防具の基本的な性能を底上げすることはできますが、それ以外の用法が限定されているため、単純な数値強化に最も適した素材です。HP回復も付加することができるので、序盤で何かと便利な素材と言えます。
 特徴としては性格、性別、種族の各種制限を解除することができるので、強力な女性専用武器を男性キャラでも使いたい、という場合に特に有用です。フェアリー用の装備を作る際にも役立つ素材でしょう。


◆魔蒼石
 魔蒼石は、ダメージやACを強化することができない反面、各種抵抗や属性攻撃、特殊発動などの様々な数値を伸ばせるテクニカルな素材です。属性攻撃、特殊発動に長けた武器をさらに強化できるので、後衛職の装備や、忍者・盗賊・狩人などのテクニカルなアタッカーの装備を強化する際に特に役立つでしょう。
 また呪いを解除できるのも見逃せない点です。敵の持っている装備は特殊能力を備えているものが少なくないので、魔蒼石で発動率を引き上げてやればさらに有効に活用できます。
 氷化エルブン鉄と同じく、倍打を付加できる素材ではありますが、ダメージが強化できないので、単純な打撃用武器を強化するには小回りの効きにくい素材ではあります。氷化エルブン鉄との使い分けとしては、首切りや石化能力を備えた武器で後列から攻撃する、後列の敵を狙う、と言った用途を想定している場合に有効な素材と言えます。


◆三層オラート
 三層オラートは用途としては魔蒼石に似た素材ではありますが、こちらは倍打や射程が付加できない反面、種族や性格による限定条件を解除できるので、呪文抵抗や特殊抵抗に優れた防具・アクセサリを強化するのに特に向いた素材です。
 また、魔蒼石を使うには勿体ない魔印、属性杖といった魔術師用の武器やアクセサリを強化する際にも重宝する素材です。


◆ミルストーン
 ミルストーンは全ての素材の中で、唯一呪いを解除しつつ性格や種族などの限定条件を解除できる素材です。しかし、数値的な強化は全く行えないので、使いどころが極めて限られるユニークな素材でもあります。
 呪い解除を抜きにすると、魔蒼石や三層オラートの方が用途が幅広くなるので、用法としては倍打を手軽に付加したい場合に使うことが多くなると思います。倍打を付加できる氷化エルブン鉄や魔蒼石は使い勝手のよさから不足しがちなので、こちらを代用として使う機会は多いでしょう。



 という感じで、一口に素材と言っても使い方には大きな違いがあります。まぁ、上記はあくまで基礎的なガイドなので、慣れてきたら自分ならではの用法を考えていけばいいんじゃないかなと思いますけどね。




 最後に現在のキャラプロフを。クリアレベルは盗賊80の他60くらい。隠しボスとの対戦は盗賊100くらいからですかね。


 キャシディ(ワービースト♀・神女 LV133)
 AC-24もボスの前では紙同然。ハイマスター能力の降魔調伏とイムルアラティでパーティのエース格。


 イベロ(人間→ワービースト♂・侍 LV98)
 ウルマクル唱えすぎでえらいことに。ハイマスター能力のツバメ返しはむしろ即死攻撃を回避できる最強の防御用スキル。


 ミュイ(フェアリー♀・盗賊 LV182)
 回避能力抜群なサマーに対して確実に10HITを叩き出すアタッカー。これだけLV高いとACとか関係なく押し切れますね。


 グラスタバウ(ドラゴニュート♂・錬金術師 LV160)
 ボス戦では攻撃力を上げるオラースと召喚獣にタゲを集めるヴィッフィが便利。高純度合成は130%程度。


 オズロイ(デビリッシュ→ドラゴニュート♂・召喚士 LV102)
 エンクミ連打可能なヴァンパイアロードが強い。ボス戦の肉盾供給役。


 ネルネリ(エルフ→フェアリー♀・司教 LV92)
 ウルマクルの使い手その2。LV差も相俟って耐久力の低さがここに来て顕在化。